今回のワインはルシアン・ル・モワンヌのブルゴーニュ・ルージュ2015です。2015vtはブルゴーニュの当たり年と当時に聞いて、エノテカで手に入りそうなACブルゴーニュを片っ端から購入していました。
そのため、少しずつ飲み頃を探りながら飲んでいますが、今でも在庫多数です。
そんな中の1本を今回抜栓しました。
ルシアン・ル・モワンヌはネゴシアンですが、仕入れ先のブドウは一流のドメーヌの特級畑と1級畑ばかりであるとか、こだわりの樽や醸造など、普通のネゴシアンの一線画したこだわりようです。
約3年程レンタルセラーで寝かせてからの抜栓しましたが、非常に素晴らしい香りと味わいでした!
目次
ルシアン・ル・モワンヌのブルゴーニュ・ルージュ2015
ワインの情報は購入先のエノテカオンラインから引用しています。
2018vtのコメント
外観は明るいルビー色。グラスに注ぐと、熟したイチゴやラズベリー、レッドチェリーなどの果実のアロマに、バラやシナモンのニュアンスが重なります。味わいは豊潤な果実味と柔らかなタンニンが特徴。伸びやかな酸味と綺麗なミネラルが、美しい余韻となって長く続きます。ルシアン・ル・モワンヌのスタイルを気軽に愉しめる1本です。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
生産者:ルシアン・ル・モワンヌ(ブルゴーニュ・ルージュ’15)
生産者の情報は購入先のエノテカから抜粋・要約しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
自らの畑は持たず、一流ドメーヌが所有する特級、一級畑のみで造られたワインを樽で購入し、熟成、瓶詰めを行うといういわゆるネゴシアンスタイルでワインを生み出しています。誰もが知る錚々たる名門ドメーヌばかりが名を連ねているといいます。低温で温度管理しながらゆっくりと自らの手でマロラクティック発酵を行い熟成。その際に使われる樽に使用するオークは、各ワイン(区画)とヴィンテージの特徴に合わせて、じっくり、そして丁寧に炭であぶって造るというこだわりぶりです。
一般の倍の25ヵ月間以上の熟成を行います。しかもその間、酸化を避けるため澱引きを一切行いません。また亜硫酸を極力加えず、ワインから出た澱と炭酸ガスで酸化を防ぐという伝統的な手法で熟成されます。
澱とともに長期熟成を経たワインは、フレッシュでありながら澱からのエキス分と経年による熟成によって驚くほど複雑な味わいに変化。
ルシアン・ル・モワンヌのブルゴーニュ・ルージュ’15の感想
色はエッジがら若干オレンジかなと感じましたが、しっかりと見るとオレンジはなく、まだまだフレッシュそうなルビーレッドです。
グラスに注ぐと抜栓直後から、すぐに熟したフロンボワーズのような赤い果実の香りが溢れてきます。紅茶、きのこっぽさ、出汁、ハーブ、甘い花、バニラ、爽やかなスパイスの香りなど、妖艶で魅惑的な香りです。スワリングすると、涼しげなスパイス、熟した甘やかなストロベリーの香りも加わります。
うっとりしてしまう香りです。
5年程立ってるためか、フレッシュな果実の香りは感じませんが、なんとも言えない、しっとりとした甘やかな香りになっています。
口に含むと、少し酸味を残し、非常に繊細なタンニンが豊富にあり、僅かな渋味を感じます。まだまだ若々しさも感じ、香りほどには熟していないようです。
少しフレッシュなストロベリーやフランボワーズなどの赤系果実、プラム、バニラ、清涼感のあるスパイスなどを感じ、非常に豊かな果実味があり、そして、ミネラル感があります。
飲み進めていくと、口に含んだ直後はタンニンを感じますが、余韻にかけてタンニンは全く感じず、非常にピュアな赤い果実味を楽しむことができます。
紛れもなくブルゴーニュであり、陰性のワインです。しかし、非常に華やかで爽やかで、そして、クリーミーで、果実味たっぷりで、ミネラリーです。
抜栓2日目、薔薇の花々、熟した赤いベリー、爽やかなスパイス、少しブランデーのような香り。赤いベリーの果実味のたっぷりさは健在で、ジューシーでミネラリーです。
2日目も非常に素晴らしい香りと味わいです。
特級と一級畑のブドウから造られているためか、多様で複雑なうっとりさせられる香りがあり、口に含んでから余韻までも非常にピュアで豊富な果実味など、素晴らしく美味しいブルゴーニュルージュです。
やっぱりブルゴーニュはやめられないですね。この一級や特級はどんなワインなんだろうかと、探究心がふつふつと湧いてきます。簡単には買えませんが、いつかは飲んでみたいです。
ACブルゴーニュにしてはかなり高価ですが、高価なだけはあるなぁと感じさせられます。この妖艶な香りとピュアで飲み応えのあるブルゴーニュは是非一度味わって欲しいワインです。
ルシアン・ル・モワンヌのブルゴーニュ・ルージュ’15の基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:6000円台~。
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・栽培・醸造法等:マロラクティック発酵、区画とヴィンテージに合わせて造ったオーク樽、25カ月以上の熟成、澱引き無し、亜硫酸塩は極力加えずワインからでた澱と炭酸ガスで酸化を防ぐ伝統的な醸造手法。
・抜栓時期:2021.2.
・インポーター:エノテカ
・購入先:エノテカ
ブルゴーニュ・ルージュ’15関連のおすすめ記事
ブルゴーニュ・ルージュ2015/ルーデュモン
3300円台~。NHK『仕事の流儀』で紹介され、また、『神の雫』でも多数ワインが登場しているワイナリー。ネゴシアンもののAOCブルゴーニュ・ルージュです。抜栓直後から、華やかな薔薇の香り、そしてラズベリー、チェリーなどの赤いフレッシュな果実の香りが漂います。やや遅れてスパイスのニュアンスが続きます。味わいは、ピュアで、少し凝縮感のある赤い果実に満たされます。ジューシーな果実、柔らかい酸味、微かな甘味がうまくバランスを取り、さらに豊かな香りが美味しさを引き立てます。
ブルゴーニュ・ピノファン2015/ジャンテ・パンショ
4000円台~。熟した甘い赤系ベリー&フレッシュな赤い果実、スパイス、バラやすみれの花、森の香り。ジューシーな甘酸っぱい赤い果実が豊富で素晴らしいワイン!
ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・プレスティージュ2015/ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ
5100円台~。熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤いベリーのような甘く切ない香り。爽やかな・甘やかなスパイス、皮革の香り。口に含むと、やや熟したストロベリーやチェリーなどの赤系果実、控えめにブルーベリーなどの黒系果実、スパイス感もあるエレガントなワイン!
★ブログランキングに参加中です。よろしければクリックをお願いします!励みになります。