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ザ・プリズナー2015 カリフォルニアワインのジンファンデル
このワインは2017年に羽田空港で飛行機待ちをするため、ワールド・ワインバーで妻と一緒にワインを飲んでいた時に購入した1本です。
そのワインバーで、ピーロート・ジャパンがたくさんの種類のワインを試飲をさせてくださり、その中で特に美味しいかった数種類を購入しました。
後述の生産者情報からすると、プリズナー・ワイン・カンパニーはネゴシアンスタイルなのでしょうか。多くの熱意ある栽培家と提携して、このザ・プリズナーのワインのコンセプトに合う区画の畑からブドウを購入しているようです。
かなり密な関係でブドウ栽培にもプリズナー・ワイン・カンパニーが関与しているのかもしれません。
その結果、素晴らしいブドウからこのプリズナーができているようです。
実際に飲むとわかるのですが、非常に品質が高く、素晴らしく美味しいワインです。
私が飲んだジンファンデル主体のワインでは一番美味しいと感じています。
濃厚でタンニンも豊富ですが、カリフォルニアらしく、若くても飲み易く、抜栓直後からすぐに開いてきて、美味しく飲めるワインです。
ザ・プリズナー カリフォルニアワインの生産者ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー
生産者の情報は購入先のピーロートから抜粋しています。
ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー
ザ・プリズナー・ワイン・カンパニーは伝統的な方法に依存はしない。熱烈な栽培家と共にワイン造りを行うという型破りなアプローチを取り、カリフォルニアのアぺラシオンや葡萄畑から様々な品種を調達している。栽培家と共にワインブレンドを造り期待にチャレンジしている。皆プリゾナー・ワイン・カンパニーの一員である。禁酒時代からの”ガラジスタ”分野のブレンドよりインスピレーションを受け、デイヴ・フィニーは1990年に初めてのプリゾナ―ヴィンテージを造った。長年に渡りフィニーとワインメーカー ジェン・ベロス はすばらしい濃く熟した果実と豊かな風味を持つブランドを代表するワインを造り出せる格別な葡萄畑を追い求めた。これらの区画の多くは禁酒時代以前に乾燥農法で植樹された葡萄畑の遺産であり、ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー”ファミリー”である栽培家の重要な一部である。
ザ・プリズナー カリフォルニアワインのジンファンデル感想
熟した甘い果実の香り。酸味が控えめで熟したカシス、ブルーベリー、ブラックベリーなどの黒系果実、そして、バニラ、クローヴのような甘いスパイスの香り。
イタリアのプーリア州のネグロ・アマーロやプリミティーヴォのような甘い香りの共通点を感じる。
口に含むと、酸味は程々で、渋味をまずまず感じる。凝縮感があり、タンニンは豊富ですが、それ程イガイガしている訳ではない。
スワリングしていくと、酸味が実は意外にあることに気づく、そのためフレッシュな黒い果実のジューシーな雰囲気も感じる。
果実味の凝縮感、甘味がしっかりとあることを改めて感じる。黒い果実のジャムのような甘さでしょうか。でも少し違う気もする。クレーム・ド・カシスのイメージでしょうか。甘ったるさとは全く異なり、上品な甘味。
果実の凝縮感がありますが、滑らかさがあり、上品な甘味と酸味があるため、全体の印象は飲み易いと感じます。非常に美味しい。
やはり凄いワインです。2年前に試飲した時と、あまり変わらない印象を受けます。つまりカリフォルニアらしく熟成させず、すぐ飲んでも美味しいということです。
今まで飲んだジンファンデルとは、別格と感じる美味しさでした。
素晴らしいジンファンデルによる上品な甘みと果実の凝縮感に、ワイン名やエチケットの絵のとおり囚われ人になってしまいそうなワインです。
1万円超ですので非常に高価ですが、一度試す価値は充分にあるワインだと思います!ジンファンデルのイメージが一変すると思います。
ザ・プリズナー カリフォルニアのジンファンデルの基礎情報
・生産地:アメリカ>カリフォルニア>ナパ・ヴァレー
・葡萄品種:ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン, プティ・シラー, シラー, シャルボノ。
・参考価格:11600円(2017年に購入した際の価格)
・購入先:ワールド・ワインバーbyピーロート・ジャパン(羽田空港)
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