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ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノノワール2015
ラローズ・ド・ドルーアンのワインは、セラーにまだ飲んでいない2014ヴィンテージ、ジュヴレ・シャンベルタン2015を所有しています。
今回は初めてラローズ・ド・ドルーアンのワインを抜栓します。
今回のAOCブルゴーニュの味わいで、シャンべルタンの飲み頃を伺うつもりです。
2014vのブルゴーニュ・ルージュはその時の気分で抜栓予定です。
ブルゴーニュの生産者ラローズ・ド・ドルーアン
生産者の情報を購入先のエノテカさんのページから抜粋・要約しておきます。
エノテカオンライン「ラローズ・ド・ドルーアン」のページへのリンク
ジュヴレ・シャンベルタンの名門ドメーヌ「ドルーアン・ラローズ」の党首フィリップ・ドルーアン氏の娘、カロリーヌ女子が立ち上げたネゴシアン。
ドルーアン・ラローズは、1850年ドメーヌ創立以来、親子5代に渡る。シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、ミュジニー、ボンヌ・マール、クロ・ド・ヴージョなど錚々たる6つのグラン・クリュを所有。しかもその畑は特級畑の中でも最良の区画にあると言われており、その所有する畑の豪華さから「ミスター・グラン・クリュ」とも呼ばれています。抽出よりもエレガンスを求め、香りを優先的に考えるスタイル。
ラローズド・ド・ルーアンでは、自社で所有する畑のブドウを最大限に用いており、その生産本数は少ないものの、シャルム・シャンベルタンのグラン・クリュをはじめ、ジュヴレ・シャンベルタン、ニュイ・サン・ジョルジュ、ACブルゴーニュを手掛ける。厳選した契約農家からもブドウを購入しており、高い品質を維持するために年間を通してブドウ園の定期的なモニタリングを行い、栽培から収穫に至るまで手ってした管理を行っている。
ブドウの持つポテンシャル、個性、テロワールの特徴をナチュラルに引き出した丁寧な造りで、フレッシュな果実味がとても印象的。特に、フィリップ氏が最もワイン造りにおいて重点を置いている、土地、土壌と季節のリズムバランスを大切にし、レロワールを忠実に表現、先祖伝来の方法を現代流の中で適応させていることは、ラローズ・ド・ドルーアンにおいてもとてもうまく表現されています。
名門ドルーアンの次世代がどんなワインを造るのか非常に楽しみです。
また、今までにドルーアン・ラローズのワインは1種類だけ、ジュブレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・オークロソーをリリース直後にエノテカ大阪店でグラスで飲んでいますが、酸味を伴うピュアでフレッシュな赤い果実がたっぷり入ったワインでした。甘酸っぱい果実の香りが素晴らしかったのですが、熟成後はさらに凄い香りになりそうな予感がしました。セラーには、クロ・ド・ヴージョ、ボンヌ・マールと2種類のグラン・クリュがあり、抜栓時期を楽しみに待っています。
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ワインの感想
ブラックベリー、カシス、チェリーなどの芳醇な黒系果実、シナモン、スパイスの香りがする。
味わいは、ラズベリーなどの赤い果実、フレッシュさ、果実の凝縮感、スパイスがあります。
かなり濃厚な印象で、酸味もあり、上品な微かな甘みも加わる。タンニンはかなり感じます。
この凝縮感のある赤い果実、果実のピュアさ、香り高さ、コク旨感は、延長線上にジュヴレ・シャンベルタンを感じることができます。
AOCブルゴーニュを飲んで、ジュヴレ・シャンベルタン2015は熟成させたら最高だろうなぁと感じましたので、飲み頃はかなり先になりそうな予感です。
2025年位までは置いておきたいなぁと思います。
また、上品なボルドー右岸の赤ワインと一部共通項を感じます。もちろんボルドーよりは、もっと赤系果実のニュアンスが強く、透明感やフレッシュさがあるのですが、ボルドー右岸の濃厚なエレガントさを思い浮かべました。
時に、ボルドー右岸のワインがブルゴーニュのグラン・クリュに例えられるのがなんとなくわかるようにな気がします。
といっても私などグラン・クリュを飲んだのは数える程なので、あくまで何となくなんですが、自分なりに想像して楽しんでいます。
ラローズ・ド・ドルーアンのAOCブルゴーニュも個性豊かで本当に楽しめます。
2016年も購入したいですね。
機会があれば、ぜひ試していただきたい1本です。
ラローズ・ド・ドルーアンのブルゴーニュ・ワインの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノノワール
・インポーター:エノテカ
・参考価格:3000円前後
・購入先:エノテカオンライン
下記はブルゴーニュ・コート・ドール・ピノノワール
ブルゴーニュ・ルージュ関連のおすすめ記事
2015ヴィンテージのブルゴーニュ・ルージュつながり。
どちらも美味しい。マトロもまだロープライスですが、品質はかなり楽しめます。
・ルーデュモン
3000円台~。抜栓直後から、華やかな薔薇の香り、そしてラズベリー、チェリーなどの赤いフレッシュな果実の香りが漂います。やや遅れてスパイスのニュアンスが続きます。味わいは、ピュアで、少し凝縮感のある赤い果実に満たされます。ジューシーな果実、柔らかい酸味、微かな甘味がうまくバランスを取り、さらに豊かな香りが美味しさを引き立てます。
・マトロ
オーガニック農法で造るピノはバラや赤い果実の素晴らしい香りを纏ったワインとなっています。味わいは、酸味・甘味が控えめな優しい赤い果汁が口の中で弾けるような美味しいワインです。
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