今回のワインはJulie(ジュリー)でまとめ買いした5本から抜栓しています。
生産地は左から順に、フランスのボルドー、ドイツのバーデン×2種類、日本の山梨県、仏のアルザスです。
そして、今回抜栓したのはボルドーのメドック格付2級のシャトー・レオヴィル・ポワフェレを擁するキュヴリエ・ファミリーが造る、お値打ちボルドー・ルージュです。
高格付けを持つシャトーが造るデイリーワインは、お値打ちなのにクオリティが高く、美味しいワインに会う確率が高い気がします。
今回も期待以上に美味しいボルドーワインでした。
そんなワインの感想です。
目次
おすすめボルドー、キュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュ2016
おすすめボルドー、キュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュの情報は購入先のJulie(ジュリー)から抜粋・引用しています。
味わい:滑らかでしなやか、ベリー系の厚みのある、濃密な果実味が安定して長く続く。熟した果実味を支えるミネラルの構造、優れたバランス。
香り:カシス、ジャム、フローラル
ボルドー2級「レオヴィル・ポワフェレ」を、1世紀に亘り守り続けるキュヴリエ家オーナーであり美食家のオリヴィエ氏によるセレクション。
醸造は、世界で最も著名なワイン評論家ロバート・パーカーにより100 点を与えられたシャトーの女性醸造家によるもの。
おすすめボルドー、キュヴリエ・ルージュの生産者:キュヴリエ・ファミリー
おすすめボルドーのキュヴリエ・ルージュの生産者、キュヴリエ・ファミリーの情報は輸入元の株式会社ヴァンパッシオンから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(ヴァンパッシオンのページ)
1990年代から、劇的な品質の向上が話題を呼ぶサン・ジュリアン第2級、レオヴィル・ポワフェレ。現在、この偉大なるシャトーを率いるのはディディエとオリヴィエ・キュヴリエの兄弟。かつてメドック最大・最上と言わしめた「レオヴィル」を巡る、領地割譲の歴史は有名。そのうちの1つポワフェレをキュヴリエ家が購入したのは1920年。ディディエが指揮を執るのは1979年から。父が始めたワイン商を継いだ弟のオリヴィエに販売を託す。
偉大なる2003年ヴィンテージに、ロバート・パーカーは、1級に最も近いと言われる隣人ラス・カーズより評価の高い、驚愕の96点を与えた。また、ヴィノテーク誌でも、2006年のプリムール試飲を総評した田崎真也氏は、同じサン・ジュリアンのグリュオー・ラローズに「16.5点」、レオヴィル・バルトンに「17.5点」を与えた一方で、ポワフェレには同年の最高と名高い、モンローズと同等の「18点」を与えた。1994年からコンサルに加わったミッシェル・ローランの助言で、ファイナル・ブレンドを1年先に伸ばしたというオリヴィエ。「たった4ヶ月でプリムール試飲のためだけにブレンドをしてもワインの真価は計り知れない」と慎重、且つ、懐疑的な姿勢を見せるが、ポワフェレに対する期待は年々高まるばかり。ジャーナリストの評価にも媚びることのない、毅然とした高潔な魂を持つ限り、この先も躍進が続くことは間違いない。
おすすめボルドー、キュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュの感想
光にかざしても透き通らない。しかし、艶のある赤紫色に、美しい赤色が加わり、濃厚さの割には明るい色。
艶やかなカシスやブラックベリー、リコリス、僅かにコーヒー、カシスリキュール、シナモンやクローヴ、バニラ、タバコ、少しローストした木などの香り。
まだまた若いヴィンテージですが、浮き足立つことは全くなく、落ち着きがあります。
しかし、非常にフルーティな印象です。
そして、様々なジャンルの香りが多数存在していて、非常に芳しいです。
熟成による一体となった香りではなく、それぞれ香りが個別に存在しているイメージです。
口に含むと、やや控えめな酸味、少し渋味があります。甘味は感じない。タンニンは繊細で豊富ですが、あまり意識することはないです。
甘味のないクレームドカシス、ややフレッシュなカシスやブラックチェリー、少しリコリス、バニラ、スパイス、カカオやモカ、スモークした木などの味わい。
黒系果実の濃厚だけど、フルーティな旨味、クレームドカシスのようなクリーミーさ、そして、後半にはカカオやモカなどコクのある、まろやかな風味が感じられます。
非常に美味しいボルドーワインだと思います。
これはおすすめのボルドー・ルージュです!
今回のキュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュは2400円位~で販売されていましたが、びっくりする程、美味しいACボルドー・ルージュです。
このボルドーは若くても浮き足立つことがなく、タンニンがイガイガするようなこともなく、2,000円台としては非常にクオリティが高く、親しみやすいです。
香り・味わい共にフルーティで、味わい深い。さらに香りは多彩です。
黒系果実の香りや味わいも綺麗に出ていて、多くの方が気に入るのではないかと思います。
それにしても今回はお手頃の価格で、美味しいボルドー・ワインを見つけることができました!
2,000円台で、美味しいボルドー・ルージュを探している方に是非おすすめしたい!
この価格帯では、頭ひとつ抜きん出た美味しいボルドーワインです。
おすすめボルドー、キュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュに合わせた料理など
・国産牛ローストビーフ(モモ)/ グルメマーケット BIG BEANS(ビッグビーンズ)
ビッグビーンズに行く度に買う定番のローストビーフです。
余計な添加物を使用せず、牛肉の美味しさを引き出したローストビーフです。
塩、マスタード、ワサビなどを付けて、シンプルにいただくのがおすすめです。
キュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュと合わせると、ワインは黒系ベリーのフルーティさが強調されつつ、やや複雑さが現れます。
ローストビーフはフルーティなベリーと共に食べているイメージになりました。そして、やや複雑な味わいになった印象です。
良いペアリングだと思います。
強いて言えば、ワインがローストビーフに優った印象になります。
ワインの黒系果実のフルーティさが強調されることによって、そのように感じているのではないかと思います。
・和ワサビを付けてワインと合わせると、ワサビの清涼感が違和感なくワインのフルーティさに加わり、ビーフの旨味を最も感じたペアリングです。
予想外に良いペアリングで、今回は最も美味しかったです。
・マスタードを付けてワインと合わせると、マスタードの酸味が上手く加わり、ワインのフルーティさも消えず、こちらも美味しくいただけます。良いペアリングです。
・海塩を付けてワインと合わせると、最も牛肉の旨味を引き出し、ワインはクレームドカシスのクリーミーさを引き出してくれます。
ある意味、濃厚で、まろやかなボルドーらしさを引き出してくれます。
他とは全く異なる方向にワインを導いてくれます。
これも良いペアリングです。美味しいです。
今回のおすすめボルドー・ルージュと国産牛のローストビーフ(モモ)は非常に良いペアリングです。
塩、マスタード、和ワサビのどれを付けてワインと合わせるかでも、かなり印象が変わり、非常に楽しめました(海塩や和ワサビに変えて、岩塩や西洋わさびはもっと合うような気がします)
BIG BEANS (ビッグビーンズ)がご近所の方は、是非試してみて欲しいペアリングです。
・カポナータ
我が家の定番のワインのおつまみです。様々なワインによく合います。
もちろん野菜がたっぷりと取れる、立派な1品でもあります。
キュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュと合わせると、オリーブオイルや野菜の旨味がワインと上手く調和して、カポナータもワインも非常にバランスの良い味わいになります。
非常に美味しいです。
おすすめのボルドーワインのキュヴリエ・ルージュとは、非常に良いペアリングでした。
やはりワインとは相性の良いおつまみ(1品)でした!
おすすめボルドー、キュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュの基礎情報
・ワイン名:キュヴリエ・ルージュ2016
・生産者:キュヴリエ・ファミリー
・生産地:フランス>ボルドー>プルミエ・コート・ド・ブライエ100%
・葡萄品種:メルロー40%、カベルネソーヴィニヨン30%、カベルネフラン30%
・原産地呼称等:AC.ボルドー
・気候や土壌:アルジロ・カルケール土壌。南向き斜面。
・栽培・醸造法等:タンク内で10ヶ月熟成。
・抜栓時期:2022.10.
・インポーター:株式会社ヴァンパッシオン (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):2400円台~
・購入先:Julie(ジュリー)
Julie(ジュリー)のtwitterフォロワーにプレゼントされた期間限定【購入金額20%OFF】クーポンを使って、2200円位で購入。
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今回はキュヴリエ・ファミリーのキュヴリエ・ルージュ2016を抜栓しました。
多彩な香りと、フルーティで味わい深い、おすすめボルドーです!
下記は同じくボルドーの有名シャトーが所有するお値打ちな、おすすめボルドー・ルージュです。
・クラレンドル・ルージュ2015/クラレンドル(クラレンス・ディロン・ワインズ)
香り高く、少しフレッシュ感もあるフルーティさですが、上品なワインです。2400円台~。
爽やかなスパイス、熟した黒系ベリー、リコリス、ローストしたビーフ、バニラ、カカオなどの香り。
口に含むと、ややフレッシュな黒系ベリー、赤系果実、リコリス、コーヒー、カカオなどの味わい。