毎年複数本購入してきたルーデュモンのブルゴーニュは、エノテカのレンタルセラーで現在も数十本が熟成中です。
下記はその内、ACブルゴーニュ・ルージュ2014~2019、ブラン2015~2018を自宅のセラーに移動してきた時の記念写真です(笑)。
壮観です。
今回はダース買いしたルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014をリピートです。
2017年に購入して6年かけて少しずつ飲み、今回は6本目です。
そんなワインの感想です。
目次
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュの情報は、購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
2020vtについて (本記事執筆時リリース中のvt)
外観は輝きのあるルビーの色調。グラスに注ぐとレッドチェリーやラズベリーなどのフレッシュな赤系果実のアロマと、クローブのようなニュアンスがグラスの中から立ち上ります。凝縮したベリーの風味が口の中に広がり、きれいな酸ときめ細やかなタンニンが印象的。シンプルな鶏のソテーや軽いトマト煮込みなどと一緒に愉しむのがおすすめです。
ブルゴーニュ・ルージュは、ニュイ・サン・ジョルジュ村のACブルゴーニュが約28%、ビオディナミによるメルキュレー村内のACブルゴーニュが約10%、自社畑もの(「Bourgogne Rouge Vieilles Vignes」)が約2%、残りの約60%はAOCフィサン、マルサネ、AOCオート・コート・ド・ニュイを格下げしてブレンドしています。平均樹齢30年以上。収穫量50hl/ha。天然酵母のみで発酵させ、新樽比率20%のカヴァン社製ジュピーユ産オーク樽で18ヵ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされています。ACブルゴーニュ・ルージュの域を超えた、気品と艶のある味わいです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ブルゴーニュ・ルージュ2014の生産者:ルーデュモン
今回飲んだブルゴーニュ・ルージュ2014の造り手はブルゴーニュのルーデュモンです。
ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン。
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。
ネゴシアン(ブドウを買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有してブドウ栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
コミック「神の雫」に掲載された生産者でもあります。
そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014、宝石のように…の感想
透明度の高い美しいルビーレッド。
まだまだ若々しく見えます。
甘やかな熟したストロベリーやラズベリーなど赤系ベリー、バニラ、甘く芳しい花々、スパイスなどの香り。
一定の熟成により非常に香り高く、甘やかな香りに満ち溢れています。角がなくまろやかで、かつ、エレガントです。
口に含むと、控えめな酸味、甘やかさ、僅かな渋味がある。タンニンはほとんど溶け込んでいて全く気にならない。
程よく熟したストロベリーなどの赤系ベリー、バニラ、スパイス、少しヨーグルトなどの味わい。
甘酸っぱさも感じつつ、しかし、酸味は控えめで、甘やかでまろやかな果汁エキスのような風味です。
控えめですが、フルーティさも残しながら、熟成による透明感を楽しめる、ちょうど良い飲み頃と言えそうです。
時と共に酸味がますます控えめになり、果汁で造られた出汁のように、エキス化していっているようです。
まるで、美しく透き通る宝石のように、エレガントで非常に美味しかったです!
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014を購入した時は、2017年にダース買いして、少しずつ飲んで行っています。
2023年記事執筆時点で、数年かけて半ダース飲みました。
まだ半ダース残っています。
最後の1本はピークアウトして、枯れている状態を試したいので、さらに数年かけて飲むつもりです。
色々な楽しみ方があるのもワインですね。
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014の基礎情報
・ワイン名:ブルゴーニュ・ルージュ2014
・生産者:ルーデュモン
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>
ニュイ・サン・ジョルジュ村のACブルゴーニュが約28%、ビオディナミによるメルキュレー村内のACブルゴーニュが約10%、自社畑もの約2%、約60%はACフィサン、ACマルサネ、ACオート・コート・ド・ニュイを格下げしてブレンド(2020vtの情報)
・原産地呼称:AC.ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノノワール
・栽培・醸造法等:平均樹齢30年以上。収穫量50hl/ha。天然酵母。カヴァン社製ジュピーユ産オーク樽で新樽比率20%で18ヵ月間樽熟成。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。(2020vtの情報)
・インポーター:(株)ヌーヴェル・セレクション (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):4300円台~
・購入時期/抜栓時期:2018.06./2023.02.
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、3300円台で購入。
ルーデュモンのブルゴーニュワイン関連のおすすめ記事
今回はルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2014をレンタルセラーで約6年熟成させて抜栓しました。
時と共に、ますますエレガントで、透き通る美しい宝石のようなワインでした。
下記は同じくルーデュモンのACブルゴーニュのブランとラドワ・ルージュです。
・ブルゴーニュ・ブラン2017/ルーデュモン
ふくよかでコクがあり、それでいて爽やかなワイン! 3300円台~。
バナナ、トロピカルフルーツ、柑橘類、白い花、ハーブ、バター、ブリオッシュなどの香り。
口に含むと、トロピカルフルーツ、バナナ、バター、緑のハーブ、ライム、塩のミネラル、バニラなどの味わい。
・サヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015/ルーデュモン
5,100円台〜。
熟れた甘いストロベリーなどの赤系ベリー、甘い花々、清涼感のあるスパイス、少しリキュール、森の下生えなどの香り。
口に含むと、熟しつつあるフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーの少しの酸味と甘やかさ、滋味深い出汁などの複雑で、透明感のある味わい。