今回は ESPRIT(エスプリ)が実施していたキャンペーンに当選していただいたシャンパーニュです。
シャンパーニュのジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュットは日本初輸入とのことです。
本来、フランス国内向けだったようですが、ロックダウンによる影響が続き、一時的に行き場をなくし、その一部を日本に輸入したようです。
その意味では、今後も日本で飲めるかが不透明な貴重なシャンパーニュと言えそうです。
また、パリのレストランに出荷予定だったとのことですので、高品質で美味しいに違いないと期待して抜栓しました。
そんなワインの感想です。
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目次
ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン
ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュットの日本限定エチケットも日本らしいわび・さびを連想させてくれます。
書道家の中澤希水氏(Instagram:@kisui_nakazawa)とのコラボレーション・ラベルとのことです。
平仮名で書かれた「じゃっくらせーにゅ」(下記写真右)も、見た目のしなやかな美しさと、ブレない芯と内に秘めた確固たる力強さを感じます。
このワインから受けた私の印象とも重なる部分があります。
「書」っていいなぁと改めて思いました。
シャンパーニュ、ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブランの情報は、入手先兼輸入元の ESPRIT(エスプリ)から抜粋・引用しています。
販売の多くはフランス国内向け、パリの有名ワインショップやレストラン、エリゼ宮の晩餐会でも使用されています。「レゼルヴ・エクストラ・ブリュット」も本来ならばパリのレストランに出荷されるばずでした。ロックダウンによる影響が続くなか、一時的に行き場をなくしたシャンパーニュは通常よりも熟成期間を長く得ることになります。
「レゼルヴ・エクストラ・ブリュット」は収穫年の個性を最高の形で表現したシャンパーニュです。使われるブドウは樹齢50年の畑を含む最良区画。2015年をベースに2010年からのリザーヴワインを使用。モングーのシャルドネらしいピュアな酸と豊かなミネラル感、熟度の高いエキゾチックなフルーツのアロマ、シルクのような泡立ちが特徴的なブラン・ド・ブラン。ステンレスタンクにて発酵熟成、エクストラ・ブリュットの表記だがドザージュはゼロ。
詳しくはこちら( ESPRIT(エスプリ)のページ)
ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュットの生産者:ジャック・ラセーニュ
シャンパーニュ、ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュットの生産者、ジャック・ラセーニュの情報は、入手先兼輸入元の ESPRIT(エスプリ)が運営するジャックラセーニュのブランディングサイトから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(株式会社エスプリが運営するジャックラセーニュのブランディングサイトのページ)
ジャック・ラセーニュのある、シャンパーニュ地方南部コート・デ・バール地区にあるモングーの丘は「シャンパーニュのモンラッシェ」と呼ばれています。コート・デ・バールといえば一般的にピノ・ノワール中心ですが、モングーだけはコート・デ・ブラン地区からつながる白亜質(チョーク)土壌が地表に隆起しています。このためシャルドネに適したモングー独特のテロワールが生まれました。
現当主エマニュエル・ラセーニュの父、ジャックによって1964年に創業。2002年エマニュエルがドメーヌを引き継ぎ、ユニークな方針を打ち立てました。栽培は化学合成肥料を廃して不耕起。モングーのシャルドネのみから造る。亜硫酸(SO2)は圧搾時のみ少量使用。ベースワインに補糖はせず、フィルターがけや清澄もしない。また全てノン・ドザージュ。そしてデゴルジュマンはア・ラ・ヴォレ(王冠を手で抜き、瓶内の圧力で澱を外に押し出す)で行う。現在はシャンパーニュの土壌でブルゴーニュを想わせるテロワールを表現したシャンパーニュに進化。モングーの名を高めたとして白亜の帝王と呼ばれています。
ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュット!!!の感想
グラスに注ぐと、勢い良く泡立ち、その後、少し勢いを減じながらも、勢い良く泡は沸き上がり続ける。
やや濃いめの麦わらのようなイエロー。
リンゴ、柑橘類、麦わら、ハーブ、蜂蜜、酵母、アプリコット、少しバニラなどの香り。
爽やかな果実が豊富で、そこに苦味を想像させる香りが加わり、非常に存在感があります。
非常に爽やかでフルーティですが、そのような単純なシャンパーニュではなさそうな深みのある香りです。
口に含むと、やや強めの酸味、少し苦味、僅かな甘味を感じる。
リンゴ、グレープフルーツなどの柑橘類、アプリコット、少しバニラやトースト、そして、蜂蜜、ミネラルなどの味わい。
余韻は非常に長く、フルーティで、苦味も続きます。
大人な苦味とフルーティさ、フルーティさはサッパリとしていますが、サッパリだけではない奥深さがあります。
また、少しずつですが、バニラやトースト、蜂蜜などが、さらに深みを与えてくれます。
非常に美味しい!
リッチテイストという訳ではなく、ミネラリーで、絶妙なバランス感という印象です。
いずれにしろ大人な苦味とフルーティさ、サッパリしつつも深みがあるシャンパーニュです。
まさに美酒ですね。
抜栓1時間後、酸味が控えめになり、爽やかさよりも、ふくよかなアプリコットや洋梨などの果実味がより多く現れてきます。
このシャンパーニュの本来の味わいなんだろうと思います。
加えて、少しバニラやトースト、そして、蜂蜜などの甘味も伴う美味しさは抜栓直後よりも、ややしっかりと出てきているかもしれません。
特にミネラルがしっかりとしていて、かなり硬派な印象を受けます。
ふくよかなフルーティさと深みのあるシャンパーニュだと思います。
抜栓2日と3日目、抜栓初日の酸味が控えめになり、さっぱりさと爽やかさが抑えられていて、それ以外のふくよかなフルーティさやミネラリーさなどの要素が中心となり、どっしりとしたボリューム感のある重口に変化しています。
まるで重鎮が鎮座しているような圧倒的な存在感を示しています。
抜栓2日目以降も充分発泡性は残っていて、このボリューム感は泡がなくなったことが影響した変化ではありません。
また、今回は1杯飲むごとに冷蔵庫に保管して、グラスに注いだ後はすぐに飲んでいますので、温度上昇による影響もありません。
よって、酸味が抑えられたことも含めて、一定の酸化が進んだことによる変化で、純粋にこのワインがしっかりと開いた時の味わいなんだろうと思います。
シャンパーニュ以外も含めて、これ程重く感じたスパークリングは初めてでした。
圧倒的なボリューム感を持つシャンパーニュです!
今回はシャンパーニュのジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュットを抜栓しました。
個人的には飲んだことがあるスパークリングの中で、間違いなく過去一番の、圧倒的なボリューム感を持つシャンパーニュでした。
このシャンパーニュは12,000円台で、高級なシャンパーニュの中では一般的な価格の範疇と思います。
個人的にはしっかりと冷やした抜栓直後から抜栓初日がおすすめです。
しかし、抜栓2日目以降の圧倒的なボリューム感も是非、実際に飲んで、感じてみていただきたいなぁと思います。
輸入の経緯を踏まえると、レゼルヴ・エクストラ・ブリュットは今後は輸入されないかもしれませんので、興味のある方はこの機会を逃さずに是非!
ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュットの基礎情報
・ワイン名:ジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン
・生産者:ジャック・ラセーニュ
・生産地:フランス>シャンパーニュ>コート・デ・バール地区>モングー>下記区画
Haut Revers du Chutat (1968年植樹) と Grande Côte (1981年植樹)
・原産地呼称等:ACシャンパーニュ
・葡萄品種:シャルドネ
・気候や土壌:白亜質(チョーク)土壌。樹齢50年の畑を含む最良区画。
・栽培・醸造法等:化学合成肥料を廃して不耕起。亜硫酸(SO2)は圧搾時のみ少量使用。ステンレスタンク発酵・熟成。ノン・ドザージュ。無濾過・無清澄。2015年をベースに2010年からのリザーヴワインを使用。デゴルジュマンはア・ラ・ヴォレ(王冠を手で抜き、瓶内の圧力で澱を外に押し出す)で行う。
・インポーター: 株式会社エスプリ
・参考価格(ネットショップ):12,000円台
・入手時期/抜栓時期:2023.08./2023.09.
・入手先: ESPRIT(エスプリ)(公式ページはこちら)
Instagram上で、ESPRIT(Instagram:@esprit_rare_wine)が実施していたキャンペーンに当選していただきました。
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今回はシャンパーニュのジャック・ラセーニュ・レゼルヴ・エクストラ・ブリュット を抜栓しました。
ふくよかなフルーティさと深みがある、圧倒的なボリューム感を持つシャンパーニュでした。
下記も個人的に歯中々飲めない、10,000円超の高級なシャンパーニュです。
・ルイ・ロデレール・ブラン・ド・ブラン2010/ルイ・ロデレール
複雑で奥行きがあり、洗練されたエレガントなシャンパーニュ! 14,000円台~。
青りんご、柑橘類、酵母、洋梨、控えめに南国果実などの香り。
口に含むと、りんご、洋梨、酸味の控えめなレモンやオレンジなどの柑橘類、蜂蜜、ナッツ、酵母などの味わい。