本記事は2023年11月29日(水)にホテルモントレ大阪で開催された Tastin’FRANCE『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』(酒類業界従事者向け)(大阪会場)で試飲したワインの備忘録です。
『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』は世界各国の酒類業界の方向けに、フランス大使館貿易投資庁‐ビジネスフランス主催で、フランス全地域の未輸入アイテムを中心にワイン&スピリッツをテイスティングをすることができる企画で、毎年、年2回開催されています。
今回は約40社が参加して、フランスから企業や生産者の方も来日されて、ワインを中心とするアイテムを紹介してくれています。
本記事では下記の内容を紹介しています。
Tastin’FRANCE『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』
・合同試飲商談会の概要
・試飲したワインの感想(アルザス、ロワール)
・合同試飲商談会の基礎情報
※同企画主催のフランス貿易投資庁-ビジネスフランス(Business France) からご案内をいただき、参加しています。
本ページにはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
Tastin’FRANCE フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会の概要
今回参加したTastin’FRANCE 『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』の情報を同イベント主催のビジネスフランスの公式ページなどから抜粋・引用しています。
詳細は公式facebookページ(こちら)をご参照ください。
イベントの内容 | 年に 2 回ずつ東京・大阪、未輸入製品を中心に、フランス各地の優れたワイン&スピリッツ製品を世界各国の酒類業界の皆様にご紹介する、フランス貿易投資庁-ビジネスフランスが主催する輸出振興プロジェクト |
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出展企業 | フランス各地の約 40 社
Alsace, Bordeaux, Bourgogne, Champagne, Languedoc-Roussillon, Loire Valley, Provence, Rhône Valley, Sud-Ouestのワイン等 |
アイテム | 未輸入を中心としたワインやスピリッツ |
注目 | フランスから生産者が多数参加。ワインなどの試飲が可能。 |
開催日・地域 | 2023年11 月28 日(東京)、29 日(大阪)の2日間 |
Tastin’FRANCE『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』で試飲したワインの感想
本章では Tastin’FRANCE『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』(2023年11月29日大阪会場)で試飲した15種類の各ワイン全ての簡単な感想と情報、訪問したブースの企業・ワイナリーの情報を掲載しています。
私が参加した大阪会場は、13時から17時の4時間実施していました。
今回の回るブースの選定は、個人的に経験が少なく、現在意識して飲んでいるロワール、そして、個人的にお気に入りのアルザスの合計2地方の2ワイナリーを訪問しました。
各ブース1時間近く、色々なワインをテイスティングしながら、ワイナリーや各ワインの丁寧なご説明をお聞きすることができました。
後述の各ワインの情報は、各ブースで説明を受けた内容やいただいた資料、後日、『TASTE FRANCE-WINE & SPIRITS』(※)、各企業・ワイナリーなどのWEBサイトから収集しています。
各ワインの情報源
・各ブースで説明を受けた内容&いただいた資料
・『TASTE FRANCE-WINE & SPIRITS』WEBページ
・各出展企業やワイナリーなどのWEBページ
※TASTE FRANCE-WINE & SPIRITSとは、ワイン&スピリッツ市場に特化した、フランスのサプライヤーと外食産業及び小売り市場のバイヤーを繋げるエクスパートツールです。2018年の開設以降、6000以上のプロフェッショナルが既にご登録下さり、プラットフォームのカタログには17000以上のアイテムが掲載されています。プロフェッショナルバイヤーの皆様のご登録は無料です。是非このプラットフォームをご活用ください(『TASTE FRANCE-WINE & SPIRITS』の「about us」より)
なお、口頭で聞いた内容の私の走り書きのメモや、英文や仏文のWEBページをチェックしているので、正確性には欠ける内容となっています(語学力はほぼゼロ。ほぼgoogle翻訳です)
もし関係者の方が御覧になられて、ワイナリーやワインの情報の修正が必要でしたら、お手数ですが、修正内容をご案内いただければ、修正いたします。
ドメーヌ・ローラン・ヴォクト
始めに訪問したのは、アルザスのドメーヌ・ローラン・ヴォクト( DOMAINE LAURENT VOGT )です。
今回はクレマン・ダルザス、リースリング・グラン・クリュ、オレンジワイン、ピノノワール×2種、貴腐ワインのゲヴュルツトラミネールをテイスティングしました。
泡:クレマン・ダルザス
白ワイン:リースリング・グラン・クリュ
オレンジワイン:ゲヴュルツトラミネール&リースリング
赤ワイン:ピノノワール 2種
甘口ワイン:ゲヴュルツトラミネール
アルザスは赤・白・泡など何を飲んでも素晴らしいと改めて感じつつ、個人的に特に印象に残ったのは下記3点です。
1 PINOT NOIR LIED-DIT OBERSTUPF 2021
2 REISLING GRAND CRU ALTENBERG DE WOLXHEIM 2022
3 GEWURZTRAMINER 2022
上記1のピノノワールはアルザスでは今までに感じたことがない、素晴らしいピノノワールでした。
熟れた赤系ベリーをイメージするエレガントなピノノワールで、ふわっと包み込むような赤系ベリーの香りと、熟れた赤系ベリーの奥行きのある味わいを感じるワインでした。
そして、上記2のグラン・クリュのリースリングは上質な甘味があり、高度な次元でバランスの取れた上品さが素晴らしかったです。
さすが、グラン・クリュです!
さらに、上記3の私の中の「これぞゲヴュルツトラミネール!」という上品な甘味があり、奥行きのあるゲヴュルツトラミネールでした。
ゲヴュルツトラミネールは、やはりアルザスが美味しいと感じさせてくれるワインです!
今後、ますますアルザスワインに注目することになりそうです。
Instagramのアカウント | domainelaurentvogt67 |
ドメーヌ・ローラン・ヴォクト | https://www.domaine-vogt.com/ |
TASTE FRANCE-WINE&SPIRITSのドメーヌ・ローラン・ヴォクト | https://tastefrance-wineandspirits.com/ja/company/domaine-laurent-vogt/www.domaine-vogt.com |
下記はTASTE FRANCE-WINE&SPIRITSのページより抜粋・引用しています。
「ドメーヌ・ローラン・ヴォクト(Domaine Laurent Vogt) は、家族経営のオーガニックワインのドメーヌでアルザス地方、ストラスブールの西20kmのWolxheim(ヴォルクスハイム)にあります。世代から世代へと受け継がれ、1998年にトマ(Thomas)が現在18haの農場責任者として彼の父ロランから引き継ぎました。その後、すぐに彼は環境保護を目指し、有機農業に着手。2013年認定を受け、更にビオディナミ農法(Demeter、2020年認定)に取り組んでいます。私どものさまざまなブドウ品種と卓越したテロワールにより、幅広い種類のワインを提供することができます。」
CLEMANT D’ALSACE 2021
全体的に香りや味わいの自己主張が強過ぎず、優しいクレマンです。
オーセロワが55%ですが、冷涼な地域のシャルドネの白ワインでよく感じる、上品な美味しさもイメージしました。
上品で、上質なクレマン・ダルザスです!
感想
フルーツに加えて、蜂蜜、ナッツなどのコクがあり、まろやかさもある香り。
ミネラル、ナッツ、優しい柑橘類、洋梨、ハーブなどの味わい。
ワイン名 | CLEMANT D’ALSACE 2021 |
生産者 | ドメーヌ・ローラン・ヴォクト |
生産地 | フランス>アルザス |
ブドウ品種 | オーセロワ55%、ピノブラン35%、シャルドネ15% |
原産地呼称 | ACクレマン・ダルザス |
その他 | 粘土シルト。
ビオディナミ(デメテル)、ビオロジック(AB認証、ユーロリーフ)。 伝統的方法による醸造。天然酵母で発酵。12か月~18か月間熟成。 ドメーヌ・ローラン・ヴォグト公式ページから参照⇒こちら |
REISLING GRAND CRU ALTENBERG DE WOLXHEIM 2022
甘く、リッチなワインですが、上質な香りと甘味があり、高度な次元でバランスの取れた美味しさを感じます。
これぞグラン・クリュという美味しさのリースリングです。
感想
しっかりとした甘味の白桃、蜂蜜、…上質な香り。
非常に甘やかですが、気品のある上質な香りで、エレンガンスを感じる。
そして、香りに一体感があり、高い次元でまとまっている。
口に含むと、甘味のある白桃、蜂蜜、バニラクリーム、柔らかい柑橘類、少しオイル、ミネラルなどを感じ、非常にリッチです。
少し粘性も感じ、香り以上にリッチなイメージを受けます。
ワイン名 | REISLING GRAND CRU ALTENBERG DE WOLXHEIM 2022 |
生産者 | ドメーヌ・ローラン・ヴォクト |
生産地 | フランス>アルザス |
ブドウ品種 | リースリング |
原産地呼称 | ACアルザス・グラン・クリュ・ヴォルクスハイム |
その他 | 粘土質、石灰岩。
ビオディナミ(デメテル)、ビオロジック(AB認証、ユーロリーフ)。 ドメーヌ・ローラン・ヴォグト公式ページから参照⇒こちら |
L’ATYPIQUE 2022
ゲヴュルツトラミネールとリースリングのオレンジワインです。
少し甘やかさがあり、セパージュを聞くと、なるほどと思います。
醸した感はそこまで強くなく、フルーティで、少し甘やかで、非常に親しみやすいオレンジワインです。
美味しいです!
感想
サーモンピンクのような美しさ。
グラスに注ぐと、透明感が高く、非常に薄いオレンジ色。
優しい醸した香りが、上品に漂う。
オレンジピール、甘やかな上品さ、少しバニラ、蜂蜜、白桃などの香り。
少しずつ、いいところだけを引き出したような芳しい香りです。
口に含むと、少し甘味、苦味、トロミを感じる。苦みとトロミが特徴的です。
白桃、柔らかい柑橘類、少し出汁っぽさなどの味わい。
全体的にふわっとした味わいで、しかし、滋味深さがあり、美味しいです。
ワイン名 | L’ATYPIQUE 2022 |
生産者 | ドメーヌ・ローラン・ヴォクト |
生産地 | フランス>アルザス |
ブドウ品種 | ゲヴュルツトラミネール、リースリング |
原産地呼称 | ACアルザス |
その他 | 石灰岩、粘土質。
ビオディナミ(デメテル)、ビオロジック(AB認証、ユーロリーフ)。 ドメーヌ・ローラン・ヴォクトの公式ページから引用⇒こちら |
PINOT NOIR 2022
フレッシュ感のある赤系ベリーや、やや野性味を感じる花やハーブの香りに、僅かに酸味を感じる赤・黒系ベリーなどの味わいです。
繊細なタンニンですが、密度を感じるボディです。
少し若々しいピノノワールです。
アルザスでよく感じる、チャーミングなピノノワールの美味しさです。
感想
フレッシュな赤系ベリーやチェリー、プラム、野バラなどの花々、野生のハーブなどの香り。
少し酸味をイメージするチャーミングで、優しい甘やかさと少し野性味のある香り。
口に含むと、僅かな酸味のストロベリーなどの赤系ベリー、ブルーベリー、プラム、ハーブなどの味わい。
極めて繊細なタンニンですが、密度のあるボディ。
ワイン名 | PINOT NOIR 2022 |
生産者 | ドメーヌ・ローラン・ヴォクト |
生産地 | フランス>アルザス |
ブドウ品種 | ピノノワール |
原産地呼称 | ACアルザス |
その他 | 石灰岩、粘土質。
ビオディナミ(デメテル)、ビオロジック(AB認証、ユーロリーフ)。 ドメーヌ・ローラン・ヴォグト公式ページから参照⇒こちら |
PINOT NOIR LIED-DIT OBERSTUPF 2021
アルザスのピノノワールでは初めて経験した香りと味わいです。
ふわっと包み込むように、まろやかな赤系ベリーなどの香りが広がります。
タンニンはあまり感じませんが、密度は高いです。
熟れた赤系ベリーの奥行きのある味わいを感じる、非常に美味しい、エレガントなピノノワールです。
感想
別格のピノノワール!
とろけそうに上品な、やや熟れたラズベリーやストロベリーなどの赤系ベリー、まろやかで、ふわっとしていて包み込まれる様な芳しい香りです。
口に含むと、熟した甘いストロベリーなどの赤系ベリー、ドライフルーツなどなどの味わい。
タンニンは豊富ですが、渋味はほとんど感じず、溶け込んでいるようです。
甘やかで、上品で、密度を感じるワインです。
ワイン名 | PINOT NOIR LIED-DIT OBERSTUPF 2021 |
生産者 | ドメーヌ・ローラン・ヴォクト |
生産地 | フランス>アルザス |
ブドウ品種 | ピノノワール |
原産地呼称 | ACアルザス |
その他 | 石灰岩。
ビオディナミ(デメテル)、ビオロジック(AB認証、ユーロリーフ)。 木樽で10ヶ月熟成。 ドメーヌ・ローラン・ヴォクトの公式ページから引用⇒こちら |
GEWURZTRAMINER 2022
一定の凝縮感がありますが、そこまで高くなくなく、また、甘味はかなりありますが、口当たりが良いです。
そのため、甘味が強く、エキゾチックで、それでいて、上品さがあり、非常に美味しい!
この甘さはワイン名のとおり、遅い収穫から来ているのだと思います。
じっくりと樹で完熟させたゲヴュルツトラミネールの甘味!
スッキリとしたゲヴュルツトラミネールも美味しいけれど、これぞゲヴュルツという気がします。
感想
白桃、控えめにライチ、蜂蜜、バニラクリームなど、しっかりとした甘味がある、非常に上品な香りと味わい。
ワイン名 | GEWURZTRAMINER VENDANGES TARDIVES 2022 |
生産者 | ドメーヌ・ローラン・ヴォクト |
生産地 | フランス>アルザス |
ブドウ品種 | ゲヴュルツトラミネール |
原産地呼称 | ACゲヴュルツトラミネール |
その他 | VENDANGES TARDIVES=遅い収穫。
ビオディナミ(デメテル)、ビオロジック(AB認証、ユーロリーフ)。 ドメーヌ・ローラン・ヴォクトの公式ページから引用⇒こちら |
ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ
次に訪問したのが、ロワールのドメーヌ・ド・ボワ・モゼ( DOMAINE DE BOIS MOZÉ )です。
そして、ロワールの中でも、アンジュー・ソーミュール地区に位置するワイナリーです。
今回は9種類の様々なワインをテイスティングさせていただきました。
ペットナット(微発泡):ピノノワール他 1種類
泡:クレマン・ド・ロワール 2種類
白ワイン:シュナンブラン 2種類
赤ワイン:グロロー、ピノノワール、カベルネフラン 3種類
オレンジワイン:1種類
最も印象に残ったのは、クレマン・ド・ロワール・ブラン・セレクレ・ブリュット・ナチュレ( Cremant de Loire Blanc Secret 2018 )です。
まさに絶品!
爽やかさとふくよかさの見事なバランスです。
ミシュラン・三ツ星レストランでも採用されているとのことです。
納得の美味しさでした。
超おすすめです!
また、もう1つのフレッシュさを感じるクレマン・ド・ロワールとは、全く異なるワインとなっていて、こちらの比較テイスティグも非常に面白かったです。
次に、白ワインではブドウ品種が同じですが、一方は新樽率100%、他方はアンフォラ(土製のタンク)で造られたもので、全く印象が異なる美味しさでした。
非常に良い勉強になりました。
試飲はしなかったのですが、シュナンブランのステンレスタンクで造ったワインもあり、非常に興味深いですね。
そして、異なるブドウ品種で造られた赤ワイン3種類です。
特にグロローという品種の個性的な美味しさに触れて、もっと探究をしなければと感じさせられました!
Instagramアカウント | domainedeboismoze |
ドメーヌ・ド・ボワ・モゼのWEBサイト | https://boismoze.com/en/home/ |
TASTE FRANCE-WINE&SPIRITSのドメーヌ・ド・ボワ・モゼのページ | https://tastefrance-wineandspirits.com/ja/company/domaine-de-bois-moze/about |
下記はTASTE FRANCE-WINE&SPIRITSのページより抜粋・引用しています。
「ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ(Domaine de Bois Mozé)は 、アンジュのクチュール(Coutures)に位置し、アンジュ地方独自の特徴をすべて体現する魅力的でダイナミックなドメーヌです。2004年以来、ドメーヌはブドウ栽培家のマチルド・ジロデによって運営され、自然と生物多様性の尊重を主な使命と考えています。彼らは責任ある持続可能な方法でブドウ栽培することを選択しました。ボワ・モゼは2017年9月に有機認証を取得しています。
2019年にスズメ用の巣箱をドメーヌのリンゴ果樹園に設置し、ブドウ畑のエコロジカルな牧草地に羊を放ちました。この取り組みは、ブドウ畑に動物たちの居場所を作ることで、自然がその権利を取り戻し、生態系を再構築できるようにすることを目的としています。」
Petillant Nature Pop & Nat
最近お気に入りの、いわゆるペットナットです。
微炭酸で刺激が少なく、優しくて、まさにナチュラルな味わいです。
でもサッパリとして美味しいです!
スタッフの方の説明では、「お酒があまり得意でない方にも親しみやすく、ピクニックなどに持って太陽の元で飲みたいワインです。フランスのミシュラン星付きレストランや、台湾のホテル・ハイアットなどでも採用されていて、フランス国内外での評価が高いワインです。」とのことです。
感想
刺激の強くない、爽やかな柑橘類、ハーブの香り。
微炭酸で、控えめな刺激です。
軽やかでフレッシュ感のある、優しいフルーツのふわっとした味わいで、優しく、美味しい!
ワイン名 | Petillant Nature Pop & Nat |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | ピノノワール50%、グロローノワール25%、グロローグリ25% |
原産地呼称 | ヴァン・ド・ターブル |
その他 | 砂質を含む粘土石灰質。
ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。 アルコール発酵の途中で糖度を残して止め、瓶詰め後にアルコール発酵を再開する。亜硫酸塩無添加。 ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ公式ページから引用⇒こちら |
Cremant de Loire Blanc Brut Tradition
こちらのクレマン・ド・ロワールはコクも感じられますが、それよりもフレッシュなフルーティさがメインになっています。
しかし、ツンツンしたところはなく、程良い刺激の角の無いフルーティなスパークリングワインになっています。
スッキリとしているけれど、優しいフルーティさを楽しみたい時に飲みたいワインです。
感想
角の無いフレッシュな柑橘類、青リンゴ、フレッシュハーブなどの香り。
爽やかで、フルーティな香りです。
口に含むと、青リンゴ、フルーツコンポート、優しい味わいのフルーツ、ハーブ、僅かにバターやバニラクリームなどの味わい。
甘味はほとんどない。
ワイン名 | Cremant de Loire Blanc Brut Tradition |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | シュナンブラン100% |
原産地呼称 | ACクレマン・ド・ロワール |
その他 | 砂質、粘土質
空気圧によるソフトな圧搾。温度制御されたステンレスタンクで発酵。濾過の上、ボトリングし、瓶内二次発酵。12ヶ月間熟成。 ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。 ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ公式ページから引用⇒こちら |
Cremant de Loire Blanc Secret 2018
シュナンブラン100%のクレマン・ド・ロワールです。
ヴィンテージ付きで、2018vtです。
まさに絶品です!
爽やかさとふくよかさの見事なバランスのスパークリングワインです。
お話によると、ミシュラン・三ツ星レストランなどでも採用されているとのことです。
納得の美味しさでした!
感想
ふわっと沸き立つ、繊細で美しい泡立ち。
ライムなどのグリーン系の柑橘類や青リンゴ、トロピカルフルーツ、バニラ、ブリオッシュ、バターなどの香り。
少しコクがあり、青系フルーツの清々しい上品な香りがします。
口に含むと、トロピカルフルーツ、パイン、バニラ、柑橘類などのスッキリとした爽やかさと、ふくよかさを併せ持つ味わい。
ワイン名 | Cremant de Loire Blanc Secret 2018 |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | シュナンブラン100% |
原産地呼称 | ACクレマン・ド・ロワール |
その他 | 砂質、粘土質。
ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。手摘み。 空気圧によるソフトな圧搾。1次発酵の途中で、糖度を残して発酵を停止し、樽に移して残った糖度で、更に発酵。6ヶ月間樽の中で熟成後、瓶詰めして、さらに24ヶ月間熟成。 ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ公式ページから引用⇒こちら |
Anjou Blanc Clair de Terre 2021
アンフォラで造ったシュナンブランです。
先ほどの樽で造ったシュナンブランとは全く異なります。
どちらかと言えば、南国果実よりは柑橘類のイメージです。
香りには柑橘類の刺激を感じますが、味わいはほっこりとした優しい印象です。
柑橘類のピールのような苦味も感じます。
次に試飲した新樽100%のシュナンブランは他のブドウ品種でも感じる味わいや香りがありましたが、アンフォラの方がより個性的な面が現れていると思います。
今までに経験のない美味しいシュナンブランでした!
感想
少し刺激のある柑橘類、様々なハーブ、蜂蜜、トロピカルフルーツ、南国果実などの香り。
また、上品なグリーンをイメージする香りもする。
口に含むと、角の無い柔らかい柑橘類、柑橘類のピール、スッキリとしたフレッシュな白桃、ミネラル感、クリーミーさなど感じる味わい。
ワイン名 | Anjou Blanc Clair de Terre 2021 |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | シュナンブラン |
原産地呼称 | ACアンジュー |
その他 | 石灰岩、粘土質。
ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。 手摘みで収穫後すぐに、酸化や細菌による汚染を避けるため地下セラーに運ばれる。16から17度の温度管理のもとアンフォラで発酵、アンフォラ80%と20%樽で数カ月間熟成。 ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ公式ページから引用⇒こちら |
Anjou Blanc Clos de Lorette 2020
シュナンブランをビオロジックで育て、新樽率100%で造ったワインです。
樽が上品に効いていて、爽快で鮮烈な香りがします。
バタ臭くなく、上品な香りだなぉと思います。
味わいも同様に非常に美味しいです。
余韻にかけて苦味を感じます。
アンジュー・ソーミュール地区のシュナンブランも美味しいですね!
先程のアンフォラで造ったシュナンブランとの比較では、アンフォラはよりシュナンブランの味わいが出ているんだろうと思います。
新樽100%は樽の味わいが含まれるので、他の地域のシュナンブランでも感じる樽による味わいが含まれているためです。
この時、ステンレスタンクで造ったシュナンブランもありましたが、残念ながら試飲はしていません。
しかし、この3種類のワインの比較は非常に興味深いです。
感想
バニラ、トロピカルフルーツ、蜂蜜、グリーンハーブなどの鮮烈な香り。
口に含むと、少し苦味がある。
柔らかいバニラ、トロピカルフルーツ、南国果実、バター、グリーンハーブなどの味わい。
余韻にはグリーンハーブの苦味を感じる。
樽が上品によく効いている。
ワイン名 | Anjou Blanc Clos de Lorette 2020 |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | シュナンブラン |
原産地呼称 | ACアンジュー |
その他 | ビオロジック(ユーロリーフ)。 |
Lulu 2022
グロローというブドウ品種の赤ワインです。
ヴァン・メトド・ナチュール(Vin Méthode Nature)認証取得したナチュラルワインです。
野性的な赤いベリーやハーブを感じる特徴的な香りです。
味わいは赤系ベリーが口の中で、ふわっふわっと広がって、そのまま無くなるような、非常に軽やかで、儚さをイメージします。
しかし、余韻までしっかりと赤い果実の味わいが残る存在感もあります。
ナチュラルワインとして造り上げることで、個性がより引き出されているのかもしれません。
個性的で、美味しいワインです!
感想
木イチゴなどの野性的なベリー、野生ハーブなどのチャーミングで特徴的な香り。
口に含むと、赤系ベリーがふわっと広がり、無くなるような軽やかで、美味しい!
そして、赤い果実が余韻にまで感じられる。
酸味は感じない。
ワイン名 | Lulu 2022 |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | グロロー |
原産地呼称 | ヴァン・ド・フランス |
その他 | 石灰岩、粘土質。
ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。ヴァン・メトド・ナチュール(Vin Méthode Nature)認証取得。 手摘みで収穫後すぐに、酸化や細菌による汚染を避けるため地下セラーに運ばれる。16から17度の温度管理のもとアンフォラで発酵、アンフォラ80%と20%樽で数カ月間熟成。 天然自生酵母を用いた自然な醗酵。無濾過、亜硫酸塩無添加。 TASTE FRANCE-WINE&SPIRITSのドメーヌ・ド・ボワ・モゼのページ⇒こちら |
East Side 2021
香りは赤い果実のチャーミングさと上品さを兼ね備えた香りです。
フレッシュさもありつつ、つんつんせず、柔らかく、上品です。
味わいは野性味のあるハーブを感じつつ、赤系ベリーは酸味も甘味もほとんど感じず、優しく、香り以上に上品に感じます。
ビオワインのピノノワールは身体に優しく、馴染んでいくように感じます。
感想
ややフレッシュなラズベリーやストロベリー、チェリーなど赤系果実のチャーミングさと上品さを兼ね備えた香り。
口に含むと、優しい赤系ベリー、野生のハーブなどの味わい。
酸味、甘味はほとんどない優しいピノノワール。
ワイン名 | East Side 2021 |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | ピノノワール |
原産地呼称 | IGPヴァル・デ・ロワール |
その他 | 石灰岩、粘土質。
ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。 手摘み。12~14度でマセレーション。 TASTE FRANCE-WINE&SPIRITSのドメーヌ・ド・ボワ・モゼのページ⇒こちら |
Anjou rouge So nat 2020
ビオロジック栽培によりカベルネフランらしさを引き出した結果でしょうか、今まで経験したカベルネフランのイメージに加えて、さらに独特な香りと味わいを感じました。
これが本来のカベルネフランなのか、それともテロワールが色濃く現れているのか?
一定の凝縮感もあり、骨格もしっかりとした、美味しいワインです。
感想
モカやカカオのような独特な香りが漂う。
そして、黒胡椒などのスパイス、ややフレッシュなカシスなどの黒系果実のフルーティな香り。
口に含むと、カシスなどの黒系果実、モカ、スパイス、土、下草など、香り同様やはり独特な印象を受ける。
繊細なタンニンを感じ、渋味がある。
カベルネフランらしい味わいをしっかりと感じる。
ワイン名 | Anjou rouge So nat 2020 |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | カベルネフラン |
原産地呼称 | ACアンジュー |
その他 | 石灰岩、粘土質。
ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。 15日間マセレーション。春先に瓶詰。亜硫酸塩無添加。 ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ公式ページから引用⇒こちら |
Les Chenins d’or 2022
オレンジワインですが、いわゆる醸した感が少し控えめで、そして、樽による効果と思われる印象を少し感じました。
スタッフの方の説明では、ステンレスタンクと樽の両方を使っているとのことでした。
オレンジワインらしい独特な深みと、樽による美味しさが、上手くミックスされたワインです。
オレンジワインも色々な美味しさがあるなぁと感じた1本でした。
感想
オレンジ色に黄色を混ぜたような、柔らかい色。
バター、野生ハーブ、蜂蜜、熟したフルーツ、醸した香り。
口に含むと、バター、バニラ、トロピカルフルーツ、ハーブ、熟したフルーツ、白桃、ジューシーでフルーティですが、醸した味わい。
ワイン名 | Les Chenins d’or 2022 |
生産者 | ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ |
生産地 | フランス>ロワール>アンジュー・ソーミュール地区 |
ブドウ品種 | シュナンブラン100% |
原産地呼称 | ヴァン・ド・フランス |
その他 | 石灰岩、粘土質。
ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)。手摘みで収穫。厳格な衛星管理のもと、運ばれる。天然酵母で発酵。マロラクティック発酵。無濾過で瓶詰めし、数ヶ月間樽で熟成。 ドメーヌ・ド・ボワ・モゼ公式ページから引用⇒こちら |
Tastin’FRANCE『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』の基礎情報
Tastin’FRANCE『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』は、コロナ禍を除き、東京と大阪で毎年2回ずつ開催されています。
フランスから企業や生産者も来日されて、直接話を聞くこともでき、熱い思いを聞きながら、テイスティングや商談が可能です。
なお、参加できるのは日本の酒類業界従事者のみとなっています。
イベント名 | Tastin’FRANCE『フランスワイン&スピリッツ合同試飲商談会』(酒類業界従事者向け) |
内容 | 約40社の企業・生産者が来日し、未輸入製品を中心に約300アイテムを、日本の酒類業界従事者向けに紹介。
Alsace, Bordeaux, Bourgogne, Champagne, Languedoc-Roussillon, Loire Valley, Provence, Rhône Valley, Sud-Ouest などのワイン等。 |
対象 | 酒類業界関係者 |
開催地域・時期 | 東京・大阪
7月、11月 13:00~17:00 |
予約 | 事前予約制 |
主催 | Business France Japan Office フランス貿易投資庁-ビジネスフランス (各種公式ページ一覧はこちら) |