今回はワイン見聞録で購入したフランス、ラングドックのコルビエールというアペラシオンのワインです。
最近、コルビエールのワインを何種類か飲む機会もあり、非常に興味深かいワインです。
恵まれた自然環境を維持し、化学薬品を使ったことが無い畑で、2013年よりビオディナミで栽培を行っています。
調剤、樽材、アンフォラに至るまでワインに触る全てのものをその土地のものにすべきと考えています。
例えば、地元の粘土で作成したアンフォラ、堆肥は畑で3年かけた手造り、501調剤は畑に埋めて熟成させているとのことです。
さらには、ワイナリーも土地の石と木で造られていて、接着剤等の薬品は使われていない徹底ぶりです。
そんなが造るシャトー・ラ・バロンヌコルビエールを抜栓しました。
そんなワインの感想です。
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また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
シャトー・ラ・バロンヌが造るコルビエール・レ・シュマン2015
シャトー・ラ・バロンヌが造るコルビエール・レ・シュマン2015の情報は、輸入元のテラヴェールの公式ページから抜粋・引用しています。
小石の多い粘度石灰土壌の一部に青いマール土壌が混じっている古い年代の土壌。平均樹齢50年の区画。
小さなステンレスタンクで25日間マゼラシオンしながら発酵。その後、アンフォラに移して12ヶ月熟成。シュマン・ド・トラヴェルスは完全酸化防止剤無添加。
詳しくはこちら(テラヴェールの公式ページ)
コルビエール・レ・シュマン2015を造るワイナリー:シャトー・ラ・バロンヌ
コルビエール・レ・シュマン2015を造るワイナリー、シャトー・ラ・バロンヌの情報は、輸入元のテラヴェールの公式ページから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(テラヴェールの公式ページ)
「シャトー・ラ・バロンヌ」の畑は森に囲まれた荒地で 自然と共存している。 地中海式気候と大西洋式気候の2 つの影響を受ける地域。近くにそびえるのは石灰岩で形成された標高600mのアラリック山。
化学薬品が使われた事の無い畑。2013年からはビオディナミも導入している。 オーストリアの「マインクラング」に大きな影響を受けていてテロワールを素直に表す為にクローンは勿論、調剤、樽材、アンフォラに至るまでワインに触る全て のものをその土地のものにすべきと考えている。ワイナリーも土地の石と木で造られていて、接着剤 等の薬品は使われていない。
醸造に使用するのはステンレスタンク、セメントタンク、木樽、アンフォラと幅広い。天然酵母のみを使い、材質の異なる容器で発酵・熟成されたワインは瓶詰 め前にアッサンブラージュされる。同じ葡萄でも異なる容器で熟成を行えば全く違ったワインが産まれる。温度の上がり方や酵母の活動、酸素量の違いは自然なワイン造りでは重要。
畑の土壌と太陽から生まれた葡萄を同じ畑の粘土を焼き、太陽で乾かしたアンフォラの中に戻してあげる。そこで葡萄はワインに生まれ変わる。赤も白もシュール・リーの状態で発酵・熟成させるが他の容器と比べると、より香り高く、しなやかな口当たりに仕上がる。
シャトー・ラ・バロンヌが造るコルビエール・レ・シュマン’15の感想
光にかざすと、辛うじて透き通る、明るい赤寄りの赤紫色。
光にかざして、よくよく見ると、非常に繊細なタンニンで満たされて、少し濁りが見える。
濁りはあっても美しいです!
黒胡椒や爽やかなスパイス、ややフレッシュなカシスやブルーベリー、燻した木、タバコの煙、少しコーヒーなどの香り。
香りを取ると、初めに黒系果実のフルーティさとスパイシーさ、燻した香りが良く感じられ、このワインを特徴付けています。
意外に爽やかな香りも豊富で、スーッと鼻に抜けていきます。
よく香りを取ると、コーヒーのようなコクのある香りもします。
密度のある芳しい香りです!
口に含むと、少し酸味と渋味、僅かに甘味がある。
ややフレッシュなブラックベリーやカシス、ダークチョコレートやコーヒー 黒胡椒などのスパイス、余韻では煮詰めた黒系果実やコーヒーなどの味わい。
味わいは非常に多岐に渡り、楽しませてくれます。
特に、やや熟した黒系果実やダークチョコやコーヒーの味わいが非常に良いです。
余韻にかけては、黒系果実を煮詰めた印象やコーヒーなどの味わいを感じて、更に楽しませてくれます。
さらに、余韻を楽しんでいると、ブラックベリーが思い浮かび、そして、エッセンスにようにコーヒーのコクのある味わいを添えてくれます。
美味しいです!
今回のコルビエールはサンソーとグルナッシュ・ノワールによるアッサンブラージュです。
タンニンは非常に繊細なため、ほとんど意識はしません。
しかし、ボディは一定の密度があり、予想外にしっかりとしていて、黒系果実の煮詰めた感やコーヒーやダークチョコレートなどの味わいからも、フルボディの濃いめの赤ワインに感じます。
ラングドックのグルナッシュ・ノワールの赤ワインの中でも、かなり濃厚だと思います。
アッサンブラージュされているサンソーの影響にもよるのでしょうか…。
サンソーはちょくちょく飲みますが、他品種と共にアッサンブラージュされていることが多く、サンソー自体のイメージがあまりありません。
サンソー主体のワインをいつか飲んで、もっとイメージを持てるといいなぁと改めて思いました。
ボディのしっかりさをあまり感じさせず、濃厚だけど滑らかで柔らかい印象のワインです。
サンソー&グルナッシュも美味しいですね!
今回は、シャトー・ラ・バロンヌが造るコルビエール・レ・シュマン2015を抜栓しました。
黒系果実のフルーティさとスパイシーさ、そして、燻した香りが漂い、フルーティさやコクなど様々な味わいを楽しめるワインでした。
価格帯は2000円台半ばと非常にお値打ちです。
濃厚なグルナッシュ好きに特におすすめしたい、お値打ちワインです。
機会があれば、シャトー・ラ・バロンヌの赤ワインを是非試してみてください!
シャトー・ラ・バロンヌが造るコルビエール・レ・シュマン’15の基礎情報
・ワイン名:コルビエール・レ・シュマン・ルージュ2015
・ワイナリー:シャトー・ラ・バロンヌ(Instagram:@chateaulabaronne )
・ブドウ栽培地:フランス>ラングドック>コルビエール
・原産地呼称等:ACコルビエール
・ブドウ品種:サンソー、グルナッシュ(平均樹齢50年の区画)
・気候や土壌:小石の多い粘度石灰土壌の一部に青いマール土壌が混じっている古い年代の土壌。
・栽培・醸造法等:小さなステンレスタンクで25日間マゼラシオンしながら発酵。その後、アンフォラに移して12ヶ月熟成。シュマン・ド・トラヴェルスは完全酸化防止剤無添加。
・インポーター:テラヴェール(公式ページはこちら。Instagram:@terravert_official )
・参考価格(ネットショップ):2000円台
・購入時期/抜栓時期:2023.02./2023.10.
・購入先:ワイン見聞録(公式ページはこちら。Instagram:@winekenbunroku )
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今回は、シャトー・ラ・バロンヌが造るコルビエール・レ・シュマン2015を抜栓しました。
黒系果実のフルーティさとスパイシーさ、そして、燻した香りが漂い、フルーティさやコクなどの様々な味わいを楽しめるワインでした。
下記は同じくフランス、ラングドックの赤ワインです。
・ペズナス BAコレクション2019/ブルーノ・アンドリュ
ややフレッシュ感のある果実味を楽しめつつ、濃厚さがありながら透明感もイメージする上品なワイン!
フランス、ラングドッグ。
ブラックベリーやカシス、少しリコリス、爽やかなスパイス、バニラ、少しリキュールなどの香り。
口に含むと、ややフレッシュなブルーベリーやブラックベリー、カシス、少しバニラ、リコリス、僅かにオレンジ、少しモカやダークチョコレートなどの味わい。
