今回はインポーターのテラヴェールが運営するワイン見聞録で購入したワインです。
フランス、ローヌ地方のアペラシオン、サン・ジョセフ・ルージュです。
ローヌワインはACコート・デュ・ローヌでも好きなワインが色々とありますが、今回の格上のサン・ジョセフになると、やはり一味も二味も違うなぁと思わせるワインでした。
そんなワインの感想です。
本ページにはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
ティエリー・アレクサンドルが造るサン・ジョセフ ルージュ2018
ティエリー・アレクサンドルが造るサン・ジョセフ ルージュ2018の情報は、購入先兼輸入元のワイン見聞録の公式ページから抜粋・引用しています。
但し、恐らく取り扱い終了となったようで、執筆時現在、当該ページは見当たりません。
マセラシオンは15〜20日間程度で発酵初期は1日に10分ルモンタージュを行う。発酵終了後に圧搾、古いバリックに詰めて12ヶ月間熟成。フィルターは行わない。サン・ジョセフ・ルージュでも年産600本と言う生産量。
詳しくはこちら(ワイン見聞録の公式ページ)
サン・ジョセフ ルージュを造るドメーヌ:ティエリー・アレクサンドル
サン・ジョセフ ルージュを造るドメーヌ、ティエリー・アレクサンドルの情報は、輸入元のテラヴェールの公式ページから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(テラヴェールの公式ページ)
2005年創業、年産僅か5,000本。フランス国内のサロンにも出ていないにも関らず、フランス国内で大人気となっている「ティエリー・アレクサンドル」。
2000年に有機栽培で畑の管理を請け負う会社を設立。直ぐにジャン・ルイ・シャーヴやジャン・ミッシェル・ステファン、エルヴェ・スーオの畑を担当。
その後も顧客は増え続け、シャプティエの畑も担当
2005年、順調だった会社を止め、1.5haの葡萄畑と1haのアプリコット畑を買ってワイン造りを始めてしまう。
『ワイン醸造はエルヴェ・スーオから学び、少しずつ調整している。シンプルに何も足さないので難しい事はない』
醸造所はサン・ジョセフの中心地トゥルノンの北、「サン・ジャン・ド・ミュゾル」に位置する。
『サン・ジャン・ド・ミュゾルは拡張前のオリジナルのサン・ジョセフであり、土壌と丘陵、気候条件がコート・ロティとほぼ同じと言われる』
サン・ジョセフはローヌ川の左岸に南北40km以上に渡って広がり、1220haにもなる巨大アペラシオンで45の村が含まれている。
1969年に6つの村から45の村まで拡張されてしまった。
「サン・ジャン・ド・ミュゾル」「トゥルノン」「モーヴ」の花崗岩は本当のサン・ジョセフの偉大さを持っている。
畑は「サン・ジャン・ド・ミュゾル」に1haを所有。ローヌ川に近い平野部分にも1haを所有。対岸のクローズ・エルミタージュにも少し持っている。
『平野部の葡萄はヴァン・ド・フランスでペットナットを造っている。サン・ジョセフの葡萄樹は1960年頃に植樹された約60年樹齢』
ティエリー・アレクサンドルが造るサン・ジョセフ ルージュの感想
エッジにはオレンジ色が見える、光を通すことがない濃厚な赤紫色。
艶やかに見えます。
カシス、黒系ベリー、しっかりとローストした木、黒胡椒などのスパイス、タバコの煙、甘く煮詰めた果実、スモーク、花と緑の葉、なめし皮などの香り。
濃厚な黒い果実と、タバコ、ローストした木やスモークなどの独特な香りが共演しています。
また、緑色の葉や花などの植物系や、強くはないですが、煮詰めた果実の濃厚な甘い香りも時折感じます。
さらに、黒胡椒のようなスパイシーさも感じる、複雑で多彩な香りです。
口に含むと、渋味、少し酸味と甘やかさを感じます。
熟したブラックチェリー、ブラックベリー、カシス、モカ、ダークチョコレート、ローストした木、少しリコリスやバニラなどの味わい。
熟れた様々な黒系果実やモカ、リコリス、ローストした木などを口に含んだように、濃厚でコクと深みのある様々な味わいがします。
モカやダークチョコも味わい深い、コクと濃厚さを構成しています。
濃厚で骨格はしっかりとしているのに柔軟さがあり、たっぷりのフルーティさや多彩さのある味わいで、じっくりと楽しめるワインです。
ローヌのサン・ジョセフはこんな美味しかったのか!と改めて感じました。
やはりローヌのサン・ジョセフも素晴らしいワインですね!
今回はローヌワインの、ティエリー・アレクサンドルが造るサン・ジョセフ ルージュ2018を抜栓しました。
しなやかでしっかりとしたボディを持ち、濃厚で、フルーティ、かつ、多彩な味わいと香りが非常に美味しいワインです。
ローヌのアペアラシオンも色々と飲んできましたが、サン・ジョセフも美味しいですね!
後日、テラヴェールの解説を読んでいると、サン・ジョセフのアペラシオンが1969年に現在の45の村になる前は、6つの村のみが対象だったとのことです。
その6つの村内にあるサン・ジャン・ド・ミュゾルという地域他の畑を、ティエリー・アレクサンドルが所有しているとのことです。
そのため、今回のワインは本来のサン・ジョセフの個性を持つワインだったのかもしれません。
コート・ロティとも近いテロワールらしいです。
美味しいはずですね。
しかし、執筆時現在はWeb上で同じワインを見つけられませんので、日本での購入は難しそうです。
今後、取り扱いが再開するのを期待したいと思います。
ティエリー・アレクサンドルが造るサン・ジョセフ ルージュに合わせた料理など

・パテドカンパーニュ/bistro fil
我が家の定番のパテです。
キャロットラペも付いていて、野菜もいただけます。
ワインと合わせると、パテの味わいをしっかりと感じながら、ワインの味わいに僅かにフレッシュな果実味を加えてくれるイメージです。
我が家の定番だけあり、サン・ジョセフ ルージュとも良いペアリングでした!
ティエリー・アレクサンドルが造るサン・ジョセフ ルージュの基礎情報
・ワイン名:サン・ジョセフ ルージュ2018
・ワイナリー:ティエリー・アレクサンドル( Instagram:@thierryalexandrevin
)
・ブドウ栽培地:フランス>ローヌ>サン・ジョセフ>サン・ジャン・ド・ミュゾル
・原産地呼称等:ACサン・ジョセフ
・ブドウ品種:シラー100%
・栽培・醸造法等:合成化学製品不使用。手摘み。15〜20日間程度マセラシオン。発酵初期は1日に10分間ルモンタージュを実施。発酵終了後に圧搾、古いバリックで12ヶ月間熟成。ノンフィルター。
・インポーター:テラヴェール(公式ページはこちら。Instagram:@terravert_official )
・参考価格(ネットショップ):Web上見当たらず。
・入手時期/抜栓時期:2023.02./2023.11.
・入手先:ワイン見聞録(公式ページはこちら。Instagram:@winekenbunroku )
ローヌ関連のおすすめワインの記事
今回はローヌワインの、ティエリー・アレクサンドルが造るサン・ジョセフ ルージュ2018を抜栓しました。
しなやかでしっかりとしたボディを持ち、濃厚で、フルーティ、かつ、多彩な味わいと香りが非常に美味しいワインです。
下記は同じくローヌの、ヴァントゥーというアペラシオンの赤ワインです。
・ヴァントゥー・レ・サブロン2015/テラ・ヴァントゥー
ローヌのグルナッシュとシラーで造る、柔らかく、コクと深みがあり、まろやかな、コスパの高い、美味しいワイン!
フランス、ローヌ。
少し熟した黒系果実、リコリス、少し甘めのスパイス、バニラ、ココアを感じる香りと味わい。
