目次
パスカル・ジョリヴェのピノノワール・アティテュード2017
このワインはソーヴィニヨン・ブランの魔術師パスカル・ジョリヴェが造るロワール地方のピノ・ノワールです。「できるだけ自然に、手を加えないこと」をモットーにワイン造りを実践している生産者です。
農薬も使わず、手摘みで収穫し、ブドウ果汁を絞るときも、なるべく自然になるように重力システムを採用し、また、ブドウの果皮についた天然酵母を利用して時間をかけて発酵させるなどの徹底ぶりです。
その結果、テロワールの個性を引き出し、素晴らしいワインを造ることに成功しているようです。
今回のワインはロワール地方の中央・ニベルネ地区のトゥーレーヌとサンセールの地域の畑から収穫されたブドウで造られています。
私は2015ヴィンテージに続いてのリピートです。有名な地域の畑で、ナチュラルに造られたピノ・ノワールは素晴らしいワインに仕上がっていました。
このワインは私が注目しているIGPクラスのワインです。お値打ちで美味しいワインの宝庫です。今回もその1つと言えるワインです。
後述の「ワインの感想」をご参照ください。
ロワールの生産者:パスカル・ジョリヴェ
生産者の情報はエノテカオンラインから抜粋・要約しています。
パスカル・ジョリヴェについて
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ロワールの造り手でも屈指の実力を誇る自然派ワイナリー。1982年にロワールのワイナリーを買い取り、パスカル・ジョリヴェを設立。
初リリースから間もなく、1995年にサンセールがワインスペクテーター誌で90点、プイィ・フュメが89点という高評価を獲得。
また、早くからミシュラン星付きレストランでも取り扱われるなど、ロワール地方を代表する造り手として一気にその名は知れ渡った。
農薬を一切使用せず、手摘みでの収穫、重力システムの採用、果皮に付着している天然酵母の使用など、「できるだけ自然に、手を加えないこと」をコンセプトに、ソーヴィニヨン・ブランという単一品種でテロワールの個性を浮き彫りにした多彩なワインを造るその手腕から、「ソーヴィニヨン・ブランの魔術師」と称されています。
パスカル・ジョリヴェのピノノワール・アティテュード ワインの感想
フレッシュで瑞々しいストロベリーやレッドチェリーなどの赤い果実、薔薇の花のような美しい香りが思い浮かぶ。スパイスの香りも加わる。
口に含むと、どこまでもピュアな赤い果実を頬張っているような印象です。非常にジューシーで、そしてピュアな果実味です。雑味が全く感じられず、どこまでもピュアな果実味を感じ続けます。
徐々に開いて来ると、少しエレガントさが出てきますが、全体としては非常にピュアな赤い果実を感じるワインです。香りも素晴らしく、優しくナチュラルな果実や薔薇などの花の香りが抜栓直後よりも、少しはっきりと感じるようになってきます。
ブルゴーニュのピュアさとはまた少し異なる非常に美味しいピノ・ノワールに出会うことができました。ACブルゴーニュを飲んでいる方であれば、3000円程の価格でもありますので、ぜひ一度試してみてほしい美味しいピノ・ノワールです。
パスカル・ジョリヴェのピノノワール・アティテュード ワインの基礎情報
・生産地:フランス>ロワール>サントル・ニベルネ地区
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称、格付:IGPバル・ド・ロワール
・参考価格:2500円台~
・購入先:エノテカオンライン
ロワールのピノノワール関連のおすすめ記事
同じくロワールの生産者ジャン・フランソワ・メリオーが造るレ・ゼキサゴナル・ピノ・ノワールです。価格は1000円程安くなり、2000円程で購入できる手に取りやすい価格帯。今回のピノ・ノワールよりもフレッシュ感が強く、生き生きした酸味があるチャーミングな美味しいピノ・ノワールです。