今回のワインはオーストラリアのワイナリーであるランバート・エステート・ワインズのモニターに当選していただいたワインです。
ブドウ品種はシラーズです。しばらくオーストラリアのシラーズを飲んでいなかったので、楽しみにしていました。
実際に飲んでみると、非常に美味しいシラーズでびっくりしました。そして、本ブログ記事を書きながら、価格を調べると、なんと6600円!
その美味しさにますます納得させられました。
そんな素晴らしいシラーズの赤ワインの感想です。
目次
ランバート・エステートの高品質なザ・コミットメント・シラーズ2017
ランバート・エステート・ワインズのザ・コミットメント・シラーズの情報はランバート・エステート・ワインズから抜粋・引用しています。
下記は同封されていた小冊子の1部分。
深みのある濃い赤ワインで、ブラックベリーとブラックチェリーの香りにユーカリ、土っぽさ、甘草、コショウを感じれます。
クローブ、ナツメグ、コーヒー、ダークチョコレートの性質と複雑で軽いバニラや甘いベリーの味わいが生き生きとしています。
しっかりとしながらも柔らかなタンニンは、長く続く香ばしいチェリの後味をもたらします。完熟した風味豊かなシラーズを皮がついたまま7日間発酵させ、深みを加えました。
さらに、複雑かつ優しい味わいにするためにアメリカンオークとフレンチオークで18ヶ月熟成したこのワインは、まだ若く、10年以上の発展が期待出来ます。詳しくはこちら(ランバート・エステート・ワインズのページ)
高品質なザ・コミットメント・シラーズの生産者:ラバート・エステート・ワインズ
ランバート・エステート・ワインズでは収穫から除梗・発酵開始まで30分で、かつ、人の手を介さないとのことです。これを実現させる最新技術が凄いです。
これはランバート・エステート・ワインズのコンセプトに沿っています。ブドウを新鮮に保つという点と人間の介入を最小限にするという点です。
また、ワイナリーを多様性のある環境にし、かつ、環境への負荷を減らし、サスティナブルな生産を意図していることは、今後も優れたブドウ及びワイン造りが期待できると思います。
高品質なワインであるザ・コミットメント・シラーズを生み出すために、様々な取り組みをしている生産者、ランバート・エステート・ワインズの情報は輸入元のA-Tradingから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(A-Tradingのページ)
果実への熱や損傷を最小限に抑えるために、最新技術に投資。それはブドウを収穫し、除梗する小さな機械。驚異的な技術でわずか30分の間に木から桶まで移動し発酵が開始される。これらの行程はすべて人の手を介さず行われる。
バスケットプレスを使用。シャンパーニュ地方で伝統的に行われるブドウを絞る製法で、他の製法と比べ、優しく絞る事で種子への損傷を減らし、口当たりの良いタンニンを抽出する事が可能。
彼らの使命は
・ブドウを可能な限り新鮮に保つ
・最小限の人間の介入
・100%に近いグリーンエネルギーで稼働させる特徴的な技術の一つは、重力式のワイナリー。ポンプが無かった19世紀のワイン醸造者の様に重力を利用してブドウを動かすデザイン。
環境に対する配慮は、ワイナリーの至る所に見られる400枚のソーラーパネル、地下タンク。雨水を集めるポンプのおかげでエネルギーと水をほぼ自給自足可能
400,000㎡の敷地は広大で多様性に富んでおり、ブドウ園、果樹園にはカンガルーなどの動物が住んでいる。
ランバート家が大切にしているのは環境への負担を減らす事。
ランバート・エステートの高品質なザ・コミットメント・シラーズの感想
紫を含む、透き通らない、美しいワインレッド。凝縮したフレッシュな黒系果実の美味しさや香りを想像させる色です。
ややフレッシュなブラックベリーやカシスなどの黒系果実、黒胡椒やナツメグ、クローヴなどのスパイス、ロースト香、すみれの花、リコリス、鉄分、スモーク、カカオ、野生味のある香り。
香りは非常に豊富で、様々な要素を感じます。抜栓直後は野生味のある香りを感じたのですが、30分もすると控えめになります。
そして、さらに開いてくると、少し甘く、酸味もありそうな黒い果実の美味しそうな香りが漂います。スパイスも様々な種類を感じてバラエティです。肉料理に使いそうなスパイスのいい香りがします。
非常に魅力的な芳しい香りです。
口に含むと、控えめな酸味、タンニンは豊富だが、渋味はあまり感じない。非常に上品な甘やかさを感じる。
少し熟したブラックベリーやカシスなどの黒系果実、煮詰めた果実、スパイス、バニラ、ダークチョコレート、ココア、生肉、ローストした香ばしさなどの味わい。
凝縮感がありますが、濃すぎる印象ではなく、また、ボディはしっかりとしているものの滑らかさがあり、舌触りが非常に良いです。口の中を柔らかく滑らかに流れていきます。
しっとりとした黒いベリーの甘やかさが、コクがあって非常に美味しい! そして、オーク樽由来のバニラの味わいが綺麗に出ています。ローストしたような香ばしい味わいがあり、なんとも言えない美味しい風味があります。
非常にクオリティの高い、コク旨な美味しいシラーズです!
久しぶりに一味違う格上のシラーズ(シラーも含めて)に会いました。価格も相応にしますが、納得できる非常に高品質なシラーズです。
味わいはカベルネ・ソーヴィニヨンとは全く異なるのですが、お値打ちの美味しいカベルネを普段飲んでいたところ、高価で高品質なカベルネを飲んだ時の感動に似ています。どちらも美味しいけど、全く別物という感動の美味しさです。
これは凄いシラーズだと思います!
今回のランバート・エステート・ワインズのザ・コミットメント・シラーズは、ワインを飲み慣れている方や、シラーズやシラーを普段それ程飲まないワイン好きな方にもおすすめできます!
ワインを飲み始めの方も、このクラスのシラーズを飲んでおけば、美味しいシラーズやシラーの1つの基準を持つことができ、今後のシラーズ(シラー)の比較に役立つと思います。
オーストラリアのシラーズを探究して行きたくなる素晴らしい1本でした!
ランバート・エステートのザ・コミットメント・シラーズに合わせた料理
・チリハンバーグステーキbyナッシュ(NOSH公式サイト):6食セットの場合、4190円。698円/1食。
ナッシュのプレゼントキャンペーンで6種類6食分いただいた内の1食。
チリソースもハンバーグも濃い味付けではないため、ハンバーグそのもののジューシーな味わいを楽しめます。そして、肉汁がたっぷり過ぎず、あっさりめで身体に優しく、美味しいです。デイリーとして食べられる様な味付けにしてくれています。
また、副菜も種類が多くて嬉しいところです。いずれも美味しくいただきました!
ワインとのペアリングは、
ザ・コミットメント・シラーズの香りや味わいに、肉料理に使うスパイスを多数感じたことと、シラーズやシラーは一般的にラムやビーフなど肉類に合わせやすいことから、ナッシュのチリハンバーグステーキに合わせてみました。
ワインに合わせると、ワインの酸味が少し強調されて、ワインにフレッシュ感が出ているように感じました。基本的にスパイスとミンチとがワインによく合い、ハンバーグもワインも美味しくいただけます。特に、ハンバーグの方がより美味しくなるように感じました。あっさりめの味わいを、コクのある味わいにしてくれるような印象でした。
ランバート・エステートのザ・コミットメント・シラーズの基礎情報
・ワイン名:ザ・コミットメント・シラーズ2017
・生産者:ランバート・エステート・ワインズ
・生産地:オーストラリア>南オーストラリア州>バロッサ・ヴァレー
・葡萄品種:シラーズ
・栽培・醸造法等:収穫から除梗・発酵開始まで、最新技術により人の手を介さずに30分で行う。果皮が付いたまま7日間発酵し、アメリカンオークとフレンチオークで18ヶ月間熟成。バスケットプレス※の採用。重力を利用してブドウを移動させていく重力式を採用。
※バスケットプレス:シャンパーニュ地方で行われる伝統的なブドウを絞る製法。優しく絞ることで種子への負担を減らし、口当たりの良いタンニンを抽出する。
ソーラーパネルによる自然エネルギーや雨水を地下タンクに貯めるシステムにより、エネルギーと水のほぼ自給自足が可能。40万m2の広大な敷地内に果樹園があり、動物もいる多様性に富む自然環境。環境への負担を減らし、持続可能な生産。
・インポーター:A-Trading
・参考価格(ネットショップ):6600円
・入手先:バロッサ・ジャパン(公式ページはこちら)、Instagramのアカウント@barrossa.jp。
バロッサ・ジャパンが実施するランバート・エステート・ワインズのモニターに当選していただいたワイン。
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今回はオーストラリアのランバート・エステート・ワインズのザ・コミットメント・シラーズを抜栓しました。南オーストラリア州のブドウ品種シラーズで造る高品質なワインでした。
同じく南オーストラリア州のブドウ品種シラーズのワインです。2000円弱~買うことができるお値打ちで美味しいワインです。まずは、この価格帯からシラーズを探究するのもおすすめです!
ザ・パップ・シラーズ2016/ドッグ・リッチ
2000円弱~。少し熟したブラックベリー、ブルーベリー、フランボワーズなど膨よかな赤系・黒系果実、白胡椒、サンダルウッドなどスパイシーな多様な香り。口に含むと、フレッシュな黒系果実、スパイス、酸味が少なく、甘味は控えめで、果実の旨味を楽しめるようなワイン。いわゆる野性的な要素はあまりなく、エレガントな印象のシラーズです。