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ボルドーワインの当たり年2000年の古酒 シャトー・デュドン・キュヴェ・ジャン・バプティスト・デュドン2000
このワインは、最近古酒に目覚めている妻が購入したものです。まず2000年という年は、ボルドーの赤ワインは秀逸な年で、恐らくどのヴィンテージ・チャートでも一番上に位置する非常に良い年です。
それだけにタンニンが豊富で濃厚な赤ワインがたくさんリリースされましたので、飲み頃までには非常に時間がかかります。
そんな2000ヴィンテージも既に20年を迎えています。もうそろそろ飲み頃だろうとこのワインを購入したということです。
このワインはメドック格付2級のサンジュリアン地区のシャトー・グリュオ・ラローズのオーナーであるジャン・メルロ氏が所有するシャトーです。
そして、このキュヴェ・ジャン・パプティスト・デュドンはシャトー・デュドンのワインでも出来の良い年にしか造られないスペシャル・キュヴェとのことです。
そういう点でも納得の当たり年の2000ヴィンテージです。期待が膨らみます。
生産者シャトー・デュドンについて
シャトー・デュドンは、ボルドーのメドック2級格付けのシャトー・グリュオ・ラローズのオーナー、ジャン・メルロ氏が所有するシャトーです。1961年よりメルロ家が所有しています。
ボルドー南東部のガロンヌ川岸の丘陵地のボーレック村に位置しています。この村は紀元前からブドウ栽培が行われている非常にブドウの栽培に適した土地と言えます。土壌は砂利と粘土石灰質で構成されており、非常に水はけが良いです。
1973年から天然酵母の使用を初め、持続可能な農法へ移行しています。また、リュット・レゾネを採用し、可能な限り化学的なものを使用せずに栽培を行っています。
ボルドーワインの当たり年2000年の古酒の感想
エッジはオレンジ色で透き通り、中心部もオレンジを加えた色合いで、透き通っています。(写真では分かりにくいです)
少し熟したブルーベリーなどの黒系果実、土やトリュフなどのきのこをイメージする熟成香。熟成した独特な香りが非常に素晴らしい。ブランデーのような芳しい香りもあり、魅惑的です。
口に含むと、果実の風味はあまり感じない。やはり出汁のイメージに近いかもしれない。熟成によるコクが生まれ、非常に複雑で美味しい。未だにタンニンを少し感じ、酸味も少しある。
ピークは少し過ぎて果実味はほとんど感じないですが、うーんと唸らせる美味しさ。何度となくボルドーのオールドヴィンテージは経験しているけれど、何度経験してもこの独特な風味はこれはこれで美味しい。
ボルドーの初心者には勧めることは難しいです。しかし、ボルドーの若いヴィンテージをいろいろと飲み、そろそろオールドヴィンテージも経験してみたいというい方には、価格も3700円程度で購入しやすいのでおすすめのワインです。
合わせたおつまみ:
・北海道十勝の完全放牧豚のナチュラルポークで作った手造りパテ。ローズマリーの風味がしっかりと出ていて、めっちゃ美味しい。豚肉の臭みは全くなく、豚肉とローズマリーが良く合っている。そして、ワインとも非常に相性が良いです。
・ライ麦パンにチーズとドライ・イチジク乗せ。これも美味しくてパクついてしまいました。ワインにもよく合います。
ボルドーワインの当たり年2000年の古酒の基礎情報
・生産地:フランス>ボルドー>プルミエ・コート・ド・ボルドー
・葡萄品種:メルロー40%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン30%。
・参考価格:3700円位~
・栽培・醸造法:リュット・レゾネ(減農薬農法)、サステナブル農法(持続可能な農法)、天然酵母使用
・インポーター:三国ワイン
・購入先:コートドールおもろまち店
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ラコスト・ボリー1993 シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト
堅牢なイメージがあるワインですが、20年以上の熟成を経て、非常に透明感のあるワインになっています。オールド・ヴィンテージ・ワインも面白い。
シャト-・ル・シャトレ1998 シャトー・ル・シャトレ
そもそも生産量の少ない貴重な古酒。色合いからはまだまだ若々しさも残る美しい艶があり、香りは上品な黒系果実、熟成からくると思われるハーブやスパイスなどの複雑な香りがします。
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