今回はボルドーのACマルゴー、メドック格付3級のシャトー・フェリエール2009です。
2009vtは言わずと知れた偉大なヴィンテージで、2017年に購入してから約6年熟成させて、収穫年から約14年経過しての抜栓です。
非常に楽しみにしていた1本です。
そんなワインの感想です。
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また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
シャトー・フェリエール2009(ACマルゴー・格付3級)
シャトー・フェリエール2009(ACマルゴー・格付3級)の情報は、購入先兼輸入元のエノテカの公式ページから抜粋・引用しています。
参考:2007vt
外観は深みのガーネット色。グラスに注ぐと、ブラックベリーやカシスなどの果実のアロマに、コーヒーやリコリスなどのニュアンスが漂います。カベルネ・ソーヴィニヨンの出来が良かった2007年のフェリエールは、みずみずしい果実味と心地良い酸、しっかりとしたタンニンがあるカベルネ・ソーヴィニヨンの強みを生かしたスタイル。コーヒーの風味を帯びた長い余韻を残します。
オーナーのクレラ女史曰く、フェリエールのワインは「ベルベットのクッションに乗せられた小さな宝石」。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いのが特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロ20%、プティ・ヴェルド5%という作付けで、多い時はカベルネ・ソーヴィニヨンが85%のアッサンブラージュになることもあるそうです。本来、カベルネ・ソーヴィニヨンが持っている、エレガンスやソフトな果実味を若いうちに感じさせてくれるワインです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインの公式ページ)
シャトー・フェリエール2009(ACマルゴー・格付3級)を造るシャトー:シャトー・フェリエール
シャトー・フェリエール2009(ACマルゴー・格付3級)を造るシャトー・フェリエールの情報は、購入先兼輸入元のエノテカの公式ページから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインの公式ページ)
メドック格付けシャトーの中では、 わずか8haという最小の畑面積のフェリエール。しかし、その畑の隣はシャトー・マルゴーという好立地にあります。
オーナーはクレラ・ヴィラエール女史。彼女はシャトー・オー・バージュ・リベラルやシャトー・ラギュルグのオーナーでもあり、敏腕オーナーとして知られています。さらに、彼女の妹は シャトー・シャス・スプリーンのオーナー、夫はデュルフォール・ヴィヴァンのオーナー家系であり、ワイン界においてはかなりの名門、サラブレッド的存在なのです。またシャトーのコンサルティングは、かの有名なジャック・ポワスノ氏が担当しており、畑のポテンシャル、そしてワイン造りに関わる人のどちらも、最良の質のシャトーと言えます。
シャトー・フェリエール2009、ACマルゴー・格付3級を堪能の感想
光にかざすと、中心部も美しく透き通るルビーレッド。
エッジには薄く、ピンク色が見えるが、オレンジ色やレンガ色は見えない。
熟したブラックチェリーや黒系ベリー、シナモン、サンダルウッド、トリュフなどのキノコ類、トースト、バニラ、西洋杉、タイム、クレームドカシス、森の下草などの香り。
熟したブラックチェリーやシナモン、バニラなどのフルーティで甘やかで、妖艶さも持つ香りにうっとりとさせられます。
そして、爽やかさで清々しい香りもしながら、奥深い複雑さに、ため息が漏れます。
熟成によって混然一体となった、複雑で芳醇な香りが非常に素晴らしく、魅了されます。
なんとも言えない芳醇な香りです。
やはりボルトーは凄いですね。
口に含むと、熟したブラックチェリーや黒系ベリー、カシス、バニラ、クレームドカシス、リコリス、リキュールなどの味わい。
凝縮感があり、非常に密度の高い液体です。
まだ、タンニンも豊富で少し渋味も感じられますが、親しみやすいです。
若い頃は硬くて、渋かったのかな?と想像しますが、現在は一定の熟成を経て、こなれてきている印象です。
まろやかで甘やか、酸味が僅かに残るフルーティさなど、非常に美味しいです。
そして、なにより熟成により、なんとも言えない一体感のある複雑さと芳醇さが、香り・味わい共に感じられます。
やはり熟成した優良年(2009vt)のACマルゴーは一味違いますね。
今回は、シャトー・フェリエール2009(ACマルゴー・格付3級)を抜栓しました。
やはりメドック格付3級のACマルゴーだけあり、非常に美味しいです。
2009vtという優良なヴィンテージというのもポイントかもしれません。
2017年に購入した際に、すぐ飲まずに我慢して、セラーでさらに6年程熟成させたのも良かったです。
おかげで熟成が進み、香り・味わいが混然一体となった複雑な奥深さや芳醇さを味わうことができ、素晴らしいひと時を過ごすことができました。
ちなみに、記事執筆時に楽天市場でチェックすると、新しい2021vtと2020vtが6000円台~と以外にお値打ちです。
そして、今回抜栓した優良年の2009vtは見当たらず、同じく優良年の2010vtだと12,000台~17,000円台と熟成させている時間も長いので、相応に高価ですね、
個人的には新しいヴィンテージで10数年待つよりも、熟成時間を買うという考えで、既に飲み頃の2010VTを買いたいところですね。
記念日などに是非!

夕ご飯をおつまみにしつつ、いただきました。
グリルしたビーフにバルサミコソースやベリーソースなどにしても良かったかもしれません。
シャトー・フェリエール2009(ACマルゴー・格付3級)の基礎情報
・ワイン名:シャトー・フェリエール2009
・ワイナリー:シャトー・フェリエール(公式URL(En):https://www.gc-lurton-estates.com/、 Instagram:@chateau_ferriere )
・ブドウ栽培地:フランス>ボルドー>マルゴー
・原産地呼称等:ACマルゴー、メドック格付3級
・ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン80%、メルロ15%、カベルネフラン5%
・気候や土壌:大きな砂利が表土を覆い、粘土は少ない。
・栽培・醸造法等:畑は100%アグロエコロジーに従って管理。ビオロジック(ユーロリーフ、AB認証)、ビオディナミ(ビオディヴァン、デメター)、区画ごとに醸造。天然酵母によるアルコール発酵。1日1回のポンピングオーバーで優しく抽出。3週間のマセラシオン。25℃以下で醸造。新樽35%、1度使用の古樽35%(原文:35% in barrels of one wine)、卵型コンクリート20%、アンフォラ10%で18ヶ月熟成。全醸造期間中、無添加(2022vt)
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):6000円台~
・購入時期/抜栓時期:2017.08./2023.10.
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら。Instagram:@enoteca_wine )
エノテカのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、10,000円位で購入。

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今回は、シャトー・フェリエール2009(ACマルゴー・格付3級)を抜栓しました。
熟成による香り・味わいが混然一体となった複雑な奥深さや芳醇さを堪能しました!
下記は同じくACマルゴーの、シャトー・ラトゥール・ド・モンのセカンドラベルです。
・マルキ・ド・モン2010/シャトー・ラトゥール・ド・モン
複雑さを身に付けた魅惑的なボルドー・ルージュ!
シャトー・ラトゥール・ド・モンのセカンドラベル。ACマルゴー。4000円位~。
エレガントな花束、リキュール、火打ち石、西洋杉、腐葉土、鉱物、僅かにバニラやカシスなどの香り。
口に含むと、リコリス、クレームドカシス、ブラックベリー、腐葉土、控えめにバニラ、カカオやコーヒーなどの味わい。
