今回は美味しいローストビーフがプレゼントキャンペーンで当たったので、ペアリングに少し良いワインを抜栓しました。
2019年に購入してワインセラーで寝かせていたシャトー・レオヴィル・ラスカーズのセカンドワイン(2011vt)です。
ラスカーズのワインは、ファーストはもちろんですが、セカンドも、旧セカンドも全てお気に入りです。
セカンドは2009vtも以前ブログでレビューしていますが、今回も期待値を高く抜栓しています。
そんなワインの感想です。
本ページにはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011の情報は、購入先兼輸入元のエノテカから抜粋・引用しています。
サン・ジュリアン村に位置し、5大シャトーに迫る「スーパーセカンド」の中で筆頭と称される程の実力を持つシャトー、レオヴィル・ラスカーズのセカンドラベルです。
「プティ・リオン」が生産される畑はレオヴィル・ラス・カーズと同じ、グラン・クロ(偉大な畑)と呼ばれる畑。メドックの街道の東側(川側)に、石垣に囲まれる形で広がり、小さな小川を1本隔ててラトゥールの畑に隣接しています。近年は、将来への更なる投資として、この畑の一部を植え変えを実施。「プティ・リオン」はそれらの若樹のブドウから造られています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011の生産者:シャトー・レオヴィル・ラスカーズ
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011の生産者、シャトー・レオヴィル・ラスカーズの情報は、購入先兼輸入元のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
サン・ジュリアン村に位置する3つの「レオヴィル」の一つ。ラス・カーズ、バルトン、ポワフェレの兄弟は、元々1つのシャトーだったものが、分割され、別々のオーナーの元で歴史を刻んできました。
このレオヴィル・ラス・カーズは、「サン・ジュリアンの王」と言われ、その質の高さと安定した造りで、1級シャトーにも引けを取らないスーパーセカンドの筆頭です。
3つのレオヴィルの中で最も繊細と言われています。
その理由は構造、豊かさ、奥深さ、フィネスがこれほどまでに完璧に近い形でつりあっている銘柄は稀有だから。複雑で優美なサン・ジュリアン的スタイルというよりは、むしろ隣のポイヤックのような厚みを感じるのが特徴です。
所有する畑はあのシャトー・ラトゥールに隣接し、グラン・アンクロの土壌やジロンド河のミクロ・クリマにより、格付け1級シャトーに引けを取らないクオリティのワインを生み出しています。
総面積は約97ha。土壌は主に砂利と粘土質、石が多く転がる土地。水分と栄養素の低いこの土壌では、秀逸なカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンが結実します。この比類無き素晴らしいテロワールが、シャトー・レオヴィル・ラス・カーズのワインにその独特の個性と卓越したクオリティの高さを与えているのです。
どんな年でも一定の高さを保った品質のワインを造っています。また良年ヴィンテージにはカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を上げるなどその年に造られる最高の品質のワインを生み出しているのです。
土壌や伝統、テロワールを深く理解しているからこそ成し得るものであると言えます。
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011の感想
抜栓1時間後からスタート。
エッジにオレンジ色が見え、僅かにピンク色が見え隠れするガーネット色。
中心部は光にかざすと、透き通りそうで、透き通ない。
しかし、透明感は全体にあります。
中心部からエッジにかけて、ルビーレッドからガーネットに美しくグラデーションしていく。
観ているだけで、楽しめます!
熟したラズベリー、ブラックチェリー、ブラックベリー、バニラ、クレームドカシス、トリュフ、シナモン、グローヴ、白檀、カシスリキュール、ローストした木、モカなどの香り。
密度があり、甘やかで、コクがあり、うっとりさせられる芳醇な香りが、豊富にグラスから溢れてきます。
熟成により奥深く、まろやかな香りになっています。
素晴らしい!
さすがメドック格付2級のセカンドワインです。
格の違いを感じます。
口に含むと、少し酸味と渋味、甘やかさがある。
タンニンは溶け込んでいて、ざらつきは全くありません。
骨格はありますが、頑強ではなく、非常に柔らかく、控えめな濃厚さで、僅かに透明感もイメージします。
非常に柔らかい舌触りで、エレガントです。
ややフレッシュなブラックチェリー、レッドチェリー、ブラックベリー、クレームドカシス、胡椒などのスパイス、腐葉土、キノコ、少しコーヒーやダークチョコレートなどの味わい。
味わいにおいての熟成度は、香り程ではありません。
フレッシュ感のある赤系・黒系果実も感じます。
同時に、熟成による味わいも多分に含まれていて、堪能できます。
ただ、若いワインと違い、タンニンはほぼ気にならないので、口当たりは非常に優しくて、何よりエレガントです。
フレッシュ感のある果実味と、熟成感の両方を楽しめる柔らかいボルドールージュです!
やっぱりサンジュリアンは美味しいです。
10年程熟成したラスカーズのセカンドワインは手頃で、素晴らしいワインです!
ファーストのような凝縮感がなく、その代りに透明感をイメージするエレガントさを持ち合わせているところが、セカンドの良さの1つだと思います。
また、熟成期間が短くても楽しめるのもメリットの1つです。
超おすすめのワインです!
今回はル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011を抜栓しました。
フランスのボルドー、メドック格付2級のシャトー・レオヴィル・ラスカーズのセカンドです。
以前にもセカンドの2009vtを、ファーストの1994vt、旧セカンドのクロ・デュ・マルキ・ド・シャトー・レオヴィル・ラスカーズ2008もブログで感想を紹介しています。
やはりこのシャトーのワインはお気に入りです。
ファーストだと、うん万円かなり高価ですが、セカンドワインだと、1万円未満から購入できます。
この価格もいつまで維持できるか、怪しいですが…
価格高騰中ですので、可能ならば今のうちに入手して、取り急ぎワインセラーに入れておくのがおすすめです。
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011に合わせた料理など
・直火焼きローストビーフ/いづつ屋
「厳選した牛肉の赤身肉のみを使用し、こだわりのスパイスで味付けしました。独自の直火焼き製法でじっくり丹念に炙ったローストビーフは、旨味が一気に凝縮され香ばしくジューシーな味に仕上がっております。」(いづつ屋の商品説明文から引用。いずつ屋のURL:https://www.tanba-izutsuya.com/ Instagramアカウント:@tanba_izutsuya)
厚切りにして、テーブルでナイフでカットしていただきました。
肉厚があり、赤身肉の旨味、ローストした表面の香ばしさをたっぷりと堪能できます。
厚切りやキューブの方が薄切りよりも、美味しさを堪能できるように感じます。
今回は海塩を付けて楽しみました。
塩のミネラル感と旨味がローストビーフに加わりつつ、ローストビーフの香ばしさや旨味を引き出してくれるので、非常に美味しいです。
塩は少しだけ付けるのがポイントです。
おすすめです!
さて、お待ちかねのル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011にローストビーフをペアリングします。
まずは何も付けずにワインと合わせると、ワインが主役になり、黒系果実やまろやかな味わいが、ローストビーフの香ばしさ、そして、お肉の旨味と良く合います。
お肉の旨味は少し控えめになります。
いずれも繊細なところを楽しむに、別々に口に含む方が楽しめますが、相性そのものは非常に良いペアリングです。
海塩を付けてワインと合わせると、ローストビーフもワインもより洗練された味わいになり、よく合います。
明らかに塩をつけていた方が、ワインもローストビーフもより深くまで味わうことができ、非常に良いペアリングです。
塩を付ければ、ワインとローストビーフのより発展的な味わいを楽しめます。
機会があれば、是非塩をつけて、ローストビーフとペアリングを!
今回のローストビーフは「京都・亀岡市|ふるさと納税【公式】」(Instagramアカウント:@kameokacity.furusato)がInstagram上で実施していたキャンペーンに当選していただいた亀岡牛ローストビーフです。
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011の基礎情報
・ワイン名:ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011
・生産者:シャトー・レオヴィル・ラスカーズ
・生産地:フランス>ボルドー>サンジュリアン>
ファーストと同じ、グラン・クロ(偉大な畑)と呼ばれる畑。メドックの街道の東側(川側)に、小川を1本隔ててラトゥールの畑に隣接。
・原産地呼称等:ACサンジュリアン。メドック格付2級。
・葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン42.5%、メルロ54% カベルネフラン&プティヴェルド3.5%
・栽培・醸造法等:ラトゥールと隣接するファーストと同じ畑の若樹。
・評価・受賞等:パーカーポイント87~88点
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):8000円台~
・購入時期/抜栓時期:2019.04./2023.11.
・購入先:エノテカ大阪店(エノテカオンライン公式ページはこちら)
エノテカのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、8000円台で購入。
シャトー・レオヴィル・ラスカーズ関連のおすすめ記事
今回はル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズ2011を抜栓しました。
果実味と熟成感があり、まろやかな甘やかさや透明感もイメージする、エレガントなボルドールージュでした。
下記は同じくシャトー・レオヴィル・ラスカーズの旧セカンドとファーストです。
・クロ・デュ・マルキ2008/シャトー・レオヴィル・ラスカーズ
ボルドーのサン・ジュリアンのシャトー・レオヴィル・ラスカーズの旧セカンドワイン。8000円台~。
花々、プラムとナッツ、ブルーベリー、カシス、少しクレーム・ド・カシス、シナモンなどのスパイスの豊富な香り。
熟した黒系果実、クレーム・ド・カシス、シナモンなどの香り。熟した黒系果実がたっぷり。クレーム・ド・カシスの甘味などなど。
・シャトー・レオヴィル・ラスカーズ1994
「サン・ジュリアンの王」と称えられるスーパーセカンドの筆頭。40,000円台~。
抜栓直後から香りがグラスから溢れ出る。熟した黒系果実の甘い香り、ハーブ、トースト、お香、トリュフ、甘いスパイスのような素晴らしい香り。
口に含むと、カシス、ブラックカラント、ブルーベリーなどの熟した濃厚な黒系果実に、クレーム・ド・カシス上品な甘み、スパイス、なめし皮などが加わっています。