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ルーデュモンのレアセレクション・ブルゴーニュ1999について
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ・レア・セレクション1999について
今回抜栓するのはルーデュモンの中でも、レア・セレクションです。このシリーズは、ルーデュモンが生産者の蔵出しの古酒の中から、コストパフォーマンスの優れているものを瓶単位(シュル・ピルと言う)で買い付けし、ルーデュモン名義でリリースしています。
よって醸造はルーデュモンではない生産者が行っていることから、仲田氏の優れたテイスティング能力に触れることができるワインとも言えます。
しかも20年熟成したブルゴーニュ・ルージュはどうなっているのか。期待がどんどん膨らむワインを抜栓しました。
ブルゴーニュ・ルージュの生産者のルー・デュモンについて
ルーデュモンについては過去の記事から引用しています。
ルーデュモンについて
ブルゴーニュへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン(このブログの他の記事)。そのルーデュモンのレア・セレクションです。
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。ネゴシアン(葡萄を買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有し葡萄栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
10年以上前に、コミック「神の雫」に掲載された生産者です。そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳しくはエノテカオンライン「ルー・デュモン」もご参照ください。
レア・セレクションについて
今回抜栓するのはそんなルーデュモンの中でも、レア・セレクションです。このシリーズは、ルーデュモンが生産者の蔵出しの古酒の中から、コストパフォーマンスの優れているものを瓶単位(シュル・ピルと言う)で買い付けし、ルーデュモン名義でリリースしています。
よって醸造はルーデュモンではない生産者が行っていることから、仲田氏の優れたテイスティング能力に触れることができるワインとも言えます。しかも19年熟成したシャンボールはどうなっているんでしょうか?わくわく感が止まらないです。
ルーデュモンのレアセレクション・ブルゴーニュ ワインの感想
エッジにはオレンジが入っていますが、まだまだ若々しそうな色合いをしている。
熟したストロベリーやレッドチェリーなどの赤系果実、アプリコット・ジャム、キノコ、花、土や大地、スパイスなどの香り。
口に含むと、程よく熟したチェリー、少しストロベリーなどの赤系果実、バーブ、スパイスなど、複雑でコクのある味わい。少しの酸味と少し渋味があり、落ち着いた味わいですが、予想よりも意外に若々しい。
酸味が強いわけではないので、全体のバランスがそう感じさせるのだと思います。
数時間後、さらに開いて、バラの花、ロースト香、リキュール類などの香りが現れて、そして、スパイシーさがさらに強調されています。
楽しく美味しいワインでした。香りの変化も面白く、私は3500円程で購入できたので、なおさら価格以上に楽しめたと思います。
ルーデュモンのレアセレクション・ブルゴーニュ ワインの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:3500円位(~4300円位)
・購入先:エノテカ
1999ヴィンテージがまだ販売しています。この手の古いヴィンテージはなおさら次の出会いがない場合が多いので、関心が高い場合は出会いを大切にされるのがおすすめです。
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