今回はお気に入りの造り手、ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2015です。
リリース時にダース買いして、今回3本目の抜栓です。
まだ9本あります(笑)
というのも、2015vtは当初抜栓した時に、タンニンが非常に豊富でした。
そのため、若い時期に抜栓してフルーティさを楽しむよりも、少し熟成させてこなれたところで飲んだ方が美味しいに違いないと感じたため、熟成させていたため在庫が未だにたくさんあります。
今回抜栓したところ、かなりこなれて美味しくなっていましたので、これからは抜栓が加速しそうです。
そんなワインの感想です。
目次
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2015
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュの情報は、購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
2020vtについて (本記事執筆時リリース中のvt)
外観は輝きのあるルビーの色調。グラスに注ぐとレッドチェリーやラズベリーなどのフレッシュな赤系果実のアロマと、クローブのようなニュアンスがグラスの中から立ち上ります。凝縮したベリーの風味が口の中に広がり、きれいな酸ときめ細やかなタンニンが印象的。シンプルな鶏のソテーや軽いトマト煮込みなどと一緒に愉しむのがおすすめです。
ブルゴーニュ・ルージュは、ニュイ・サン・ジョルジュ村のACブルゴーニュが約28%、ビオディナミによるメルキュレー村内のACブルゴーニュが約10%、自社畑もの(「Bourgogne Rouge Vieilles Vignes」)が約2%、残りの約60%はAOCフィサン、マルサネ、AOCオート・コート・ド・ニュイを格下げしてブレンドしています。平均樹齢30年以上。収穫量50hl/ha。天然酵母のみで発酵させ、新樽比率20%のカヴァン社製ジュピーユ産オーク樽で18ヵ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされています。ACブルゴーニュ・ルージュの域を超えた、気品と艶のある味わいです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ブルゴーニュ・ルージュ2015 順調に熟成中の生産者:ルーデュモン
ルーデュモンは、日本人の仲田晃司氏がワインを造る志を抱き、単身フランスに渡り、各地の醸造家の下で修業を積まれ、自らのワイナリーを持ち、現在はネゴシアンもの(葡萄を買付、醸造はワイナリーで行う)とドーヌもの(葡萄栽培から一貫したワイン造り)と両方のワインをリリースされています。
また、「ブルゴーニュの神様」、故アンリ ジャイエ氏からもコメントをもらったと言う逸話も有名です。
そして、NHKの「仕事の流儀」で、ルーデュモンが紹介され、仲田さんの職人気質・プロフェッショナルさを感じたられた方も多いようで、さらに支持を受けている醸造家です。
ブルゴーニュ・ルージュ2015の生産者、ルーデュモンの情報は購入先のエノテカの内容を参照しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2015 順調に熟成中の感想
光にかざすと全体にオレンジ色が見えるガーネット色。
光にかざさねば、極僅かにオレンジ色が見える程度で、少しのピンク色と赤色が混ざる美しいルビーレッド。
非常に芳しい甘やかな香り。熟したラズベリーなどの赤系ベリーの甘やかでうっとりさせられる香りです。
バニラ、バラなどの華やかな花束、控えめに爽やかなスパイスや甘やかなスパイス、熟れた果汁のエキスなどの香り。
とにかく、甘やかで、トロけてしまいしまいそうな、うっとりした香りです。
口に含むと、控えめな酸味、甘味はほぼ感じない。渋味やタンニンはほとんど感じません。
熟れたラズベリーやストロベリー、バニラ、出汁、土、ミネラル、少し刺激のあるスパイスなどの味わい。
余韻も非常に長く、鉱物系と熟れたベリーが長く続き、最後はややスパイスを感じる。
うーん、美味しい!
ルーデュモンのワインは、ACブルゴーニュでも7年程熟成させると、こんなに美味しく、楽しめるんだと改めて感じます。
香りの方がより熟成が感じられ、複雑で甘やかで、うっとりさせられます。
味わいはそこまで熟成した印象ではないものの、もちろん熟成は進んでいて、もう少し時間があれば香りの水準に追い付くのではないかなと想像しました。
同一vtを若飲みした時に、タンニンを豊富に感じた記憶からすると、現状はタンニンが溶け込んで、まるで宝石のような熟れた果汁エキスを飲んでいるようです。
当時より現状の方が断然美味しいです。
未だに酸味が少しあり、赤系ベリーのフルーティーさもあり、果実味を少なからず求める方には絶妙なタイミングかもしれません。
やはりルーデュモンは堪能させてくれます!
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2015の基礎情報
・ワイン名:ブルゴーニュ・ルージュ2015
・生産者:ルーデュモン
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>
ニュイ・サン・ジョルジュ村のACブルゴーニュが約28%、ビオディナミによるメルキュレー村内のACブルゴーニュが約10%、自社畑もの約2%、約60%はAOCフィサン、マルサネ、AOCオート・コート・ド・ニュイを格下げしてブレンド。(2020vtの情報)
・原産地呼称:AC.ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノノワール
・栽培・醸造法等:平均樹齢30年以上。収穫量50hl/ha。天然酵母。カヴァン社製ジュピーユ産オーク樽で新樽比率20%で18ヵ月間樽熟成。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。(2020vtの情報)
・インポーター:(株)ヌーヴェル・セレクション (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):4300円台~
・購入時期/抜栓時期:2018.06./2022.11.
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、3300円台で購入。
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今回はルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2015をレンタルセラーで約4年熟成させて抜栓しました。
以前抜栓した時はタンニンが豊富でしたが、現在は宝石のような透明感のあるエレガントなワインになっていました!
・サヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015/ルーデュモン
5,100円台〜。
熟れた甘いストロベリーなどの赤系ベリー、甘い花々、清涼感のあるスパイス、少しリキュール、森の下生えなどの香り。
口に含むと、熟しつつあるフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーの少しの酸味と甘やかさ、滋味深い出汁などの複雑で、透明感のある味わい。
・ラドワ・ルージュ2015/ルーデュモン
5000円位~。
非常に甘やかな熟した赤い果実、ドライフルーツ、バニラ、サンダルウッドのようなお香、赤い花、シナモンや胡椒などのスパイスの香り。
口に含むと、やや熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリー、バニラ、ドライフルーツ、スパイス、土、ミネラルなどの味わい。