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ルモワスネのブルゴーニュ・ブラン・ キュヴェ・スペシャル１９９７
私のワイン遍歴は、やや甘口白ワイン（ドイツ）から始まり、その後ボルドー赤ワインに進み、さらに、濃い口赤ワインを長い間継続して飲んできました。
そして、ブルゴーニュ・ルージュから世界のピノ・ノワールへ、並行して白ワイン全般の順に進んできました。
現在はニューワールドも含めたピノ・ノワールが多めですが、赤・白ワインともいろんなワインを飲みます。
そういったワイン遍歴ですので、当然ながら、白ワインの経験が赤ワインより少なく、さらにブルゴーニュ・ブランのオールド・ヴィンテージは数えるほどしか飲んだことがありません。
たまたま楽天市場のワインセラー・ウメムラで、ルモワスネのブルゴーニュ・ブランの１９９７が背伸びすれば手が出る範囲の価格で売っていましたので、味わってみたく購入しました。
ＡＣブルゴーニュ・ブランが２０年でどんなワインになっているのか、非常に楽しみです。
ブルゴーニュブランの生産者ルモワスネ・ペール・エ・フィス
生産者の情報は購入先のウメムラから抜粋・要約しています。
ルモワスネについて ※リンク先は購入先のワインセラー・ウメムラへのリンク
1877年設立のネゴシアン。年代物の古酒は大量のストックをしています。
前当主のローラン氏は最後のブルジョアとも言われるほどの裕福な家系。その豊富な財力で60年代,70年代,80年代は現代のトップドメーヌから大量のワインを買い付けています。その素晴らしいワインが、彼のカーヴにて樽から瓶に詰められた後、一切動かされずに今も大量に眠っており、現在その味わいは酸、タンニン、果実味全てが溶け合った魅惑的な味わいを醸し出しております。
また、ローラン氏の考えから古酒の輸送には、瓶内の澱が悪影響を及ぼすとの事から1本1本丹念に澱を取り除いています。その後、コルクを抜き澱の不足分を同じワインから注ぎ足しリコルクして出荷いたします。深い眠りと丹念な世話により出来上がったワインは、他のドメーヌでは考えられない程の長熟なワインを生み出しています。
ルモワスネのブルゴーニュブラン１９９７ ２０年熟成白ワインの感想
色合いは琥珀のような濃厚なイエロー。
第一アロマは熟成によるものでしょうか、独特な落ち着いた香り。
スワリングをして開かせていくと、たっぷりの深みのある白い花の香り、森林の爽やかなイメージ、オレンジの皮、控えめなレモン、数種類のハーブなど非常に清涼感を感じる香り。
果物がいっぱいというよりも白い花束のアロマティックな香り。
口に含むと、独特な味わい。ビオっぽい風味。酸味が控えめなレモネードと柑橘系果実、ちょっとオレンジの風味。
バターやブリオッシュ、南国果実のような濃厚さでは無いが、味には非常にふくよかさがあります。
余韻では酸味はあまり感じないのですが、爽やかにフィニッシュします。そして鼻腔には白い花束の香りが残ります。
非常に面白く、そして美味しいワインです。
ＡＣブルゴーニュ・ブランですが、２０年経ち独特な風味が出ているんだと思います。
素晴らしい香りがあり、暑苦しくなく、上品で複雑な白い花束という印象です。
独特な味わいと書きましたが、個性豊かで飲みにくいのではなく、今まであまり経験したことがない味わいというニュアンスです。
酸味がないんですが、口当たりがよく、非常に飲み易いワインです。同時に味わいに深みがあり、非常に楽しめます。
美味しいワインであるということと、２０年熟成という稀少性からも、この価格なら非常におすすめです。
ルモワスネのブルゴーニュブラン１９９７ ２０年熟成白ワインの基礎情報
１ 生産地：フランス＞ブルゴーニュ
２ 葡萄品種：シャルドネ
３ 参考価格：４３００円（購入価格）
４ 購入先：ワインセラー・ウメムラ（楽天）
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ブルゴーニュの古酒に挑戦したい方向け、下記は同じ生産者ルモワスネのブルゴーニュ・ルージュ１９９７です。４０００円台で貴重な経験ができました。
レア・セレクション シャンボール・ミュジニー２０００ ルーデュモン
こちらはブルゴーニュのシャンボール・ミュジニーの２０００ヴィンテージです。価格は６０００円台に上がりますが、良い経験ができること請け合いです。
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