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ブルゴーニュ(赤)

ロシニョール・トラペの熟成させたブルゴーニュ・ルージュ’14

今回はロシニョール・トラペのブルゴーニュ・ルージュ2014です。

2017年に購入して、ワインセラーで丸5年間熟成させていました。

若い頃のロシニョール・トラペは酸味が強くフレッシュな赤い果実のイメージでしたが、5年も経つと様変わりしていて、全く別物の滋味深いワインになっていました。

そんなワインの感想です。

 

ロシニョール・トラペのブルゴーニュ・ルージュ

ロシニョール・トラペのブルゴーニュ・ルージュの情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。

ジュヴレ・シャンベルタンのラ・ブリエとクロ・ド・シャンの2区画を贅沢に使用。ブドウの収穫は全て手摘みで行われ、選果は収穫時と選果台で2回行い、除梗率はヴィンテージによって変更しています。発酵前浸漬をした後、毎日テイスティングを行いながらタンクで約15~25日間のマセラシオンを実施。その後、トロンセやベルトランジュなどの中央フランス産の木樽を使用して14~18ヵ月間熟成させ、無清澄・無濾過で瓶詰めを行います。

外観は輝きのあるルビー色。ラズベリーやクランベリーの赤系果実のアロマに、薔薇やシナモンの香り。軽やかでエレガントな口当たりで、フレッシュな果実味とともに、滑らかなタンニンと美しい酸が広がります。非常にチャーミングな味わいで、赤系果実やスパイスの風味が続く美しい余韻が魅力。ローストチキンやラムチョップなどの料理との相性も良く、活き活きとした果実味とミネラル感を兼ね備えた、華やかな1本です。

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

 

ブルゴーニュ・ルージュ’14の生産者:ロシニョール・トラペ

ブルゴーニュ・ルージュ’14の生産者、ロシニョール・トラペの情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

16世紀からジュヴレ・シャンベルタンでワイン造りに携わる名門トラぺ家。ジュヴレ・シャンベルタンでも名高い区画の持ち主として知られた、ルイ・トラペの分割によりドメーヌ・ロシニョール・トラペが設立される。ファースト・ヴィンテージは1990年。

ジュヴレ・シャンベルタン村に3つのグランクリュ、 プティ・シャペルを含む5つのプルミエ・クリュ、そしてボーヌやサヴィニー・レ・ボーヌにも畑を所有し、全14銘柄を生産しています。

ワイン造りにおいて最も注目すべき点は、徹底したビオロジック(有機農法)によるブドウ栽培。1992年からリュット・レゾネ(減農薬法)を採用し、1999年からは徐々にビオロジックへ移行。ほぼ全てでビオロジックを実施し、一部ビオディナミも取り入れています。

現在フランスの公的な認証であるエコセールや有機農産物認定の「AB」マークを取得。また、ルロワやシャプティエなどが加盟するビオディナミ実践グループ「ビオディヴァン」にも加盟しています。

ドメーヌが所有するブドウの平均樹齢は約30年。最も古いものになると樹齢80年にも及びます。ブドウの収穫は毎年同じ人を雇い、全て手摘みで行われ、選果は収穫時に加え醸造所の選果台にて念入りに行われる徹底ぶり。ブドウの風味を損なわないよう、新樽率はグラン・クリュでも最高で50%、プルミエ・クリュ、村名においては10%以下に抑えられ、熟成後、全て無清澄、無濾過で瓶詰めされます。

 

ロシニョール・トラペの熟成させたブルゴーニュ・ルージュ’14の感想

全体にオレンジ色がかった美しく透き通るルビーレット。

中心部も透き通り、非常に美しい。

抜栓直後、グラスから溢れた香りは香水のようなエレガントさ!

スワリングしながら香りを取ると、バラなどの花々、熟した赤系ベリー、出汁、様々なスパイス、香水などの香り。

非常にフローラルで華やか、そして、出汁のようなまろやかさ、甘やかさやフルーティさ、爽やかな・甘やかなスパイスなどの非常に素晴らしい香りです。

これらの香りは基本的には熟成によるものと思いますが、やや若さのあるフルーティさも感じるため、単純に熟成によるものとは、言い難い面もあります。

とにかく、様々な香りがして、バランスも良い素晴らしい香りです。

 

口に含むと、酸味はほぼ感じない。ごく僅かの優しい甘味、タンニンは全く感じない。渋味はごく僅かに感じるかもしれない。

熟したラズベリーなどの赤系ベリー、控えめに出汁、スパイスなどの味わい。

熟した赤系ベリーの深みのある味わいが非常に美味しく、楽しめます。

酸味は既に無くなっていますが、フルーティさは健在です。たっぷりの熟したフルーツと出汁の滋味深い旨味があり、何とも言えない芳醇さとエレガンスを感じます。

口に含む度に、滋味深い旨味を感じて、うっとりとさせられます。

 

以前、若飲みした、同じロシニョール・トラペのブルゴーニュ・ルージュ2014vtは酸味が強かった記憶がありますが、一定の熟成により全く別物のワインとなっています。

フルーティさを感じるには、そろそ限界に近いタイミングだったのではないかと思います。

但し、もう少し熟成させてみたい衝動に駆られます。もっと複雑で素晴らしい香り、そして、旨味が現れるのかなぁと言う期待が高まります。

ACブルゴーニュでどこまで熟成に耐えるのかを探求してみたくなりますね。

たまたまですが、今回の抜栓時点の熟成具合が、非常に素晴らしかったと思います。

ACブルゴーニュ・ルージュとしては、ベストタイミングでの抜栓だったのではないかと思います。

当時割引価格で3000円台後半で購入して、丸5年セラーで寝かせていましたが、ACブルゴーニュクラスでも、やはりブルゴーニュです。

非常に楽しませてくれました。

 

逆に、酸味のあるフレッシュな赤い果実を堪能できるロシニョール・トラペの若いブルゴーニュ・ルージュもおすすめです。

ワインセラーがある方は複数本買って、数年単位で熟成させて違いを楽しむのも、おすすめです。

 

ピノノワールおすすめワイン コスパの高い厳選5本を価格別に紹介ほぼ1000円、1000円台、2000円台の3つの価格帯で産地別に厳選した各5本のピノノワールのおすすめワインを紹介しています。長い時間の中で、数多く飲んできた美味しいワインの中から厳選しています。...

 

ロシニョール・トラペの熟成させたブルゴーニュ・ルージュ’14に合わせた料理など

・スペインポーク3種の前菜:エスプーニャ ハモンセラーノ、トーレデヌニエズ サルシッチョンスライス、トーレデヌニエズ チョリソスライス。

 

ロシニョール・トラペの熟成させたブルゴーニュ・ルージュ’14と合わせると、

・エスプーニャ ハモンセラーノ:ワインの出汁感が強くなり、次に熟した赤系ベリーも少し強調されて、良いペアリングで美味しいです。

余韻では、攻守逆転して、生ハムの旨味や塩味に、熟した赤系ベリーが加わるイメージです。

・トーレデヌニエズ サルシッチョンスライス:ワインは透明感が増し、次に熟したベリーや出汁の風味を感じ、さらにサラミの旨味と塩味を感じます。

余韻では攻守入れ替わり、サルシッチョンの旨味にワインの風味が加わる印象です。

口に含んだ瞬間、ワインに透明感が現れたのにびっくりしましたが、その後は、生ハムに近いフローで、フィニッシュしました。

これも良いペアリングで、美味しいです。

ワインの良さが掻き消されません。

・トーレデヌニエズ チョリソスライスと合わせると、チョリソがやはり強く、その背後にワインが回り込むイメージです。

味わいはワインの風味も感じますが、複雑になります。

予想どおり主役はチョリソ、脇役がワインとなりますが、ワインの風味も感じられる上、反発は全く無く、相性は良いです。

ロシニョール・トラペのブルゴーニュ・ルージュが良い熟成具合で、非常に美味しかったので、ワインを堪能するには、チョリソは同時に口に含まず、交互に楽しみたいところです。

エスプーニャ ハモンセラーノ 「スペイン北東部カタルーニャにあるオロット村で12ヶ月熟成された白豚の生ハムです 」(協同インターナショナルの公式ページ内、エスプーニャのブランドページより引用。こちら) ・輸入元:ラクトジャパン
・販売者:協同インターナショナル
トーレデヌニエズ サルシッチョンスライス 「主に穀物を与えて肥育したデュロック豚の原料を使用しました。後味に嫌な苦味などが無く、透き通ったようなデュロック豚の旨味の余韻がお楽しみ頂けるスペイン産サラミです」(成城石井の公式ページより引用こちら 加工者:株式会社コダマ
トーレデヌニエズ チョリソスライス 「後味に嫌な苦みなどが無く、透き通ったようなデュロック豚の旨味の余韻がお楽しみ頂けるスペイン産サラミです。ニンニクと赤パプリカの味わいがお楽しみ頂けます」(成城石井の公式ページより引用。こちら) 加工者:株式会社コダマ
トーレデヌニエズ サルシッチョンスライス

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※INTERPORC Japanが実施していた真夏のプレゼントキャンペーンに当選していただきました。

INTERPORC Japanとは スペイン貿易投資庁とスペイン白豚生産加工者協会、スペイン大使館経済商務部によるスペインポークプロモーションの公式アカウント。
URL https://spanishpork.jp/find/
Instagram @spanishporkjapan
twitter @spanishpork

 

 

ミートデリNicklaus‘ 

 

ロシニョール・トラペのブルゴーニュ・ルージュ’14の基礎情報

・ワイン名:ブルゴーニュ・ルージュ2014

・生産者:ロシニョール・トラペ

・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ニュイ>ジュヴレ・シャンベルタン>ラ・ブリエ、クロ・ド・シャンの2区画

・葡萄品種:ピノノワール

・原産地呼称等:AC.ブルゴーニュ

・栽培・醸造法等:ビオディナミ(バイオダイナミック農法。デメテル認証)。ビオロジック(有機農法。ユーロリーフ認証)。手摘み。収穫時と選果台で2度の撰果。除梗率はヴィンテージによって変更。発酵前浸漬後、毎日テイスティングを行いながらタンクで約15~25日間のマセラシオンを実施。トロンセやベルトランジュなどの中央フランス産木樽で14~18ヵ月間熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。

・抜栓時期:2022.08.

・インポーター:エノテカ

・参考価格(ネットショップ):4600円台~

 

・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら

エノテカのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、2017年当時、3800円位で購入。

 

 

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ブルゴーニュ・ルージュのロシニョール・トラペ関連のおすすめ記事

今回はロシニョール・トラペのブルゴーニュ・ルージュ2014を5年セラーで寝かせて抜栓しました。

若い時の酸味の強めの赤い果実とは全く異なり、熟成によるたっぷりのフルーツと出汁の滋味深い旨味があり、何とも言えない芳醇さとエレガンスを感じるワインになっていました。

下記は同じくロシニョール・トラペの、ジュヴレ・シャンベルタンの記事です。

 

・ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2011/ロシニョール・トラペ

7000円台。

凝縮感もあるフレッシュな黒系果実、そして、赤系果実、豊富なスパイスの香り。時間と共に、バラなどの花の香りが加わる。

口に含むと、香りからの想像に反し、繊細なボディ、酸味が少し強調されている。果実味は豊富で、赤い果実と黒い果実の両方を味わっているような印象。

ロシニョール・トラペのジュヴレ・シャンベルタン.V.Vを抜栓フランス、ブルゴーニュの生産者ロシニョール・トラペのジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2011。凝縮感もあるフレッシュな黒系果実、そして、赤系果実、豊富なスパイスの香り。時間と共に、バラなどの花の香りが加わる。口に含むと、香りからの想像に反し、繊細なボディ、酸味が少し強調されている。果実味は豊富で、赤い果実と黒い果実の両方を味わっているような印象。...

 

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ワインの探究者ヴァンさん
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