今回のワインは私の大好きなルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュです。しかもブドウ栽培からルーデュモンが手掛けるドメーヌものです。
ブドウを買い付けてルーデュモンが醸造するネゴシアンものは、いろんなワインを飲んできましたが、ドメーヌものは初めてです。
理由は高価という点(なんとACブルゴーニュなのに7000円超!)と、販売本数が少ないことから、ネゴシアンもののブルゴーニュ・ルージュのようにまとめ買いが難しいため(ショップによっては購入制限があり1本しかだめとか)です。
私の手元にある希少なこのワインを、せめていいタイミングで抜栓したいということで、セラーでゆっくりと寝かせていました。
今回2015vtを3年程寝かせてから初めて抜栓しました!
目次
ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュ・ピノノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2015
ワインの情報は購入先のエノテカから引用しています。
こちらは、ルー・デュモンが2012年に購入したニュイ・サン・ジョルジュの2区画のブドウをブレンドしています。使用区画は、ブドウ樹が1908年に植樹されたレ・ザルジエールと平均樹齢50年のピノ・ノワールを有するレ・コルニロ。醸造では、50%除梗を行い、天然酵母のみを使用して発酵させます。マルサネ社製ジュピーユ森産の新樽100%内で一次発酵、2次発酵の後、ジュピーユ森産の新樽50%、カヴァン社製ジュピーユ森産の1回使用樽50%にて18ヵ月間樽熟成。こうして造り出されるのは、凝縮感のある果実味と華やかなアロマが魅力の赤ワインです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
生産者:ルーデュモン(ドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV’15)
ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン。
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。
ネゴシアン(ブドウを買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有してブドウ栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
コミック「神の雫」に掲載された生産者でもあります。
そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV’15の感想
熟したフランボワーズやストロベリーなどの甘くうっとりする香り。そして、花々、爽やかなスパイス。スワリングすると、少しフレッシュなチェリーなどの赤系果実の香りも加わる。
非常に素晴らしいです。うっとりさせられる香りです。私の大好きなブルゴーニュ・ルージュの予感。
口に含むと、繊細なタンニンが豊富で、少し酸味があるが、強くはない。そして、熟成に伴う甘やかさを感じる。
ややフレッシュなフランボワーズ、チェリーなどの赤系果実の控えめな甘酸っぱさ、皮革っぽさがあり、余韻に向けては、甘やかなフランボワーズが強くなり、少し上品な甘味を感じる。
うーんっ、めっちゃ美味しい!
この時は久しぶりに「美味しい」を連発しました。まだまだ熟成途中ですが、そのため果実感と熟成感が素晴らしく絶妙に合わさり、非常にバランスが良い味わいです。
熟成による奥行きがある味わいにも関わらず、果実感も豊富にあり、また、酸味もあるけれど、酸っぱい酸味ではなく熟れている果実のため柔らかい酸味になっています。
非常に良いタイミングで抜栓することができました!
ルーデュモンのドメーヌものは初めて飲みましたが、素晴らしいです。実はこの時、2014vtと飲み比べしようと、一緒に抜栓しています。2014vtの記事は後日アップ予定です。熟成の状況も含めて全く異なるワインでした。もちろんめっちゃ美味しかったです!
合わせたおつまみ
・ドライフリット 黒トリュフソルト:ワインは意外にスナックに合わないですが、このポテトは非常に美味しい。トリュフの香りがふわっとして、特にワインを飲むと、トリュフの香りが広がります。(株式会社AND The)
・カカオ甘納豆(ガーナ):口に含むと、甘納豆が来て、次にカカオ、そして、チョコレートの順番に感じます。余韻はチョコレート、でも甘味はチョコレートのそれでなく甘納豆の角の無い優しい甘さでした。カカオはワインによく合います。今回のブルゴーニュ・ルージュとも合いましたが、ボルドーにも合いそう。(株式会社マジデマティエール マジドゥショ)
ルーデュモンドメーヌもの ブルゴーニュピノノワールVV’15の基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴー>ニュイ・サン・ジョルジュ(レ・ザルジエールとル・コルニロの2区画)
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:7000円位
(エノテカのケースオーダー20%割引で、6300円位で購入)
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・栽培・醸造法等:50%除梗、天然酵母のみ使用、マルサネ社ジュピーユ森産新樽100%で1次・2次発酵、その後ジュピーユ森産新樽とカヴァン社製ジュピーユ森産1回使用樽を50%ずつで18カ月樽熟成。
・抜栓時期:2021.3.
・インポーター:ヌーヴェル・セレクション
・購入先:エノテカ
ルーデュモンのブルゴーニュ・ピノノワール2015関連のおすすめ記事
ブルゴーニュ・ピノノワール2015 / ルーデュモン
3500円台~。ルーデュモンのネゴシアンもの。抜栓直後から、華やかな薔薇の香り、そしてラズベリー、チェリーなどの赤いフレッシュな果実の香りが漂います。やや遅れてスパイスのニュアンスが続きます。味わいはピュアで、少し凝縮感のある赤い果実に満たされます。ジューシーな果実、柔らかい酸味、微かな甘味がうまくバランスを取り、さらに豊かな香りが美味しさを引き立てます。
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