今回のワインはスーパーでワゴンセールをしているのをたまたま見つけて、まとめ買いした内の１本です。
まとめ買いした全てが予想を超える美味しさです！ 決して低価格ではないのですが、程ほどの価格で、非常に美味しいです！
今回はブルゴーニュの中でも少し南のコート・シャロネーズのジヴリという地区のワインです。ブルゴーニュの中でも少しマイナーだと思いますが、得てしてこういう地域にコスパの高いワインが隠れています。
今回のワインの感想は、まさにそんなコスパの良いブルゴーニュ・ルージュです。
目次
ヴァンサン・ランプのジヴリ・プルミエ・クリュ・ル・ヴィグロン２０１７
ワインの情報は田崎真也オフィシャルワインショップから抜粋・引用しています。
２０１７ヴィンテージのコメント
ピンクがかった中程度のルビーの色調。
香りは果実香中心でブルーベリーやカシスのコンポート、野バラ、ほんのりスパイスや木樽によるバニラの香りが調和。
味わいはふくよかなアタックから柔らかな果実味とまろやかな酸味が広がりタンニンは溶け込んでまろやか。全体にバランス良くやわらかな印象。
詳細はこちら（田崎真也オフィシャルワインショップのページ）
ジヴリ・プルミエ・クリュ・ル・ヴィグロンの生産者：ドメーヌ・ヴァンサン・ランプ
生産者の情報は田崎真也オフィシャルワインショップから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら（田崎真也オフィシャルワインショップのページ）
ブルゴーニュ地方コート・シャロネーズ地区にあるAOCジヴリの中でも、南端に位置するポンセという集落にドメーヌ・ヴァンサン・ランプはあります。所有する8ヘクタールの畑は全てプルミエ・クリュ。
ヴァンサンはボーヌの学校で栽培・醸造について教えており、2005年からは息子バティストが中心となってワイン造りをしています。ジヴリの特徴であるしっかりしたタンニンと果実の印象を持つワインでありながら、どこか2人の穏やかで控えめな人柄と同じ優しさを感じます。
ヴァンサン・ランプのジヴリ・プルミエ・クリュ・ル・ヴィグロンの感想
エッジは透き通る美しいルビー色。中心は辛うじて透き通る位の濃厚さ。
チェリーなどの赤系果実、少しブルーベリーのような黒系果実、シナモンのようなスパイス、薔薇の花、土、少しキャラウェイシードなどの多様な香り。
しっかりと果実感があり、清涼感もあり、大地っぽさもあり、華やかさもあり、黒系果実も赤系果実もある。そんな複雑にして、芳しい香りです。
口に含むと、意外にタンニンはまだまだ感じて、やや渋味もある。酸味は程よい。
ブラックベリーやブルーベリーなどの黒系果実の凝縮感があり、しっかりとした味わいです。スパイスやブラックチェリー、紅茶、出汁っぽさも感じます。余韻には、熟したフランボワーズのような、赤い果実も少し感じることができます。
香りの多様さの印象よりは、しっかりと足を地につけたブルゴーニュという印象です。但し、程よい酸味があり、果実味が豊富ですし、余韻には赤い果実の華やかさも感じることができ、重口と言う印象ではありません。
田崎信也セレクションのブルゴーニュは、なかなか飲み応えのあるブルゴーニュでした。そこまで高い価格でなくても、美味しいワインをセレクションされるなぁと感じます。
さすがというところでしょうか。
また、価格が高騰しているブルゴーニュでもコート・シャロネーズやマコネは、掘り出しワインが多い地域ですので、価格に比して非常に美味しいワインに出会うことがあります。
今回のワインもそんな１本でした。
ヴァンサン・ランプのジヴリ・プルミエ・クリュ・ル・ヴィグロンの基礎情報
・生産地：フランス＞ブルゴーニュ＞コート・シャロネーズ＞ジヴリ
・葡萄品種：ピノノワール
・原産地呼称等：ＡＣジヴリ・プルミエ・クリュ
・土壌や気候：石灰質、泥灰質
・栽培・醸造法等：新樽比率20％のオーク樽で12ヶ月熟成。
・インポーター：株式会社サンティール (田崎真也オフィシャルサイトの公式ページはこちら)
・参考価格：4070円
・購入先：スーパー・ぎゅーとら
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