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ラドワ(赤)

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュ 開いた先に…!

エノテカのレンタルセラーで寝かせていたブルゴーニュ・ルージュの2014vtの6本の内の1本です。

抜栓するために自宅セラーでスタンバっていました。

そして、抜栓したのは、初となるプリューレ・ロックのワインです。

購入した2019年当時、プリューレ・ロックの中でも最もお値打ちだったラドワ・ル・クル・ルージュ。

といっても当時12,000円台でしたので、かなり頑張って購入しました。

そんなワインの感想です。

 

 

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュ 2014

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュの情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。

外観は深みのあるルビー色。ラズベリーやレッドチェリーの豊かな赤系果実のアロマに、バラの花やシナモンのニュアンスが重なります。口に含むと、デリケートな酸に果実の凝縮した風味が広がり、繊細かつ緻密な印象。熟したタンニンが高い熟成ポテンシャルを感じさせます。ハーブのニュアンスを纏った長い余韻が感じられ、満足感のある1本に仕上がっています。

2010年に取得したラドワ村の1.8haの畑から造られる、プリューレ・ロック初のコート・ド・ボーヌの赤ワインです。ル・クルというコルトンの丘の東側、標高240mの位置にある南東向きの畑のブドウを使用。他の赤ワインと同様、全房発酵によって造られています。プリューレ・ロックのスタイルと実力を堪能できる1本です。

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

 

ラドワ・ル・クル・ルージュの生産者:プリューレ・ロック

ラドワ・ル・クル・ルージュの生産者、プリューレ・ロックの情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。

詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)

ニュイ・サン・ジョルジュの名門、プリューレ・ロック。創設者であるアンリ・フレデリック・ロック氏は共同経営者のヤニック・シャン氏とともに厳格なビオディナミ栽培と100%全房発酵を行い、果実本来の旨味が率直に表現された、想像を超える純粋さのブルゴーニュワインを生み出してきました。

ロック氏はドメーヌ・ルロワの2代目アンリ・ルロワ氏の孫にあたり、あのマダム・ルロワの甥。1992年からはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の共同経営者にも就任していました。彼は700年以上前にシトー派の修道士が行っていた有機栽培を復活させ、醸造法にも伝統的手法を採用。「ワインの品質の8割はブドウで決まる」という考えのもと、最高のブドウを作るべく、除草剤、化学肥料などを一切使用しない有機栽培を実践しています。

収穫したブドウは房をそのまま丸ごと発酵槽に入れ、自然酵母のみで発酵。澱引きせずノン・フィルターで瓶詰めをします。酸化防止剤のSO2は一切添加しません。熟成に使用する樽はDRCが50年以上前に現地買い付けし、20~30年長期乾燥させた樽材を共同使用しています。

 

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュ 開いた先に…!の感想

オレンジ色やピンク色も見える、宝石のように美しいガーネット色。

特にエッジにはオレンジ色がよく現れている。

また、光に当てると全体的にピンク色がよく見える。

 

ややフレッシュなプラムやストロベリー、木苺、ドライフルーツ、バラの花、甘やかなスパイス、紅茶、出汁などの香り。

やや甘酸っぱさをイメージする赤いベリーの香りやフローラルな香りが豊富に漂います。

スワリングしているときから、香りはグラスから溢れてきます。

8年経過しても、非常に若々しいフルーティさ、かつ、フローラルな芳しい香りです。

 

口に含むと、極めて繊細なタンニンを感じ、渋味もあります。控えめな酸味、僅かな甘味を感じる。

ややフレッシュな木苺やストロベリー、スパイス、紅茶、出汁などの味わい。

香りのイメージに近いですが、甘酸っぱくはなく、酸味は控えめで、甘味も僅かで程良く、バランスがいいです。

ややフレッシュなフルーティなイメージですが、酸味はツンツンせず、優しいです。

少し熟したフルーツ感ですが、フレッシュさもまだまだある印象です。

少し紅茶、果汁のエキスっぽい出汁の風味があり、旨味がたっぷりです。

タンニンを感じますが、透明感があり、非常に優しい味わいです。

 

ビオディナミと言われると、「そうかも」と思いますが、ピュアな果実味を抽出したイメージで、いわゆるビオディナミっぽさは全く感じません。

別物と言う印象です。

一定期間熟成させているために、なおさらビオディナミっぽさは薄まっているのかもしれません。

ただ、並の造り手のビオディナミだと、上手く熟成するのかは私の経験値が少なすぎて、分かりません。

いずれにしろ綺麗に熟成してきているのではないかと思います。

 

抜粋2時間後、抜栓直後の甘酸っぱいフルーティさやフローラルのイメージから、非常に透明感のあるエレガントな香りに変わります。

まるで別のワインのようです。

バラの花々や熟したラズベリーから抽出したようなエキスや出汁など、非常にエレガントな香りです。

味わいも香り同様、透明感のある舌触りで、エレガントな熟したラズベリーなどの赤い果実のエキスや出汁のような印象で、非常に美味しいです。

抜栓直後の渋味を感じた、まろやかさとは全く異なるエレガントなピノノワールです。

ビオディナミなので、繊細なワインかも知れず、あまり酸化させると下手るかもと思っていましたが、全く問題なく、エレガントに開いてくれました!

 

プリューレ・ロックのワインはいずれも高価ですが、一味も二味も違う素晴らしいワインです。

納得の味わいでした。

しかし、2019年当時、まだ安価な方のラドワ・ル・クル・ルージュでも12,000円台です。現在はなんと18,000円台!

一体今後どこまで価格は上昇するのでしょうか。

18,000円台だと、私の財力ではもう手が出ない価格帯に…。

2019年に頑張って買っておいて良かったです。特にブルゴーニュは買える価格の内に買っておくべきとよく思います。

高価なプリューレ・ロックですが、やはり一度は味わうべきドメーヌだと思います。

 

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自然派ワイン専門【ワインサロンエスプリ】

 

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュ 開いた先に…!に合わせた料理など

・エスプーニャ ハモンセラーノ:

「スペイン北東部カタルーニャにあるオロット村で12ヶ月熟成された白豚の生ハムです 」(販売者:協同インターナショナルの公式ページ内、エスプーニャのブランドページより引用。こちら)(輸入元:ラクトジャパン)

 

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュと合わせると、ワインの酸味が抑えられて、控えめなクレームドカシスやバニラのような甘やかさとまろやかさを感じます。

タンニンと上手く反応したのだと思います。

メルローに牛肉を合わせたようなペアリングの方向性を感じる。

渋味が控えめになり、甘やかさが現れています。

但し、ワインのややフレッシュで透明感のあるフルーティさは控えめになり、生ハムの味わいもワインの裏側に入り込み、控えめになります。

ワインを飲み込んだ後に、生ハムの旨味を感じます。

ペアリングとしては面白く、そして、美味しいです。

しかし、それぞれの良い個性を少し抑えているような気もします。

本来のプリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュの味わいを楽しむには、別々に口に含むのがおすすめです。

ただ、今回のスペインの生ハムとのペアリングによる変化も非常に面白いので、試してみるのはおすすめです。

 

※INTERPORC Japanが実施していた真夏のプレゼントキャンペーンに当選していただきました。

INTERPORC Japanとは スペイン貿易投資庁とスペイン白豚生産加工者協会、スペイン大使館経済商務部によるスペインポークプロモーションの公式アカウント。
URL https://spanishpork.jp/find/
Instagram @spanishporkjapan
twitter @spanishpork

 

 

・マルガリータ de サントロペ / ピザ・サントロペ:

「創業42年 味で選べばサントロペ 大阪のデリバリーピザ店です。」(Instagram公式アカウント(こちら)より引用。公式WEBページはこちら

 

バジルソースは自宅に届いてから自分でかけるので、爽やかなバジルが、ピザのチーズと共によく香ります。いい香りです!

フレッシュトマトがジューシーで、チーズがまろやかで美味しい。

生地は厚めですが、柔らかく、美味しいです。

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュと合わせると、フルーティさや出汁感が控えめになり、少し苦味や、複雑さが感じられます。

後半からフルーティさが戻り、フィニッシユは繊細なフルーティさを感じます。

ピザとワインは定番のペアリングですね。

 

あの「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」がご自宅で食べられる【俺のEC】

 

プリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュの基礎情報

・ワイン名:ラドワ・ル・クル・ルージュ2014

・生産者:ドメーヌ・プリューレ・ロック

ラドワ・ル・クル・ルージュラドワ・ルージュとの違い:以前からプリューレ・ロックが取得していたル・クル畑の区画のブドウで造るワインがラドワ・ル・クル・ルージュ。2019年に新たに取得した同畑の別の区画のブドウを使用して造るワインがラドワ・ルージュ。

 

・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>ラドワ>ル・クル畑

・葡萄品種:ピノノワール

・原産地呼称等:AC.ラドワ・セリニー

・気候や土壌:標高240m。南東向き。

・栽培・醸造法等:ビオディナミ。除草剤・化学肥料不使用。必要に応じて有機肥料を最低限使用。草刈り・収穫は手作業。野生酵母のみで全房発酵。DRCが50年以上前に現地買い付けし、20~30年長期乾燥させた樽材の樽で熟成。澱引き無し。SO2不添加。

・抜栓時期:2022.09.

・インポーター:FWINES(株式会社ファインズ。公式ページはこちら

・参考価格(ネットショップ):18,000円台

 

・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら

エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、2019年に10,000円位で購入。

 

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今回はプリューレ・ロックのラドワ・ル・クル・ルージュ2014を抜栓しました。

ワインが開くと、ラズベリーのエキスや出汁の風味がエレガントなワインです。さすが!と思わせる美味しさでした。

下記はルーデュモンが造る、同じくラドワ・ルージュです。

 

・ラドワ・ルージュ2015/ルーデュモン

5000円位~。

非常に甘やかな熟した赤い果実、ドライフルーツ、バニラ、サンダルウッドのようなお香、赤い花、シナモンや胡椒などのスパイスの香り。

口に含むと、やや熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリー、バニラ、ドライフルーツ、スパイス、土、ミネラルなどの味わい。

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