今回のワインは2018年の春頃にルーデュモンの2015vtがリリースされた時に、色々とまとめて20本程購入した内の1本です。
エノテカのレンタルセラーに預けていたものを、何本か自宅のセラーに移していて、さらに数カ月経過してしましましたが、やっと抜栓しました。
お気に入りの生産者のルーデュモンのブルゴーニュのラドワ・ルージュです!
そんなワインの感想です。
目次
ルーデュモンのラドワ・ルージュ2015
お気に入りの生産者のルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュです。中でもブルゴーニュのコートドールの南側、コート・ド・ボーヌのAC.ラドワです。
村名クラスのワインになりますが、ルーデュモンの村名の中ではまだお値打ち価格ですので、お気に入りです。
以前、飲んだ2013vtが美味しかったので、2014vtと2015vtは2本ずつ買っています。今回の1本以外はまだセラーにあります。2016vtは買いそびれて所有無し、2017vtと2018vtは1本ずつセラーにあります。おいおい飲んで行くつもりです。
しかし、まだお値打ちといっても5000円位するので、気軽に飲めないところが難点ですが、大切に楽しみつついただいています。
ルーデュモンのラドワ・ルージュ´15の情報は購入先のエノテカオンラインから抜粋・引用しています。但し、2018vtについて書かれたものです。
外観は、ルビーレッド色。グラスに注ぐと、ラズベリーやブラックベリーなどの果実のアロマに、シナモンやクローヴのようなニュアンスが漂います。口に含むと濃厚な果実味が広がり、コクと厚みのある味わいが特徴。きめ細やかなタンニンとスパイスのニュアンスを伴う余韻が長く続きます。
ラドワはコート・ド・ボーヌの最北端、コート・ド・ニュイとの境界付近に位置。近年ではD.R.C.も進出し話題になった大注目のアペラシオンです。仲田氏も「今日最もお買い得なAOCのひとつ」と語る、まだ知名度は低いものの高いポテンシャルを秘めた産地です。 こちらは中でもラ・モールとレ・トップ・コワフェの2区画のブドウを使用しています。畑の平均樹齢は35年、天然酵母のみを使用。カヴァン社製ジュピーユ森産の新樽50%、セガン・モロー社製サントル森産の1~2回使用樽50%で18ヵ月間樽熟成させた後、ノンフィルターで瓶詰めされます。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ラドワ・ルージュ´15の生産者:ルーデュモン
ルーデュモンは、日本人の仲田晃司氏がワインを造る志を抱き、単身フランスに渡り、各地の醸造家の下で修業を積まれ、自らのワイナリーを持ち、現在はネゴシアンもの(葡萄を買付、醸造はワイナリーで行う)とドーヌもの(葡萄栽培から一貫したワイン造り)と両方のワインをリリースされています。
また、「ブルゴーニュの神様」、故アンリ ジャイエ氏からもコメントをもらったと言う逸話も有名です。
そして、NHKの「仕事の流儀」で、ルーデュモンが紹介され、仲田さんの職人気質・プロフェッショナルさを感じたられた方も多いようで、さらに支持を受けている醸造家です。
詳しい情報は購入先のエノテカのページをご参照ください。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのラドワ・ルージュ´15 程良い熟成感がいい!の感想
非常に美しい透き通る濃厚なルージュ。エッジには少しオレンジ色が見える。
非常に甘やかな熟した赤い果実、バニラ、サンダルウッドのようなお香、赤い花、シナモンや胡椒などのスパイスの香り。
たっぷりとした香りがあり、グラスにワインを注いだだけで香りがグラスから漏れ溢れている。
スワリングすると、熟れた果実やドライフルーツ、バニラなどの甘い系の様々な香りがより複雑に感じられ、うっとりとさせられる。
このなんとも言えない果実などの甘やかな香りが素晴らしい!
熟成が進みつつあるので、複雑さもありますが、まだまだフルーティさがあり、非常にバランスが取れていて、私に取ってはまさに飲み頃ではないかと想像させる香りです。
口に含むと、程良い酸味と甘やかさがあり、タンニンはあまり感じないが、僅かな渋味を感じる。
やや熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリー、バニラ、ドライフルーツ、スパイス、土、ミネラルなどの味わい。
酸味も程よくあり、また、赤系ベリーの甘やかな美味しさもあり、フルーティさがあります。熟成による何とも言えないコクのある甘やかさも出ていて、非常にまろやかな美味しさです。
抜栓2日目、タンニンや渋味はさらに感じなくなり、より滑らかな舌触りに感じます。
果実味は残しつつ、酸味は控えめになり、出汁やキノコっぽい熟成の旨味が感じられるようになります。
抜栓初日より、より地味深く、そして、エレガントな印象になっていました。2日目も美味しい!
非常に美味しいルーデュモンのラドワ・ルージュでした!
香りの印象と実際の味わいを比較すると、まだまだフルーティさがあり、果実味も豊富です。特に、抜栓初日はジュワッと広がるジューシーな印象がまだあります。
さすが素晴らしいヴィンテージと言われる2015vtでしょうか。タンニンはそれなりにこなれていて、かなり熟成してきていることは確認できますが、6年経っても果実味は豊富で、まだまだ熟成しそうです。
香りについては既に程よく熟成したバランスの良い素晴らしい水準に達していると思います。非常に複雑で、うっとりとしつつ、楽しめます。
角のある酸味はなく、まろやかで甘やかな果実感、タンニンはこなれて滑らかで、透明感を感じます。
ちょうど好みかなぉと感じる熟成具合でした。香り共々味わいもうっとりさせられます。熟した果実味を残しながら、まろやかさ、旨味やコクが出ていて、非常に美味しいです。
昔、若いヴィンテージのルーデュモンのラドワ・ルージュを飲んだ時(2013vtを2017年に飲んでいます)との印象とは全く異なります。若いヴィンテージはもっと酸味もあり、ピュアな赤い果実感があった印象です。
もちろん果実味がジュワっとした感じも非常に美味しいのですが、今回の方が遥かに複雑で美味しいです!
ルーデュモンのラドワ・ルージュ´15 程良い熟成感がいい!に合わせた料理
・ロールキャベツのチーズデミ:ナッシュ(NOSH)(NOSH公式サイト)。6食セット4190円、698円/食。
ルーデュモンのラドワ・ルージュ´15の基礎情報
・ワイン名:ラドワ・ルージュ2015
・生産者:ルーデュモン
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>ラドワ・セリニィ>ラ・モールとレ・トップ・コワフェの区画
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:AC.ラドワ
・栽培・醸造法等:平均樹齢35年、天然酵母のみを使用、カヴァン社製ジュピーユ森産の新樽50%、セガン・モロー社製サントル森産の1~2回使用樽で18ヶ月熟成、ノンフィルターで瓶詰め。
・抜栓時期:2021.11.
・インポーター:ヌーヴェル・セレクション
・参考価格(ネットショップ):5000円位~
・購入先:エノテカオンライン
ケースオーダー20%割引で4800円台で購入。
ルーデュモン関連のおすすめ記事
ルーデュモンのラドワ・ルージュ´15を抜栓しました。一定の熟成も進み非常に美味しくいただきました。
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュで、もう少しお値打ちな3300円台~で買えるAC.ブルゴーニュです。もちろん非常に美味しいです。毎ヴィンテージ複数本購入しています。
さらに、お値打ちなルーデュモンのピノノワールです。ブルゴーニュではなく、南仏のワインですが、2000円位とデイリーで飲むには、気さくで、非常に美味しいピノノワールです。
ブルゴーニュ・ルージュ2017/ルーデュモン
3300円台~。エレガントな花、爽やかなスパイス、ややフレッシュなフランボワーズやチェリーなどの赤い果実、様々なハーブ、スモークの香り。口に含むと、ややフレッシュな赤い果実、少しバニラのニュアンスもあり、華やかで優しい甘酸っぱさのあるワイン。
ペイドック・ピノノワール2019/ルーデュモン
2100円台。フレッシュなチェリーやストロベリーなどの赤系果実、クランベリージャム、スパイス、少しスモーキーな香り。口に含むと、フレッシュなプラム、チェリー、野イチゴ、スパイスなどがあり、全体ではフレッシュでジューシーな赤い果実を口に頬張るような美味しさ。