今回はお気に入りのオリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・ルージュです。
最もお値打ちなACブルゴーニュ・クラスということもあり、ヴィンテージを跨いで、何度となくリピートしています。
オリヴィエ・ルフレーヴの村名クラスは、ACブルゴーニュよりも華やかさがさらに増しになりますが、ACブルゴーニュでも充分な美味しさを味わえます。
コスパを考えれば、今回抜栓したACブルゴーニュの方が優れているかもしれません。
そんなワインの感想です。
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また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ2020
オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ’20の情報は、購入先兼輸入元のエノテカから抜粋・引用しています。
2020vt
栽培は有機栽培をベースに行われており、化学薬品の使用は必要に応じて最小限。収穫は全て手摘みで行われ、最適な成熟度のブドウだけを選果して醸造が行われます。醸造においてはフルーティーで軽やかなスタイルを目指した手法を使用。ブドウは全て除梗し、醸しの行程の前に低温発酵を14~17日間行うことで、タンニンの抽出を抑え、繊細なブドウのアロマや味わいを引き出しています。出来上がったワインの熟成は、まず全量をステンレスタンクで3ヵ月間、その後全体の90%を新樽比率12%のオーク樽で9ヵ月間熟成。ブドウのフレッシュな風味が損なわれないよう、細心の注意を払いながら熟成させています。
外観は深いルビーレッド色。グラスからは、ラズベリーやストロベリー、フランボワーズなどの果実のアロマに、バラの華やかなニュアンスが漂います。口当たりはソフトで穏やか。ジューシーな果実味と丸みを帯びたタンニンが滑らかに舌の上を流れていきます。軽やかな味わいながらも余韻は非常に長く、飲み応えのある1本です。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ’20の生産者:オリヴィエ・ルフレーヴ
ブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ’20の生産者、オリヴィエ・ルフレーヴの情報は、購入先兼輸入元のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ルフレーヴ家は、1500年代からブルゴーニュでワイン造りを始めた名門中の名門。ドメーヌ・ルフレーヴは、「世界最高峰のシャルドネ」の名声を欲しいままにしていましたが、当時としては先鋭的なビオディナミを導入。名声はさらに高まり、2006年にはイギリスのデキャンター誌で「世界で最も優秀な白ワイン生産者」に選ばれ、世界最高峰の白ワイン生産者として確固たる地位を築き上げました。
このドメーヌ・ルフレーヴから独立したオリヴィエ氏が1984年、自らの名を冠してスタートさせたネゴシアンが「オリヴィエ・ルフレーヴ」です。
ドメーヌ・ルフレーヴでの経験を生かし高品質のワインを次々とリリース。瞬く間に人気生産者の仲間入りをしました。オリヴィエ・ルフレーヴは徐々に自社畑を拡大していき、さらに2010年にはドメーヌ・ルフレーヴより相続した2haの畑を正式に取得。それらは20年間に渡り徹底したビオディナミが実践されていたシュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェといった「ブルゴーニュの宝石」と賞される錚々たる畑ばかりです。
契約農家のブドウについては、オリヴィエ・ルフレーヴのチームが栽培方法や収穫日まで細かく指定、そしてそのチームが全て手摘みでブドウを収穫しており、それらは「ドメーヌワイン」と言っても過言ではありません。偉大な自社畑の数々、そして契約農家の畑を統括しワインを醸造するのは、ムルソーの名門、ドメーヌ・ルーロ出身の醸造責任者、フランク・グリュ氏。オリヴィエ氏の右腕として、醸造だけでなくブドウの栽培から買い付けまでを担い、その品質の向上に大きな役割を果たしています。
良いブドウを得るために畑での栽培から徹底管理し、さらに厳しい選別を課していることで、どのアペラシオン、どんなヴィンテージでも安定した品質を維持しているという点が、オリヴィエ・ルフレーヴの大きな魅力。そのワインは、安定した品質が厳しく求められる一流ホテルのオリジナルワインに採用されるなど、ワインのプロから「いつ飲んでも高いクオリティを保っている貴重な造り手」と称賛され、高い支持を集めているのです。
オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ’20の感想
少し赤紫色、僅かにオレンジ色が見える、美しく透き通るルビーレッド。
バラなどの花束、ブラックチェリー、バニラ、プラム、ラズベリー、ストロベリー、ピーマンなどのやや青っぽさなどの香り。
華やかさと、甘やかさ、それでいて、エレガンスも感じる素晴らしい香りです!
やはりオリヴィエ・ルフレーブはACブルゴーニュでも素晴らしいです。
スワリングしていくと、ピーマンなどのやや青っぽい香りも少ししますが、全体ではやはり華やかでエレガントです。
口に含むと、控えめな酸味、少し渋味、僅かに甘やかさを感じる。
タンニンは非常に繊細ですが、非常に豊富で少し渋味も感じます。
しかし、それ程気にならず、時間と共に、より気にならなくなっていきます。
やや熟したラズベリーやストロベリー、ブラックチェリーやブラックベリーなどの黒系果実、バニラ、少しリコリス、土、タイムや黒胡椒などの味わい。
抜栓直後の味わいは赤系ベリーを感じるものの、黒系果実やバニラをよく感じます。
また、意外にスパイシーな印象もあります。
味わいよりは香りの方が、より華やかさを感じます。
しかし、スワリングしながらゆっくりと飲んでいると、赤系ベリーの甘やかな味わいがより感じられるようになり、うっとりとさせられます。
スパイシーさも黒系果実も、甘やかな赤系ベリーに包まれていくようです。
ワインが開いてくると、甘やかで、非常に華やかで芳醇なワインとなっていきます。
素晴らしいワインです!
今回はオリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ’20を抜栓しました。
香り・味わいが時間と共に花開き、甘やかで、非常に華やかで芳醇なワインとなっていきます。
これで4000円位~(記事執筆時)ですから、昨今のブルゴーニュ価格からすると、コスパが非常に良いですよね。
そのため、ヴィンテージを跨ぎ、何度もリピートしていますが、2020vtもやはり美味しい!
そして、2020vtはあと2本ありますので、何年か熟成させてみようと思います。
非常におすすめです!
まだ飲んだことが無い方は是非!
オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ’20の基礎情報
・ワイン名:ブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ2020
・生産者:オリヴィエ・ルフレーヴ
・ブドウ生産地:フランス>ブルゴー>コート・ド・ボーヌ(自社畑と契約農家)
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノノワール
・栽培・醸造法等:有機栽培をベースに、化学薬品は必要最小限。手摘み、最適な成熟度のブドウだけを選果。全て除梗。14~17日間低温発酵。ステンレスタンクで3ヵ月間熟成後、90%を新樽比率12%のオーク樽で9ヵ月間熟成。
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):4000円位~
・購入時期/抜栓時期:2023.01./2023.05.
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、3100円台で購入。
オリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・ルージュ関連のおすすめ記事
今回はオリヴィエ・ルフレーヴのブルゴーニュ・キュヴェ・マルゴ2020を抜栓しました。
香り・味わいが時間と共に花開き、甘やかで、非常に華やかで芳醇なワインでした。
下記は同じくオリヴィエ・ルフレーヴのおすすめ赤ワインです。
・ブルゴーニュ・ピノノワール2019/オリヴィエ・ルフレーヴ
非常に華やかで、透明感のある熟した赤系ベリーとスパイスを感じるブルゴーニュ・ルージュ。4000円台~。
優しい甘やかな花、まろやかなストロベリーなどの赤系ベリー、爽やかなスパイスなどの香り。
口に含むと、熟したラズベリーやストロベリー、スパイス、ミネラル、そして僅かずつ、コーヒーやカカオ、黒系ベリー、甘味のないクレームドカシスなどの味わい。
・シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ2015/オリヴィエ・ルフレーヴ
5000円前半~。
華やかな花々、程よく熟したストロベリーやフランボワーズなどの甘ーい赤い果実、甘く、そして爽やかなスパイス、ナッツ類などなどの香り。
口に含むと、程よく熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーの果実、イチヂクやフランボワーズなどのドライフルーツ、スパイスなどの味わい。