今回のワインはシャルロパンのブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・プレスティージュです。
シャルロパンのワインはエノテカで別の機会にマルサネを飲んで以来ハマり、現在に至っています。
ふらっとエノテカ大阪店を訪れた際に、ちょうどシャルロパンの新ヴィンテージ(2018年当時。2015vt)が大阪店に入荷したところで、ほぼ全種類1本ずつ購入してレンタルセラーに入れました。
その後、レンタルセラーで約3年寝かせて、今回はまとめ買いした内のACブルゴーニュを抜栓しました!
目次
シャルロパンのブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・プレスティージュ2015
ワインの情報は購入先のエノテカオンラインから抜粋・引用しています。
2017ヴィンテージについてのコメント 詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
熟成を経てそのポテンシャルを開花させるシャルロパンのワインですが、若いヴィンテージを楽しむなら断然こちらのブルゴーニュ・ルージュ キュヴェ・プレスティージュがおすすめです。
ドメーヌが所有するブルゴーニュ各所のあらゆる畑のブドウをブレンドして造られる、最も手軽なキュヴェですが、栽培から収穫、醸造に至るまで村名クラス以上のワインとなんら変わらぬこだわりで造り上げられます。
新樽比率に関してはやや村名クラスより抑えめの50%で、若いうちに味わっても決して樽の風味が前面に現れることはなく、シャルロパンの複雑なアロマ、溢れるピュアな果実味を存分にお楽しみいただけます。
生産者:ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ
生産者の情報は購入先のエノテカオンラインから抜粋・引用しています。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ジュヴレ・シャンベルタンを拠点に、ブルゴーニュ全域に37ものアペラシオンを持つブルゴーニュ最高峰ドメーヌの1つ。ピノ・ノワールの神様と呼ばれた故アンリ・ジャイエ氏の指導を受けた1人で、愛弟子として可愛がられていた、コート・ド・ニュイにおけるモダンなワイン造りの先駆者の1人です。シャルロパンのワインを飲んだジャイエ氏は「まさに私が言いたかったように造っているな」というコメントを受けた逸話もあります。
現在、マルサネ、フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネに25haの畑を持ち「シャンベルタン」「ボンヌ・マール」「エシェゾー」など、なんと8つのグラン・クリュを手掛けています。
ワイン造りにおいては、徹底した収穫量の制限や、低温マセラシオンによるエキスの抽出、自然酵母の発酵など、師であるジャイエ氏の影響が色濃く見られます。
シャルロパンのモットーはあくまでも自然なワイン造り。ブドウの樹が自力で凝縮味のある果実を結実できるよう、ブドウの栽培にはリュット・レゾネ(減農薬農法)を採用。除草剤と化学肥料は使用せず、殺虫剤代わりにフェロモンカプセルを用いています。ブドウの樹齢は概ね高く、エシェゾーにいたっては樹齢70年に達するものも。しっかりと完熟してからの収穫はもちろんのこと、厳しく選別した果実は、除梗した後一週間に及ぶ低温マセラシオン発酵を行います。培養酵母の補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせずに樽熟成されます。
シャルロパンのブルゴーニュ・キュヴェ・プレスティージュの感想
熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤いベリーのような甘く切ない香り。爽やかな・甘やかなスパイス、皮革の香り。
抜栓直後、グラスから甘やかなベリーの香りがふわっとしました。これは私の大好きな香り!
そして、この香りのブルゴーニュは私の好きな味わいの場合が多いので、期待が膨らみます。
また、スワリングした際のワインの涙は非常に長いです。長いしっかりした涙が流れています。
口に含むと、やや熟したストロベリーやチェリーなどの赤系果実、控えめにブルーベリーなどの黒系果実、スパイス感もあります。
まだ寝ているのか、香り程のインパクトは無いものの、非常にエレガントなワインです。
酸味は少しあり、ジューシーな赤い果実を美味しくいただけます。少しだけブルーベリーっぽさもあります。
タンニンは抱負な印象を受けますが、非常に繊細で、まさに粒子という感じで、ほとんど個別には認識できませんが、ボディをしっかりと構成しています。
華やかなブルゴーニュですが、まぎれもなく陰性なワインです。やはりブルゴーニュ!
抜栓2日目、甘酸っぱい赤いベリー系の果実と、清涼感のあるスパイスの味わい。甘やかで、爽やかで、果実のジューシーさがたっぷりです。
香りは爽やかなスパイス、赤い果実の香り。香りは初日の方が印象が強いです。2日目は爽やかなスパイスが全面に出ている印象です。
抜栓2日目の方が華やかな印象かもしれませんが、初日同様、ジューシーで赤いベリーをたっぷり楽しめるブルゴーニュルージュです!
さすがシャルロパン。以前飲んだマルサネはめっちゃ美味しかったですが、ACブルゴーニュでも充分過ぎる美味しさです。
非常にふくよかで、飲み応えたっぷりです。それでいてエレガントですし、うーん、凄いワインです。
ACブルゴーニュにしては安いワインではないのですが、やはりシャルロパンは非常に美味しく、その価格に見合ったワインと感じます。
5000円台のブルゴーニュ・ルージュを買うなら、ぜひ1度試していただきたい1本です。
シャルロパンのブルゴーニュ・キュヴェ・プレスティージュの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:5100円台~
(エノテカのケースオーダー20%割引で4860円で購入)
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・栽培・醸造法等:リュット・レゾネ(減農薬農法)、除草剤・化学肥料不使用、収量制限、厳しい選果、除梗、自然酵母による低温浸清・発酵、新樽比率50%。
・抜栓時期:2021.2
・インポーター:エノテカ
・購入先:エノテカ大阪店
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モレ・サン・ドニ2013 / ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ
8000円台~。スミレや白い花の花束とブルーベリーのような黒系果実、その後ろにチェリーやクランベリーなどの赤系果実、そして豊富なハーブの香りがして、スワリングすると移ろいゆくように非常に多彩な香りを見せる。口に含むと、少し熟したなブラックべリーなどの黒系果実の控えめな酸味と芳醇な果実味、そして凝縮感。さらに、いろんなハーブが非常に複雑な味わいを作りだしている。
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