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フランスのジュラ・サヴォワ地方の赤ワインについて
コート・デュ・ジュラ レ・ルマシュール2014
ジュラ・サヴォワ地方のワインは初めてです。他のフランス産地に比べて、生産量も少ないうえ、地元消費が多い地域です。そのため、日本への輸入量も少ないのではないかと思います。
そういう意味では、貴重なワインを飲む機会を得ました。しかも、トゥルソーとプールサールという聞きなれないジュラ地方のブドウ品種で、中々飲めなさそうなので、しっかりと飲まねばと思います。
このワインは那覇市のコート・ドールというワインショップで購入したものです。那覇市に行ったときには良く伺います。ショップのワインの品揃えも良い上、コートドール沖映通り店(食べログ)はショップの上がワインバーになっていて、なかなか素晴らしいワインをテイスティングできます。例えば、泡はシャンパーニュ、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイのプルミエ・クリュ・クラス、ボルドーならポンテ・カネ、アルタ・エゴ・ド・パルメなど、だいだい泡、白、赤ワインを合わせて、10種前後がグラスでオンリストされています。那覇市でワインが飲みたくなったら、是非試してみていただければと思います。
生産者:ドメーヌ・デ・キャヴァロド
2007年にドメーヌ・デ・キャヴァロドを設立。「キャヴァロド」はリューディの名称です。リューディとは畑の区画を指す名称とイメージしておけば良いと思います。キャヴァロドではビオロジックの農法を実施し、ビオデナミの要素も取り入れており、SO2は極力添加しない方針の自然派のドメーヌです。設立後10年程ですので、今後さらに期待したいです。
フランスのジュラ・サヴォワ地方の赤ワインの感想
黒系果実、森の下草、スモーク、なめし皮、鉛筆の芯、スパイスなどの複雑な香り。口に含むと、酸味が控えめなフレッシュなカシスやブルーベリーなどの黒系果実、少し赤い果実の雰囲気があり、樽によると思われる味わいが少し加わります。
ワインの色が独特です。まだ若いのにある程度熟成したかのようなオレンジ色です。香りからやや濃厚なワインをイメージしましたが、意外にピュアな黒系果実の印象です。それなりにボリューム感はありますが、意外に軽く飲みやすいワインです。そういう意味で、少し不思議な感じです。若いヴィンテージのボルドー左岸のイメージに近いかもしれません。このブドウ品種の特徴は、他のワインももう少し探究してみないと把握しきれません。何かが違うという印象は残りました。
このブドウ品種も面白そうですので、記憶しておいて今後出会うことが有ったら、試してみたいと思います。
フランスのジュラ・サヴォワ地方の赤ワインの基礎情報
1 生産地: フランス > ジュラ・サヴォワ > ジュラ
2 葡萄品種: トゥルソー60%、プールサール40%
3 参考価格: 3000円程
4 栽培法: ビオロジック農法。ビオディナミの要素を一部取りいれている。
5 醸造法: 無濾過無清澄。
6 ショップのリンク
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南アフリカのこのワインを思い起こしました。ちょっと違いますが、何となく雰囲気はあるような。