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ロスチャイルドのラングドックのカデ・ドック・ピノ・ノワール2015
私はブルゴーニュからピノノワールを飲むようになったのですが、AOCクラスでもそれなりの価格がついていて高値の花となりつつあります。
そこで、例によって、フランスの他地域(ロワール、アルザス、ラングドック・ルーション)、そして世界のピノノワールへと探究の旅にでることに。
割と地理的にはブルゴーニュから南に下ったラングドックの地に、1200円程度でこれほどのピノノワールがあることを発見し、それ以来リピーターとなっています。
さすが、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド!
この2015ヴィンテージは、7本目になります。1本買った後、半ダース買い! ワインラバーによくあることですよね。ワインあるある。
ロスチャイルド家は、ボルドー格付1級の5大シャトーの1つシャトー・ムートン・ロスチャイルド、カリフォルニアのオーパス・ワン(ロバート・モンダヴィとのジョイントベンチャー)、チリのアルマヴィーヴァ(コンチャ・イ・トロとのジョイントベンチャー)など世界中で高く評価されているプレミアムワインを造っています。また、リーズナブルなシリーズのワインも様々な地域で造っており、いずれも高いクオリティを感じます。
そんなロスチャイルド家が造るラングドックのピノノワールです。
ラングドックのハイコスパ 生産者のバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
生産者及び「カデ・ドック」シリーズの詳しい情報はエノテカのページから抜粋・要約しています。
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドについて
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
1855年にパリ万博に際して制定されたメドックの格付け。160年以上の歴史の中でただ唯一、格付け変更が許されたシャトーが、このシャトー・ムートン・ロスチャイルドです。
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が残した「われ一級になりぬ、かつて二級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」、という名句はあまりにも有名。「最高を目指すためにあらゆる努力を惜しまない」この姿勢こそがシャトー・ムートン・ロスチャイルドのスタイルとも言えます。
シャトー・ムートン・ロスチャイルドをトップシャトーに押し上げた伝説の人物、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵は1960年代、その卓越した先見の明によってアメリカ・カリフォルニアに進出。カリフォルニアワイン界の重鎮、ロバート・モンダヴィ氏とタッグを組んで夢のワインを生み出しました。それが「オーパス・ワン」です。
続いて1998年に誕生したワインが「アルマヴィーヴァ」。世界中で最高のカベルネを生む土地を探してようやく見つけたチリの畑で、チリ最大かつ最高のワイナリー、コンチャ・イ・トロ社とのジョイント・ベンチャーにより生まれました。
1930年、ブドウが不作となりシャトー・ムートン・ロスチャイルドを瓶詰めできなかったことから、そのブドウを使ったワイン「ムートン・カデ」が誕生しました。このワインを生み出したのはシャトー・ムートン・ロスチャイルドに大いなる飛躍をもたらした伝説の当主、フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵。彼が一族の末っ子(カデ)であったこと、それがムートン直系のワインであるという意味を込めてその名が付けられました。
エノテカオンライン「カデ・ドック(ピノ・ノワール)」のページの一部を引用しています。
こちらのワインは、南仏ラングドック・ルーションで最も古い歴史を持つ栽培地区で造られ、ブドウ品種ごとに厳選された畑のブドウのみを使用して仕立てます。ワイナリーは海に面した巨大な三日月型の盆地で、スペインとの国境からローヌ地区に渡って300kmに連なる地中海沿岸にあります。この地形の特徴を存分に発揮されている豊かな味わいが特徴です。
ロスチャイルドのカデ・ドック・ピノ・ノワール ワインの感想
赤系果実の華やかな香りがしっかりと感じられます。口に含むと、ピュアな赤い果実が口に入ってきます。スパイスやハーブの雰囲気も感じます。
デイリーで飲むピノノワールとしては、かなり楽しめます。暑い夏でも乗り切れる味わいです。ラングドック地域は地中海に面しているので、魚料理にも合わせやすいと思います。
ちなみに、別の記事で紹介したブルガリアのサイクル・ピノノワール(このブログの他の記事)が1100円位ですが、サイクル・ピノノワールの方がより好みですね。
ロスチャイルドのカデ・ドック・ピノ・ノワール ワインの基礎情報
1 生産地:フランス > ラングドック・ルーション > ラングドック
2 ヴィンテージ:2015
3 生産者:バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
4 葡萄品種:ピノノワール100%
5 参考価格:1200円
6 購入先:エノテカ
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