今回はワイナリーのブルーノ・アンドリュからいただいたBAコレクション・シリーズの3本の内の1本です。
ブルーノ・アンドリュはフランス、ラングドック・ルーションのワイナリーで、中でもBAコレクションはテロワールを重視したシリーズです。
今回抜栓したのは、ACラングドック・ペズナスのペズナス2019です。
ACラングドックは様々なワインを飲んできましたが、ペズナスの地区名が付いたアペラシオンは初めてです。
非常に期待が膨らむ、そんなワインの感想です。
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目次
ブルーノ・アンドリュのペズナス BAコレクション2019
BAコレクションはテロワールを重視したシリーズで、畑での入念な作業とテーラーメイドの醸造を実践して、テロワールが持つ特別な性質を表現したワインとなっているようです。
今回いただいたBAコレクション3種類のワインのアペラシオンは下記です。
ACラングドック・ペズナス
ACコート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・カラマニー
ACコート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・トータヴェル
いずれも各地区の名称を加えて表記することができる特別なアペラシオンです。
プレミアムなラングドックワイン、ブルーノ・アンドリュのペズナス BAコレクションの情報は、入手先のブルーノ・アンドリュからいただいた資料から抜粋・引用しています。
テイスティング:美しい深みのあるガーネットレッドで、カーマイン色の光沢があります。香りは、熟した黒イチジクと革のたっぷりとしたアロマに、ローストしたコーヒーとカカオ豆が続きます。初めはガツンと強烈な味わいを感じますが、徐々に魅力的な果実味が広がります。続いて、甘草、ダークチョコレート、カシューナッツなど、甘くほろ苦い風味があります。最後に、黒胡椒のスパイスで引き締まり、トウガラシやさくらんぼの生き生きとした余韻が残ります。
醸造:収穫後、完全に除梗し、8日間のアルコール発酵、30日間のマセラシオンを行います。
アロマと凝縮感を最大限に引き出すため、発酵の初期、中期、後期のそれぞれに、デレスタージュ(澱抜き静置法)を行います。
熟成は、フレンチオーク樽(ヴォージュとトロンセ)を品種ごとに分けて12カ月間行っています。
テロワール:ヴィラフランカ時代の砂礫の段丘、褐色土。
酸性土壌に、赤身を帯びた砂質、50%が赤い小石の土壌に植えられています。
深い土壌だが、地殻によって深さが制限されているところもあります。夏は非常に乾燥した土壌です。
詳しくはこちら(ブルーノ・アンドリュの英語版公式ページ)
ペズナス BAコレクションの生産者:ブルーノ・アンドリュ
プレミアムなラングドックワインのペズナス BAコレクションの生産者、ブルーノ・アンドリュの情報は、入手先のブルーノ・アンドリュからいただいた資料から抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(ブルーノ・アンドリュの英語版公式ページ)
25年に渡るワインメーカーとしての経験を経て、品質や、地理的な制限のない、⾃分⾃⾝のブランドを作ることを決意しました。
妻と⼀緒に、モンペリエの近くにある、1610年に建てられた古いワイナリーを改装して、⾃分たちのワイナリーを造りました。このワイナリーには、200本のフレンチオークの樽があり、私の最⾼のワインを醸成し続けることができます。
私の⽬標は、表現豊かな⼟地の選択と、⾼品質な醸成に基づく、最⾼級のワインを造ることです。
ブルーノ・アンドリュのペズナス、プレミアムなラングドックワインの感想
光にかざすと辛うじて透き通る、ピンク色とオレンジ色が僅かに含まれる艶やかな赤紫系の色。
特にエッジは透明感がよく出ていて、美しいです。
ブラックベリーやカシス、少しリコリス、爽やかなスパイス、バニラ、少しリキュールなどの香り。
黒系果実と爽やかなスパイスが豊富で、時折、少し透明感のある香水のような艶やかな香りも漂う。
口に含むと、少し酸味と渋味。
非常に繊細なタンニンを感じますが、ほぼ溶け込んできる印象です。
タンニンが液体の密度を高めています。
そして、液体は一定の密度がありますが、色の割には透明感も感じる味わいです。
ややフレッシュなブルーベリーやブラックベリー、カシス、少しバニラ、リコリス、僅かにオレンジ、少しモカやダークチョコレートなどの味わい。
黒系ベリーやカシスが豊富に感じられます。
少し果実のフレッシュさがありますが、酸味は強くないので、口当たりはまろやかで優しいです。
また、充分に密度を感じるボディを持ち、濃厚さがありつつ、それでいて透明感がある、非常に上品なワインでもあります
色や香りのイメージどおり、濃すぎず、角がなく優しく、親しみやすいワインです。
シラーとグルナッシュの両方の良さがよく出ていて、かつ、アッサンブラージュの妙によるバランスの良さも感じられます。
まさにプレミアムなラングドックワインと感じる1本でした!
今回、初めてブルーノ・アンドリュのワイン、中でもBAコレクション・シリーズのペゼナス2019をいただきました。
いわゆるラングドッグの赤ワインとは全く異なる印象です。
ややフレッシュ感のある果実味を楽しめつつ、濃厚さがありながら透明感もイメージする上品なワインです。
このワインは実際に口に含めば、高品質と美味しさをすぐに感じることができます。
そして、濃厚さ、フレッシュさなどのバランスの良さも感じられます。
シラーとグルナッシュのアッサンブラージュですが、コート・デュ・ローヌの同アッサンブラージュの赤ワインとも異なる美味しさがあり、魅力的な特徴があります。
まだ未輸入のワインなので、まだ日本では買うことができませんが、販売が待ち遠しいワインでした。
日本への輸出を検討されているようですので、インポーターさん是非!
ブルーノ・アンドリュのペズナス、プレミアムなラングドックワインの基礎情報
・ワイン名:ペズナス BAコレクション2019
・生産者:ブルーノ・アンドリュ
・生産地:フランス>ラングドック・ルーション>ラングドック>ペズナス
・原産地呼称等:ACラングドック・ペズナス
・葡萄品種:シラー51%、グルナッシュ49%
・気候や土壌:地中海性気候。降水量が少なく、夏は暑く非常に乾燥していて、冬は温暖。酸性土壌に、赤身を帯びた砂質、50%が赤い小石の土壌。
・栽培・醸造法等:完全除梗。8日間のアルコール発酵、30日間のマセラシオン。発酵の初期、中期、後期のそれぞれに、デレスタージュ(澱抜き静置法)を実施。フレンチオーク樽(ヴォージュとトロンセ)を品種ごとに分けて12カ月間熟成。
・参考価格:日本未輸入
・入手時期/抜栓時期:2023.9./2023.09.
・入手先:ブルーノ・アンドリュ(英語版公式ページはこちら。Instagramアカウント:@bruno.andrea_japan)
ブルーノ・アンドリュから商品の提供をいただいています。
ブルーノ・アンドリュ関連のおすすめワインの記事
今回はブルーノ・アンドリュが造るフランス、ラングドックのペズナス BAコレクション2019を抜栓しました。
ややフレッシュ感のある果実味を楽しめつつ、濃厚さがありながら透明感もイメージする上品なワインでした!
下記は同じくブルーノ・アンドリュが造るBAコレクション・シリーズのワインです。
・カラマニー BAコレクション2020/ブルーノ・アンドリュ
上品な黒系果実の、まろやかな甘やかさと艶やかさを持つハイクオリティなワイン!
ブラックベリーやカシス、リコリス、スミレの花、モカ、スパイス、ビターチョコレートなどの香り。
口に含むと、ブラックチェリーやブラックベリー、リコリス、少しバニラやリキュールなどの味わい。
・トータヴェル BAコレクション2019/ブルーノ・アンドリュ
フレッシュ感と奥行きのある多彩な香りと、濃厚で甘やかな味わいの素晴らしいワイン!
鮮烈なファーストアタックのフレッシュなカシスやブラックベリーなどの黒系果実やスミレの花、そして、タイムなどの爽やかなスパイス、控えめにモカ、少しダークチョコレート、甘いスパイス、少しクレームドカシスやカシスリキュールなどの香りが続きます。
口に含むと、クレームドカシス、バニラ、ブラックベリーやブラックチェリー、リコリス、少しモカやカシスなどの味わいが感じられるベルベットのような濃厚で滑らかな舌触りです。