今回は、『FOODEX JAPAN 2023』(2023年3月開催)で各ブースを回っている時に、マース・ワイン・ステーション( MARS WINE STATION )のANTOINE PETRUS氏にいただいたワインです。
同ブースでは4酒類のワインをテイスティングさせていただきましたが、いずれも余程美味しそうに私が飲んでいたため、特別にいただいたのではないかと想像しています(笑)
4酒類ともヴァン・ド・フランスのクラスでしたが、いずれも高品質で、非常に美味しかったです。
そんなご縁でいただいたワインの感想です。
目次
プロヴァンスのサン・シガール・メルロー2020
プロヴァンスのマース・ワイン・ステーションが造るサン・シガール・メルローの情報は、TASTE FRANCE-WINE & SPIRITSとマース・ワイン・ステーション( MARS WINE STATION)の公式ページの内容を参考にしています。
粘土石灰岩。樹齢20年。
オーガニック。ユーロリーフ、AB認証。
除梗、温度管理されたタンクで発酵。ステンレスタンク75%、オーク樽25%
詳しくは、TASTE FRANCE-WINE & SPIRITS(こちら)とマース・ワイン・ステーション( MARS WINE STATION)(こちら)
プロヴァンスのサン・シガール・メルローの生産者:マース・ワイン・ステーション
プロヴァンスのサン・シガール・メルローの生産者、マース・ワイン・ステーションの情報は、TASTE FRANCE-WINE & SPIRITSの公式ページから引用しています。
詳しくはこちら(TASTE FRANCE-WINE & SPIRITSのページ)
Mars Wine Station(マース ワイン ステーション)は、2020年に設立されたマルセイユを拠点とする革新的でユニークなワイン生産者です。
私たちが愛するこの町“マルセイユ”発のワインを作りたいという気持ちから、新しい感覚で、ワインを通してマルセイユの魅力を表現し、マルセイユを代表するワインになることを目指しています。
わたしたちが最初に手掛けたワインは、プロヴァンスのワイン生産文化に敬意を表した「Vins de Mars(ヴァン・ド・マース)」シリーズです。マ-ス ワイン ステーションは現在、マルセイユという都会の中にある都市型のワイナリーで8つのタンク (6つの砂岩の甕と2つのステンレスタンク) を使い生産しています。
最近、このプロジェクトとワインの品質に魅了されたAntoine Petrus(アントワーヌ・ペトリュス)氏がチームに加わることになりました。現在、アントワーヌはマ-ス ワイン ステーションの開発を監督しています。
プロヴァンスのサン・シガール・メルロー 高品質で変化も楽しめる、の感想
光にかざすと中心部は、辛うじて光を通すルビーレッド。
僅かに紫色と時折オレンジ色が見られるだろうか。
特に、光を通すとエッジ部分が、まさに輝くルビーのように美しい。
フレッシュなカシスやブラックベリー、スパイス、少しスモークなどの香り。
イキイキとした黒系果実が豊富に香り、その後ろにはスパイシーな香りがしている。
口に含むと、程良い酸味、渋味があり、甘味は感じない。タンニンは繊細で豊富。
フレッシュなブラックベリーやブルーベリー、カシス、スパイス、少しモカ、控えめに煮詰めた果実の味わい。
香りと同様に、フレッシュな黒系果実が口の中に豊富に広がり、スパイシーな風味もよく感じられます。
タンニンが豊富で凝縮感があり、味わいには複雑な印象を受けることもあり、全体では飲みごたえのあるワインです。
フレッシュなフルーティさがあり、やや軽やかに飲むことができます。
ブドウ品種がメルローであることをあまり意識しませんが、少しモカのような風味が感じられ、また、若くタンニンが豊富な割には、口当たりが意外に柔らかく感じるところはメルローらしいかもしれません。
やはりボルドーとは一味違うメルローに感じます。
高品質で美味しいメルローです。
抜栓2時間後、少し甘やかさが加わり、全体でまろやかな味わいになります。
時間と共に、タンニンがこなれて、フレッシュなフルーティさ少し抑えられて、非常に良いバランスになります。
抜栓直後も美味しかったですが、抜栓2時間後もバランスが非常に良く美味しいワインです。
予定では2、3日かけて飲む予定でしたが、美味しかったので、結局、1人で1本全部飲んでしまいました。
プロヴァンスの赤ワインは飲んでいる経験が少なく、特にメルローは初めてだったのではないかと思います。
マース・ワイン・ステーションが造るサン・シガールのメルローは、抜栓直後のフレッシュ・フルーティでスパイシーな味わいから、時間と共に、甘やかで、まろやかな味わいまで楽しめるワインに変化していきます。
非常にクオリティの高い美味しいワインでした。
本記事執筆時は未輸入のワインとなっています。
WEBで調べたところ、フランス現地の小売価格は €14 前後ですので、日本円にすると、2000円前後です!(140円/€で計算)
お値打ちで高品質なワインで、しかもオーガニックワインです。
是非、日本にも輸入して欲しいですね。
このワインとの出会いとなった『FOODEX JAPAN 2023』の記事👇
プロヴァンスのサン・シガール・メルロー 高品質で変化も楽しめる、に合わせた料理など
・タレ焼き(かわ、つくね、ねぎみ、とりみ、豚バラ)/やきとり正や
普段やきとりは塩で食べる派ですが、サン・シガールのメルローを飲みながら、タレの方が合いそうに思い、久しぶりにタレ焼きをオーダーしました。
5種類を1つずつワインと合わせた結果、意外にも、かわと豚バラが抜きん出て美味しかったです。
下記はワインとの各タレ焼きとのペアリングの結果です。
ペアリング 〇〇
・かわ:かわ特有の美味しさが強調されつつ、黒系ベリーの風味も感じられる良いペアリング。
・豚バラ:果実のフレッシュさが抑えられる代わりに、少しまろやかさな印象になります。果実味も感じられます。豚バラの脂っこさも、こなれます。
ペアリング 〇
・つくね:つくねの旨味と黒系果実の美味しさの両方が感じられる組み合わせ。
・ねぎみ:ややフレッシュな黒系果実を感じられる。ワインを引き立てるペアリング。
ペアリング ▲
・とりみ:果実味は抑えられ、雑味が増す。合わない訳ではないですが、別々に口に含む方が美味しい。
・やきとり正や 福島店:
「新鮮旬野菜と厳選丹波地どりの炭火焼を堪能下さい」(公式ページから引用)
公式URL | http://mycredo.co.jp/shop/masayafukushima |
住所 | 大阪市福島区福島7-4-28-1F |
TEL | 06-4797-5567 |
営業時間 | 11:30~14:30、17:00~24:00 |
定休日 | 月曜定休日 |
アクセス | JR大阪環状線 福島駅 徒歩3分。阪神本線 福島駅 徒歩5分。JR東西線 新福島駅 徒歩4分。 |
グルメサイト | 食べログ:こちら、ぐるなび:こちら |
プロヴァンスのサン・シガール・メルローの基礎情報
・ワイン名:サン・シガール メルロー 2020(SAINTE CIGALE MERLOT)
・生産者:マース・ワイン・ステーション(MARS WINE STATION)
・生産地:フランス>プロヴァンス
・原産地呼称:ヴァン・ド・フランス
・葡萄品種:メルロー
・気候や土壌:粘土石灰岩
・栽培・醸造法等:樹齢20年。オーガニック(ユーロリーフ、AB認証)。除梗、温度管理されたタンクで発酵。ステンレスタンク75%、オーク樽25%。
・インポーター:日本未輸入
・参考価格(フランス現地): €14 前後(2000円前後。レートを140円/€で計算)
・入手時期/抜栓時期:2023.03./2023.03.
・入手先:マース・ワイン・ステーションのANTOINE PETRUS 氏からいただいたワイン。
プロヴァンスワイン関連のおすすめ記事
今回はプロヴァンスのマース・ワイン・ステーションが造るサン・シガール・メルローを抜栓しました。
抜栓直後のフレッシュ・フルーティ&スパイシーから、時間と共にまろやかさまで楽しめる高品質な美味しいメルローでした。
下記は同じくプロヴァンスのロゼワインです。
・バンドール・ロゼ2020/ドメーヌ・タンピエ
4900台~。
白桃、ライム、新鮮な赤いベリー系果実、甘い花など多彩な香り。
甘やかな果実感があり、優しい香りが溢れていて、そして、エレガントな香りです。
口に含むと、ライム、白桃、赤系ベリーの果実、バニラ、ハーブ、スパイス、ミネラルなどの味わい。