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トルマレスカ(アンティノリ)のフィキモリ2016
このワインはイタリアのプーリア州の出身、ちょうど半島の踵に位置します。暑そうな地域です。
このプーリア州の赤ワインの葡萄品種と言われて思い浮かべるのが3種。プリミティーヴォ、アリアニコ、ネグロ・アマーロです。私の中での共通項は濃厚でタンニンたっぷりな陽気なワインです。
さて、このワインはネグロ・アマーロとシラーからできています。
この暑い季節にあえて濃い系葡萄の赤ワイン。そして、冷蔵庫でしっかり冷やしていただきます。
2016ヴィンテージは半ダース買いして最後の1本です。名残惜しい!
プーリア州のワイン フィキモリの生産者:トルマレスカ(アンティノリ)
生産者の情報は購入先のエノテカのページから抜粋・要約しています。
今回の記事のフィキモリは「マッセリア・マイメ」地区のワインです。
アドリア海を目の前に臨む水分を含む粘土質土壌で、アルベレッロという無支柱で低木仕立てにしてブドウの樹を1本1本独立して栽培する方法が取られています。
ネグロアマーロやプリミティーボなどの栽培には最適な方法とのことです。
エノテカオンライン「トルマレスカ(アンティノリ)」のページへのリンク
アンティノリが1998年にプーリア州の土地を購入し、「トルマレスカ」というワイナリーを設立した。当主ピエロ・アンティノリ氏は、プーリア州への進出理由について、「この地の太陽、土壌、大地、気候、恵み、歴史、文化、食事に可能性を感じたからであるが、それだけが理由ではない。この地にはたくさんのブドウ品種があり、その数だけ挑戦できること、そして、プリミティーヴォ、ネグロ・アマーロ、アリアニコなどそれぞれにおいて最上級のワインを造り出せる可能性があるからだ。」と語っている。
アンティノリが長い歴史の中で培った経験と技術を駆使し、このトルマレスカでは土着品種を使った魅力あふれるワインが造られている。常に掲げられている信念は、「エレガントでトップクオリティのワインを造り出す」ということです
このワイナリーの大きな特徴は、内陸に位置する「ボッカ・ディ・ルポ」と、アドリア海沿いの「マッセリア・マイメ」という、テロワールのまったく異なる2つのエステートを所有していること。それぞれ最適な品種は違い、その地の風土と相まって、独自のワインを生みだしています。
トルマレスカ(アンティノリ)のフィキモリのワインの感想
やはり黒い果実、濃厚さなど、ブドウ品種のネグロ・アマーロらしいところが良く出ています。
そして、これもネグロアマーロらしい強めの甘味、ただし甘ったるいわけではなく、上品な甘みを感じます。
よく冷やして飲むことで、甘みは控えめになり、フルーティーな黒系果実の旨味をより味わうことができます。
解説によると、プーリアの暑い夏に地元の方は、冷やして赤ワインを飲んでいたことをヒントにして、トルマレスカが冷やした方が美味しいワインを造ったとのことです。
確かに冷やす方が美味しいですね。暑い季節の冷蔵庫には、赤ならこのワインは選択肢の1つですね。
実はこのワインを買ったときは、エノテカで6本まとめ買いすると大きな割引が適用されているときに購入しました。
夏場に冷蔵庫に冷やしておくと、あっという間に飲み切ってしましました。
甘めのフルーティな赤ワインがお好きな方にはぴったりだと思います。
トルマレスカ(アンティノリ)のフィキモリのワインの基礎情報
・生産地:イタリア>プーリア州
・葡萄品種:ネグロアマーロ、シラー
・参考価格:1700円位~
・購入先:エノテカ
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同じプーリア州のチンクアンタはいかがでしょうか。フィキモリよりもさらに濃厚でエレガントです。
コレッツィオーネ・チンクアンタ+2 NV サン・マルツァーノ
2000円台前半~。ネグロアマーロとプリミティーボのコンビが非常にバランスの良いフレッシュで濃厚な赤ワインを造りだしています。甘い黒系果実、クレーム・ド・カシス、バニラなど味わいと香りです