今回は輸入元テラヴェールの直営ショップである、ワイン見聞録で購入した1本です。
イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州の土着品種テロルデゴで造る赤ワインです。
同州の赤ワインではピノノワールを何度も飲んでいますが、テロルデゴ種は初めてです。
未知の品種で、未知の経験ができるのもワインの奥深さ故ですね。
新たな出会いを予感しながら、抜栓しました。
そんなワインの感想です。
本ページにはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
フォラドーリのテロルデゴ・フォラドーリ2019
フォラドーリのテロルデゴ・フォラドーリの情報は、購入先のワイン見聞録から抜粋・引用しています。
ブルーベリーのような紫果実の香、ピュアな果実感、トーンが明るく酸によるフレッシュさも感じる。食卓に1本は置いておきたいバランス&飲み心地の良いワイン!
メッツォロンバルドに所有する自社畑。花崗岩や斑岩が豊富な堆積土壌が中心で砂利、砂地の畑も。ビオディナミの導入で収量が落ち、凝縮度は高まった。13の別々の畑の葡萄をアッサンブラージュすることで畑の個性ではなく、テロルデゴという品種の個性を表現する。発酵はセメントタンクで野性酵母のみ。熟成はセメントと大樽を併用して12ヶ月。
詳しくはこちら(ワイン見聞録のページ)
テロルデゴ・フォラドーリの生産者:フォラドーリ
テロルデゴ・フォラドーリの生産者、フォラドーリの情報は、購入先のワイン見聞録から抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(テラヴェールのページ)
・10年以上続くビオディナミ
品種個性を最大限発揮させる為にバイオディバー シティ(生物の多様性)を取り戻すことに着手。
『皆、収量の多い単一のクローンでワインを造って いた。反対に私は 30 種以上のクローンを混植して いき昔の畑を再現していった』
畑の中でも種の多様性を再現していく。この作業は 20年間続けられた。人間がコントロールするのではなく、自然と種が共存していくのが理想。
『色々なクローンが共存して色々な個性がバランスする。人間が操作しても自然には敵わない』
更に、土地の個性をより強く表現するには葡萄が育つ環境をこの土地独自の環境にすることが重要と考えビオディナミに転向。一切の化学肥料の使用を中止。10 年以上前から自家製のプレパラシオンを使用して土壌の個性を伸ばす手助けをしていった。
『今はビオディナミの成果が認識できる。その土地ならではの個性が強くワインに現れてきた』
そして、遂にはアンフォラでの発酵、熟成にも着手し始める。土地の個性を強くワインに映し出す発酵容器が木ではなく、ステンレスでもない土だった。
『仲の良い造り手C.O.Sのオキピンティから届いた誕生日プレゼントがアンフォラだった。当時、悩んでいた私の背中を押してくれた』
フォラドーリのテロルデゴ・フォラドーリ 黒い果実のバスケットの感想
一見、濃厚な赤紫色。
しかし、エッジは明るい赤よりの美しい赤紫色をしている。
ブラックチェリー、ブラックベリー、カシス、クレームドカシス、白胡椒などのスパイス、土などの香り。
甘やかな黒系果実などの香りがふわっと広がる。
そして、濃厚で甘やか、さらに、爽やかな香りが漂う。
フレッシュなカシスの少しエレガントさも感じる。
全体ではフレッシュで、非常にフルーティな香りです。
非常に芳しい香りです。
口に含むと、控えめな酸味と渋味、甘やかさを感じる。
香りからの予想に反して、タンニンが繊細なため、舌触りは非常に滑らかで、あまり渋味やタンニンは気にならない。
フレッシュなブラックベリーやブラックチェリー、カシス、黒胡椒などのスパイス、僅かにリキュールなどの味わい。
フレッシュな黒系果実の味わいが支配的で、非常にフルーティです。
フルーティで、かつ、しっかりとしたボディですが、酸味や渋味などが控えめで、舌触りも滑らかですので、親しみやすいワインです。
皮ごと頬張る黒系果実のフルーツバスケットといったイメージで、非常に美味しいです!
親しみやすいフレッシュな黒系果実のワイン好きには、特におすすめの1本です。
今回はフォラドーリが造るテロルデゴ・フォラドーリ2019を抜栓しました。
イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州のテロルデゴというブドウ品種のワインです。
テロルテゴで造られるワインは初めてでしたが、フレッシュな黒系果実のフルーティさを堪能できるワインでした。
土着品種王国のイタリアワインは奥深いですね。
まだまだ新たな出会いがありそうです。
価格は3000円台で、手頃で納得の価格帯です。
酸味や渋味などが控えめで、親しみやすいワインですので、濃い系赤ワインを飲む方はもちろんですが、濃い系はちょっと苦手という方にも試してみて欲しいワインです。
イタリアワインを飲んでいる方や、イタリアの土着品種を攻めている方には、テロルデゴというブドウ品種はおすすめです!
フォラドーリのテロルデゴ・フォラドーリ 黒い果実のバスケットの基礎情報
・ワイン名:テロルデゴ・フォラドーリ2019
・生産者:フォラドーリ
・生産地:イタリア>トレンティーノ・アルト・アディジェ州>トレント>メッツォロンバルド
・原産地呼称等:IGTヴィニェーティ・デッレ・ドロミティ
・葡萄品種:テロルデゴ
・気候や土壌:花崗岩や斑岩が豊富な堆積土壌が中心の砂利・砂地の畑。
・栽培・醸造法等:自社畑。ビオディナミ(デメテール認証取得)。13の畑の葡萄をアッサンブラージュ。野性酵母のみでセメントタンクで発酵。セメントと大樽を併用して12ヶ月熟成。
・インポーター:テラヴェール(公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):3000円台~
・購入時期/抜栓時期:2023.02./2023.05.
・購入先:ワイン見聞録(公式ページはこちら)
ワインセットに入っていた1本。
※インポーターのテラヴェールの直営オンラインショップ。
イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州のおすすめワインの記事
今回はフォラドーリが造るテロルデゴ・フォラドーリ2019を抜栓しました。
イタリアの土着品種テロルデゴ、皮ごと頬張る黒い果実のフルーツバスケットのようなワインでした。
下記は同じくイタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州のワインで、ピノノワールの美味しいワインです。
・トラミン・ピノネロ2021/トラミン
フレッシュベリーの瑞々しい果汁のようなエレガントなワイン!
イタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェ州。3000円台~。
やや熟した赤系ベリー、チェリー、タイム、華やかな花、僅かにヨーグルトなどの香り。
口に含むと、ややフレッシュな赤系ベリーや木苺などの非常に透明感があり、瑞々しい果汁のような味わい。