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ルージュ・エテ(長野のサンクゼール)について
生産者:サンクゼール・ワイナリー
「サンクゼール ルクア大阪店」(食べログ)に行って、サンクゼール・ワイナリーのルージュ・エテをグラスでいただいてきました。グラスで400円とお値打ちです。
最もユニークなのが、ブドウ品種のブレンドの内訳です。単独で使われることが多い、ピノ・ノワ―ルと、ボルドー右岸で主役となるメルローの2種で76%を占めます。それ以外にも同じくボルドー右岸で良く造られるカベルネ・フラン20%、そして白ブドウのシャルドネ4%です。一体どんな味になるか、気になるところです。
私の場合は、先にテイスティングをして、その上で、ブレンドをチェックしたので、「ええーっ」という感じでしたが、でも自分なりに分析すると「なるほど」と頷ける香りや味わいでした。かなり美味しくてロープライスでもありますし、ワイン友達とブドウ品種を伏せてテイスティングすると面白いと思いますので、是非試していただきたいと思うワインです。
(再掲)
以前にもこちらの店舗で妻との待ち合わせの際にバーカウンターでグラスをいただいたことがあります。先に到着した方はグラスワインで一息ついて待つという我々が良くやる待ち合わせの場所として使わせていただきました。その際飲んだワインのクオリティが高かったので、今回は本腰入れて複数をテイスティングするために同店舗を訪ねました。
サンクゼール・ワイナリーは長野県に本拠地を構え、1990年にワイン造りをスタートして、既に29年目です。ワイナリー、ジャム工房、レストラン、チャペルを併設しておられ、人々が集う場所として意識されているのだろうと思います。私もフランスでそういうワイナリーを訪問したことがあります。詳細は下記リンク先をご参照ください。
サンクゼール・ワイナリー (リンク先:サンクゼール・ワイナリー)
赤、白と2種類ずつをグラスでいただきました。それらに加えて、お店のスタッフの方からシードルをお勧めいただき、テイスティングさせてもらいました。これらのワインは後日レポートしていく予定です。
ワイン名のリンクは本ブログの各ワインの記事へのリンクです。
・ナイアガラ・ブラン2018:ナイアガラ100%
・シオン2018:シャルドネ100%
・ルージュ・エテNV:ピノノワール40%、メルロー36%、カベルネフラン20%、シャルドネ4%
・長野ルージュ2015:メルロー76%、カベルネ・ソーヴィニヨン24%
・飯綱(いいづな)シードル2017:ブラムリー・ふじ
ルージュ・エテ(長野のサンクゼール) ワインの感想
かなり芳しい私好みな香りがします。メルローと思われる香りが加わっていて、優しい華やかな花、チェリー、フランボワーズの赤系果実の華やかさがある。トリュフやミントなども感じる。味わいは、熟れ切る前のまだフレッシュさが残るチェリーなどの赤系果実の華やかな味わいやブルーベリーのような黒系果実も感じます。やや強めの酸味、プルーンやアプリコットのようなまったり感、ルバーブ(セロリのようなパリッと感と酸味が強い野菜。長野でよく売っている)の味わい。タンニンは控えめで、早飲みにぴったりとあう。抜栓後時間が経つと、フランボワーズのようなベリー系の味わいを感じることができました。
昔の日本ワインとは全く異なる非常に香りの良い、美味しいワインです。ブレンドに使うブドウもピノ・ノワール 40%、メルロー36%、カベルネ・フラン20%、シャルドネ4%と、珍しい組み合わせです。ピノ・ノワール単独とは異なる赤系果実の複雑さがあり、面白いです。このようなブレンドですが、味わいは美味しく、香りも良いし、充分価格以上のクオリティはあると思います。
ルージュ・エテ(長野のサンクゼール) ワインの基礎情報
1 生産地: 日本 > 長野県
2 ブドウ品種:ピノノワール40%、メルロー36%、カベルネフラン20%、シャルドネ4%
3 参考価格:400円/glass。2530円/ボトル
美味しさを考えると、グラス400円は安すぎますね。
4 購入先:「サンクゼール ルクア大阪店」(食べログ)
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サンクゼール・ワイナリーのナイアガラ・ブラン。ナイアガラ100%。
サンクゼール・ワイナリーのシオン。シャルドネ100%。
サンクゼール・ワイナリーの飯綱(いいづな)シードル。
サンクゼール・ワイナリーの長野ルージュ。メルローとカベルネソーヴィニヨン。