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シャトー・メルシャンのメルロー&カベルネについて
長野メルロー&山梨カベルネ1999
生産者:シャトー・メルシャン(勝沼ワイナリー工場)
このワインは妻が記念日にプレゼントしてれたもの。そして1999ヴィンテージは結婚した年にもあたります。ワインの楽しみ方はいろいろありますが、こういったワインのヴィンテージと記念日を重ねることも楽しみ方の1つですね。もちろん一緒に飲みました。
さて、従来以上に日本ワインに注目していたので、日本のオールドヴィンテージを飲める機会を得たことを本当にうれしく感じました。
メルシャンはかなり昔からワインを取り扱っていたと思いますが、これ程のワインを造っていたことを知り、今後、さらに応援したくなりました。他の気になるワインもいっぱいありますので、探究の旅にでるのはもちろんとして、ワイナリーを一度訪問してみたいです。きっとテイスティングしまくりでしょうね。
メルシャンのホームページからヒストリーを下記「ワインの基礎情報」に抜粋しておきました。よろしければご参照ください。最近メルシャンから美味しいワインがリリースされるはずです。シャトーマルゴー醸造責任者だったポール・ポンタリエ氏を醸造アドバイザーに迎え入れていたのも品質向上が進んだのではないでしょうか。椀子ヴィンヤード、城の平カベソー、甲州きいろ香など今リリースしているワインが、昔の努力が結実してきているんだなぁとも感じました。品質の高いワインを造るには時間がかかるのが良くわかりますね。
余談ですが、今回の我々のように記念年とヴィンテージワインを重ねる楽しみ方は非常に良いと思います。このワインの20年間と我々の20年間に想いをはせながら、ワインをゆっくり開かせながら変化を楽しみつつ飲むと、二人のいろいろな歴史を紐解いていくようです。これもワインの楽しみ方ですね。
シャトー・メルシャンのメルロー&カベルネ ワインの感想
熟成を感じさせるオレンジの色調がある。カベルネの美しい香りがします。ドライフルーツやベリー系、ブルーベリーなどの赤黒系果実の豊富な香り。タバコの雰囲気もあります。口に含むと、たっぷりの果実、酸味があり、スパイスの風味も加わって複雑さがあります。タンニンはこなれていて上品な舌触り。美味しいですね。
オールドヴィンテージと感じさせない酸味は、日本のテロワールでしょうか。ボルドーワインと言われても頷けそうなクオリティーです。日本ワインの古酒もこんな美味しいものがあるんだと感じました。
シャトー・メルシャンのメルロー&カベルネ ワインの基礎情報
1 生産地: 日本 > 山梨県 > 東山梨郡勝沼町
2 葡萄品種:長野メルロー56%、山梨カベルネ44%
3 参考価格:10,000円位
シャトー・メルシャンについて
シャトー・メルシャンのヒストリー(WEBページから抜粋・要約)
・1877年メルシャンの源流とも言える大日本山梨葡萄種会社創立。国産ワインの歴史がスタート。
・1949年甘味料等を混ぜずに造った本格ワイン「メルシャン」誕生。
・1966年「メルシャン1962」が国際ワインコンクール日本初の金賞を受賞
・1970年「シャトー・メルシャン」シリーズ誕生
・1976年桔梗ケ原でメルロー栽培に着手
・1984年城の平でカベルネ・ソーヴィニウオン栽培に着手、フランス式垣根仕立ての栽培に挑戦。
・1990年「北信」でシャルドネの垣根仕立て栽培を開始。また、棚仕立て栽培での短梢選定で栽植密度を高めたり、収量制限を実施。
・1998年シャトー・マルゴーの総支配人兼最高醸造責任者のポール・ポンタリエ氏が醸造アドバイザーに就任。
・2003年ボルドー大学との共同研究を開始(甲州ブドウに隠された品種特有香を発見し、その香りのポテンシャルを引き出すための研究)
・2003年自社畑「椀子ヴィンヤード」を植栽
・2005年「シャトー・メルシャン甲州きいろ香2004」発売。ボルドー大学との共同研究の成果を同ワインとして完成
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古酒つながりで、ボルドーの古酒2点。
・シャトー・ラグランジュ2003(赤)
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