目次
モルドヴァの1000円台赤ワイン おすすめの土着品種ネアグラについて
フィオーリ・フェテアスカ・ネアグラ・シラー2016について
フランス、イタリア、ドイツなど欧州の有名な国のワインだけでなく、ブルガリア、ルーマニアなど様々な国の美味しいワインがあることを最近知り、しかも日本では知名度が低い分、価格が非常に控えめでした。
その流れで購入したのが、このモルドヴァ共和国の1000円台のワインです。
モルドヴァは、紀元前3000年以上前からワインが造られていたとされている国であり、東ヨーロッパの黒海の西、ルーマニアとウクライナの間に位置する国です。ルーマニア・ワインが安くて美味しかったこと、ウクライナの肥沃な大地に隣接する位置からも非常に期待できるのではないかと思います。
土着品種も面白そうです。さてどんな味わいでしょうか。
生産者のラダチーニ・ワインズについて
生産者情報はエノテカのページから抜粋・要約しています。
ラダチーニ・ワインズについて
紀元前3000年以上前からワイン造りが行われてきたとされるモルドヴァ共和国で1998年に設立された国際企業。志の高いワイン醸造チームとイタリアの著名な醸造家兼ワインコンサルタントであるウンベルト・メニーニ氏とのコラボレーションから誕生した。
フランス・ブルゴーニュやイタリア・ピエモンテと同じ北緯46~48°の丘陵地に位置し、大陸性気候に属しており気温の日較差と年較差が大きい比較的冷涼な地域。
土壌は石灰岩層を覆う「チェルノーゼム」と呼ばれる肥沃な黒土で構成されており、化学肥料を使用しない自然なブドウ栽培を行うことがでる。
100%自社畑のブドウを使用しており、多種多様なワインのスタイルが魅力。国際品種であるカベルネソーヴィニヨンやシャルドネなどから造られる「RADACINI」や「VINTAGE」シリーズ。モルドヴァ共和国の土着品種であるフェテアスカ・ネアグラやフェテアスカ・アルバから造られる「FIORI」シリーズ。この他にもブラン・ド・カベルネ(カベルネ・ソーヴィニヨンから造られる白ワイン)と呼ばれる珍しいワインを造り出している。
モルドヴァの土着品種フェテアスカの赤ワインの感想
外観は深みのあるルビー色。グラスに注ぐと、完熟したブラックチェリーやレッドプラムの果実のアロマが立ち上ります。口に含んだ瞬間、ブラックベリーのフルーティーな風味が口いっぱいに広がり、木樽由来のほのかなスパイスやバニラのクリーミーな風味とともに、ベルベットのように滑らかなタンニンの余韻が印象的です。
今回はエノテカのコメントを引用させていただきました。全く同感の感想です。芳しい香りがして、非常に楽しめます。また、味わいもブラックベリーや、バニラのクリーミーな風味が口いっぱいに広がり、タンニンも滑らかで品がよく、美味しいです。
イメージとしては、イタリアワインのイメージに近いです。地中海のような気候に向く土着品種なんだと思います(場所は黒海の西ですので、地中海と少し離れていますが)。
イタリアのような濃厚で、しかし、フレッシュで軽く飲めるワインのイメージではなく、もっとしっかりとした濃厚で、味わい深い美味しいワインという感じです。
1000円半ばで購入できる価格帯のデイリーワインであること、また、フレッシュでライトボディなワインよりは、しっかりとした飲みごたえのあるワインが好みの方に、非常におすすめできるワインです。
モルドヴァの土着品種フェテアスカの赤ワインの基礎情報
1 生産地:モルドヴァ
2 葡萄品種:フェテアスカ・ネアグラ(土着品種)60%、シラー40%
3 参考価格:1300円位(購入価格)
4 購入先:エノテカ
モルドヴァの品種フェテアスカの赤ワイン関連のおすすめ記事
イタリア、プーリア州の土着品種ネグロアマーロとプリミティーボを使った美味しい濃い口の赤いワンです。今回のワインの味わいとの類似点を感じました。
コレッツィオーネ・チンクアンタ+2 NV サン・マルツァーノ(赤)