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カリフォルニア赤ワイン コナンドラム・レッド2016
いつもお世話になっているエノテカで40%割引を実施していたので、購入したワイン。通常価格で約3800円ですので、この価格帯だと様々なワインの選択肢がありますし、ポイポイとデイリーワインとして買うにも高くなるので、慎重になりがちです。しかし、大きな割引もあり、カリフォルニアワインをさらに知るには良い機会と思い、コナンドラム・ホワイトとともに購入しました。
素晴らしいワイナリーがたくさんあり、優れたワインが造られているカリフォルニアは既に銘醸地となりました。欧州のような長期熟成させずとも若いうちから美味しく飲めるワインがたくさん造られているのが、1つの特徴だと個人的には感じます。長期熟成の面白さもさることながら、若くしてお値打ちで飲めるワインも、また1つの魅力だと感じています。
あとは陽気なワインが多い。フランスなどの陰性のワインでなく、陽性のワインといった方が通じやすいのかもしれません。好みは色々だと思いますが、陽性も陰性も美味しいワインはたくさんあると思います。カリフォルニアは全般的に私の中では陽性ワイン(陽気なワイン)です。
さて、このコナンドラム・レッドはこれらの私の印象と一致するかどうか楽しみです。
カリフォルニア赤ワインの生産者ワグナー・ファミリー・オブ・ワインズ
生産者の情報は、購入先のエノテカさんのWEBページから抜粋・要約しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ワグナー・ファミリー・オブ・ワインは、カリフォルニアで最も歴史ある家族経営のワイナリーのひとつ。その歴史は1972年、現在フラッグシップシリーズであるケイマス・ヴィンヤーズを設立したことに始まります。
彼らは自社畑100%にこだわり品質向上に努め、ケイマス・ヴィンヤーズは世界最高品質のカベルネ・ソーヴィニヨンの造り手としての地位を確立しました。産地特性に応じた葡萄品種の区分けが図られ、そのいずれもがワイン評価誌や一流レストランにおいて高い評価を獲得しています。 代表作であるケイマス・ヴィンヤーズの スペシャル・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨンは、ワイン・スペクテータ誌が数万本の中からその年のベストワインを選ぶ「年間トップ100ワイン」で、 史上初めて「ワイン・オブ・ザ・イヤー」を2度与えられる栄誉を受けています。 さらには、同誌が調査した消費者が選ぶ「ベスト・カベルネ・ソーヴィニヨン」も同様に2度獲得。世界的ワイン評論家ロバート・パーカー氏を持ってして「王の様な存在感」と讃えられています。
彼らが目指すのは、カリフォルニアのテロワールを映し出したスタイル。ブドウ1株あたりの収穫量を制限し、熟した果実のみを用いることで、素晴らしく甘美な味わいと驚異的な凝縮感を持ち、ソフトな酸とココアパウダーのような食感のタンニンが生むビロードのような口当たりで表現される「ケイマス・スタイル」を確立し、カリフォルニアを代表する生産者として広く愛されています。
カリフォルニア赤ワイン コナンドラムの感想
ブルーベリーやブラックベリーなどの黒系果実、森の下生え、シナモンなどのスパイスの香り。
甘味のある黒系果実や甘い系スパイスを凝縮した味わい。
若いためか、タンニンは柔らかいが馴染みきってはいない。全体として、芳しく複雑な香り、味わいは果実の凝縮感があり、甘いタンニンが美味しい。
並みのAOCボルドーより格上で、敢えて言うならAOCサンジュリアン・クラスに感じる。少しタンニンが馴染んでいないことなどから、サンジュリアンのように洗練度は高くない印象です。何より陽気なサン・ジュリアンです。さすがアメリカのカリフォルニア州ワインです。
ワインとしては非常に面白し、美味しいと思います。
村名サンジュリアンに近い印象を受けた位ですので、このようなワインを若いうちから3000円台で飲めるところが、カリフォルニアワインの凄いところだと思います。
ちなみに、記事にはしていませんでしたが、コナンドラム・ホワイトも独特な風味があり、美味しいです。おすすめです!
カリフォルニア赤ワイン コナンドラムの基礎情報
・生産地:アメリカ>カリフォルニア州
・葡萄品種:プティ・シラー※、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン
※プティ・シラー:フランスのローヌ地方のDurif(デュリフ)というブドウと同一。シラーとPeloursin(プルールサン)の交配で生まれたブドウ。なお、プルールサンとデュリフの交配種、シラー、プルールサンもプティ・シラーと呼ばれていることがある。
・参考価格:2800円位〜
・購入先:エノテカオンライン
エノテカオンラインの今月のハッピーワイン40%割引で2300円台で購入。
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以前サンジュリアンと類似点があると紹介したイタリアのプーリア州のワイン。コナンドラムと比較すると面白そうです。
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