今回はエノテカオンラインで、2022年8月のハッピーワインの割引対象で、まとめ買いした内の1本です。
抜栓したのはカリフォルニア州のラ・クレマが造るソノマ・コースト・ピノノワールです。
ラ・クレマのピノノワールでは、同じワインのヴィンテージ違いや、モントレー・ピノノワールなど複数のワインを飲んだことがあります。
そんなワインの感想です。
目次
ラ・クレマが造るソノマ・コースト・ピノノワール2019
ラ・クレマが造るソノマ・コースト・ピノノワール2019の情報は、輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
ソノマ・コーストの冷涼な気候「クール・クライメット」を活かしたワイン造りを追及しています。従来のパワフルなカリフォルニアワインのイメージを覆す、洗練された味わいは「モダンなカリフォルニアスタイル」です。
輝きのあるルビーレッドの色調。
グラスからは熟したチェリーやボイセンベリーなど濃密なアロマに、甘やかなタバコのニュアンスも感じられます。
滑らかな口当たりで、心地良いタンニンと凝縮した果実味が魅力。味わいの土台を支える酸味と共に、口内をラズベリーの風味が覆います。
余韻にはほのかにレッドチェリーとバニラの風味が残るエレガントな仕上がりです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ソノマ・コースト・ピノノワール2019の生産者:ラ・クレマ
ソノマ・コースト・ピノノワール2019の生産者、ラ・クレマの情報は、輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ラ・クレマは、1979年にソノマ・コーストの中心部、ロシアン・リヴァー・ヴァレーに創設されたワイナリー。アメリカの有名ワイン誌ワイン・エンスージアスト誌の選ぶ「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実績をもつ実力派で、1993年からはカリフォルニアを代表するビッグカンパニー、ケンダル・ジャクソンの傘下でソノマ・コーストの冷涼な気候「クール・クライメット」を活かしたワイン造りを追及しています。「クール・クライメット」のワインは、従来のパワフルなカリフォルニアワインのイメージを覆す、洗練された味わいで、各方面から注目を集めている、「いま旬のカリフォルニア」というべきスタイル。
そのワイナリーの基礎を築いたのは、アメリカNo.1であるとの呼び声高い天才醸造家、グレッグ・ラフォレット氏。カリフォルニアワインの伝説的ワイナリー、ボーリューで「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるアンドレ・チェリチェフ氏に師事し、大学時代に学んだ生物学や食品科学の知識を用いてカリフォルニアのワイン造りに大きな影響を与えました。その功績が称えられ、ワイン・スペクテーター誌、ワイン・アドヴォケイト誌、ワイン&スピリッツ誌という3大ワイン評価誌より、世界あるいはカリフォルニアエリアの「ベスト・ワインメーカー」としてのタイトルを授与されており、ラ・クレマをはじめ、多くのワイナリーをコンサルティングし、それら全てをトップワイナリーに仕立て上げました。
ラ・クレマが造るソノマ・コースト・ピノノワール2019の感想
美しく透き通るルビーレッド。妖艶な美しさです!
ドライフルーツ、ややフレッシュなチェリーやストロベリーなどの赤系果実、バラの花、タイムなどのスパイス、少しブランデー、ブラックベリー、タバコ、出汁、竹林などの香り。
少し甘やかさを伴うドライフルーツがあり、赤い果実や清涼感のあるスパイスや竹林のようなニュアンス、タバコの煙や出汁、ブランデーのような透明感のある妖艶な印象など、様々な香りがします。
香りを取れば取るほど広がり、いい香りが現れてきます。
竹林のような清々しい香りが少し珍しいと感じます。
口に含むと、果実の上品な甘やかさがあります。タンニンは僅かに感じるけれど、ほとんど感じない。渋味はごく僅かに感じるか否か。酸味は感じない。
やや熟したラズベリーなどの赤系ベリー、少しドライフルーツ、腐葉土、僅かにスモークやピーマンなどの味わい。
やや熟したベリーの甘やかさや透明感、ドライフルーツのような甘やかさ、栄養豊富な土のニュアンス、スモークっぽさや僅かに青いピーマンのニュアンスも感じます。
酸味がないため、非常に落ち着いた印象です。赤い果実の味わいは熟すまでは行かないものの、完熟への過程にあるようなイメージに感じます。
まさに陰性のワインです。
冷涼な気候で、しかし、酸味がないので、暑くない穏やかな気候で育まれたようなブドウのイメージでもあります。
じっくりと味わえる美味しいワインです!
カリフォルニアのピノノワールは暖かい気候から冷涼な気候まで、様々な気候でブドウが栽培されていて、幅広いなぁと改めて感じます。
ただ、今回のラ・クレマのソノマ・コースト・ピノノワールは2019vtとまだ若いので、もう少し酸味があるのかなと思って今いましたが、全く感じませんでした。
本記事を書いている時に、過去に飲んだラ・クレマのピノノワールは涼し気で赤い果実のイメージだけど、酸味をあまり感じないことが多いと思い出しました。
これもワインの個性だなぁと改めてちょっと思いました。
いずれにしろ、やはりクオリティの高いピノノワールです。しかも奥行きのある香りや素晴らしい味わいを楽しめます。
ピノノワールの酸味が苦手な方には、特におすすめのワインです。
価格も3500円台~とお手頃でお値打ちです。
ラ・クレマが造るソノマ・コースト・ピノノワール2019に合わせた料理など
・プレスサック(豚肉のゼリー寄せ)/ブッツ・デリカテッセン。購入先:ビッグビーンズ。
意外にあっさりした味付けで、塩味も控えめです。
そのため、非常に豚肉の旨味をじっくりと味わえて美味しいです。
身体にも優しい味わいです。
ラ・クレマが造るソノマ・コースト・ピノノワール2019と合わせると、ワインの赤系ベリーの味わいの透明感がより高くなる印象です。その後に少し複雑さが現れます。
前半は透明なフルーティさ、そして、豚肉の美味しさが加わり、最後は複雑味が現れます。
中盤位までが非常に良いペアリングでしたが、後半はやや好みの別れるところかもしれません。
相性が悪い訳ではないので、美味しくいただけるペアリングです。
ちなみに、テリーヌとバゲット、ワインを一緒に頬張ると、ワインとテリーヌのペアリングによる複雑味は緩和されます。
バゲット、テリーヌ、ワインの組み合わせがベストでした!
ラ・クレマが造るソノマ・コースト・ピノノワール2019の基礎情報
・ワイン名:ソノマ・コースト・ピノノワール2019
・生産者:ラ・クレマ
・生産地:アメリカ>カリフォルニア州>ノース・コースト>ソノマ・コースト
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:AVA.ソノマ・コースト
・気候や土壌:太平洋から50km弱の沿岸地域。冷涼な気候「クール・クライメット」。太平洋から霧と風の影響を受けて気温が和らぐ。
・栽培・醸造法等:サステナブルを重視。自然のサイクルに任せたブドウ栽培。早朝に手摘みで収穫。収穫後すぐにワイナリーに運んだ後、再度厳しく選果。バスケット型のプレス機で圧搾。新樽率23%のフレンチオーク樽で、瓶詰めまで澱引き無しで8ヵ月間熟成。その後、ブレンドを実施し、瓶詰め。
・抜栓時期:2022.10.
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):3500円台~
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるハッピーワイン40%割引で、2700円台で2022年8月に購入。
ラ・クレマ関連のおすすめ記事
今回はリピートしたラ・クレマのソノマ・コースト・ピノノワール2019を抜栓しました。
落ち着きのある赤い果実の素晴らしいピノノワールでした。
下記は同じくラ・クレマが造るソノマ・コーストのシャルドネと、モントレーのピノノワールです。
・ソノマ・コースト・シャルドネ2020/ラ・クレマ
ふくよかさ、コクまろ感、スッキリさのバランスの良いシャルドネ! カリフォルニア州、ソノマ。3600円台~。
酸味のないレモンやライム、トロピカルフルーツ、洋梨、バター、バナナ、バニラ、タイム、ミネラル、ハーブなど様々な香り。
口に含むと、酸味のないレモンやライム、洋梨やトロピカルフルーツ、バターやブリオッシュ、少し緑のハーブ、ミネラルなどの味わい。
・モントレー・ピノ・ノワール2016/ラ・クレマ
カリフォルニアらしい陽気なワインかと思いきや、ブルゴーニュのような少し陰性の雰囲気を持つピノノワール! カリフォルニア州。3000円台後半~。
ストロベリーなど赤系果実の甘い香り、そしてハーブなどが加わり複雑さを感じる。口に含むと、レッドチェリーなどの赤系果実、スパイス、ハーブなど複雑味も味わえる美味しさ。