今回はドイツのスパークリングワインであるゼクトを抜栓しました。
ブドウ品種はリースリングです。
ドイツは甘口の白ワインで有名ですが、辛口白ワインも、赤ワインも、そして、ゼクトも美味しいワインが色々とあります。
最近、辛口の赤・白ドイツワインを探究していた私にとっては、新たにドライなゼクトも加えたいと思わせる美味しいワインでした。
そんなワインの感想です。
目次
ロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュット2018
ロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットの情報は、輸入元のファインズから抜粋・引用しています。
グレーフェンベルク畑の近隣の自社畑で厳選したブドウを使用。瓶内二次発酵でルミュアージュも職人の手で行い、18ヶ月熟成。ドザージュにはグレーフェンベルクのシュペトレーゼを使用する、こだわりのゼクト。
完熟したリースリングと熟成由来の白い花や白桃、ブリオッシュの繊細な香り。辛口ながらも丸みがあり、エレガントな味わい。きめ細かく繊細な泡立ちを持つ上質なゼクトです。詳しくはこちら(ファインズのページ)
リースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットの生産者:ロバート・ヴァイル
リースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットの生産者、ロバート・ヴァイルの情報は、輸入元のファインズから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(ファインズのページ)
1868年ドクター R ヴァイル氏がドイツのラインガウ地方キートリッヒ村に畑を購入、1875年にワイナリーを設立しました。ドイツの醸造所としては比較的歴史の浅い醸造所ですが、時のドイツ皇帝ヴィルヘルムⅡ世が、ロバート ヴァイルの造るグレーフェンベルガー アウスレーゼをこよなく愛し、皇帝主催の正餐会に出したり、外遊の際に持参したことなどから名声を博しました。
所有する代表的な畑はグレーフェンベルク畑です。”GRÄFENBERG(グレーフェンベルク)”とは「伯爵の山」という意味で、南西向きの最大60%にも達する急斜面で、スレートと砂、少量の粘土が混じる土壌です。
有機肥料のみを使用し、殺虫剤は使用しません。収量はドイツの平均収量の半分以下である40hl/haまで落とし、高い品質を確保しています。圧搾は空気式の圧搾機で1.5気圧という低圧力で行い、発酵と熟成は区画毎や格付けごとに異なるサイズの精密温度コントロール装置付きステンレスタンクで行います。毎年挑戦しているトロッケンベーレンアウスレーゼやアイスヴァインのために、超小型のステンレスタンクも導入。また、辛口ワインは伝統的な1200リットルの古樽を使用します。最新技術と伝統的な設備を完備し、テロワールと果実のポテンシャルを最大限に表現しています。
ロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットの感想
豊富で、繊細な泡の粒が長く勢いよく沸き上がる。透明度の高い、しっかりとした美しいイエロー。
スッキリとした柑橘類、少し白い花、タイム、ブリオッシュ、バニラ、オイルなどの香り。
初めは柑橘類のスッキリとした印象でしたが、徐々に甘やかな香りが現れてきて、深みのある香りになっていきます。
口に含むと、しっかりとした酸味、僅かな甘味を感じる。ライムやオレンジなどの柑橘類、フレッシュハーブなどの味わい。
余韻には緑の植物の葉をイメージする苦味のある味わいを感じる。
かなりドライで、酸味もしっかりとしていますが、ただ柑橘類の中でも、丸みのあるオレンジや、僅かに甘味もあるため、口に含んだ直後のドライな印象ほど、ドライには感じず、非常にフルーティな印象です。
フレッシュなフルーツが盛りだくさんの丸みのあるドライなスパークリングワインです。
非常に美味しいです!
改めて思い起こすと、ドイツのスパークリングワインはあまり飲んだことがないかもしれません。
今回飲んだロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットはドライな中でも甘味があるのかなと想像しましたが、僅かに感じる程度でした。
ドライな印象を、ほのかな甘みがワイン全体を優しい印象にしてくれています。
そして、ドライなだけではなく、柑橘類を中心にフルーツが盛りだくさんな味わいで、非常に楽しめます。
ドイツのスパークリングワインも非常にバランスが良く素晴らしいと思います。
興味のある方は是非試していただきたいと思います。
おすすめのワインです!
ロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットに合わせた料理など
・フルート / ル・ビアン 阪神梅田本店
・コスタドーロ イル・グレッツォ エクストラヴァージン オリーブオイル / コスタドーロ
ノンフィルターらしい濁りがあり、香りも並みのオリーヴオイルとは全く異なります。非常にフルーティで芳しいです。
オリーヴオイルの香りをこれ程感じたのは、今回のコスタドーロが初めてだと思います。
口に含むと、非常に濃厚で、角が無くまろやかな風味が非常に美味しいです!
そして、ル・ビアンのフルートの表面の香ばしさと、内側の小麦の風味に、無濾過のオリーヴオイルを付けると、しっかりとした風味やフルーティさが絶妙にペアリングします。
ロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットを合わせると、ワインは少し軽やかでスッキリとした印象になります。
良いペアリングだと思います。
パンとオリーヴオイルとワインの組合せも美味しいですねぇ。
・焼き長芋の和風シーザーさらだ/いとはん 阪神梅田店
カリッとしたひよこ豆と、焼き長芋のサクサクの食感がピッタリ。
予想よりはあっさり目のドレッシングが、長芋のおいしさを引き立ててくれます。シーザードレッシングの控えめなチーズの風味とも相性良し。
ワインと合わせると、ワインのフルーティさが強くなり、ドライさは少し抑えめになり、非常に良いペアリング!
・スタメンデリ(おすすめ冷菜の4種盛り合わせ)/ ロートレシピ旬穀旬菜 阪神梅田本店
ビンチョウマグロと海藻のサラダ シークワーサー風味は非常に柔らかく上品な味わいで、美味しいです。
ワインと合わせると、爽やかであっさりとした味わいに。
ローストポークのパヴェサラダ 西洋わさびドレッシングはあっさりとしていて、それでいて旨味たっぷりの味わいで非常に美味しい。歯応えもいいです。
ワインと合わせると、ワインの柑橘類が前面に出てフルーティで美味しい。ポークの旨味よりもワインの柑橘類が勝ります。
ビーツのルビーポテトサラダはビーツの色が鮮烈です。しかし、味わいはまろやかな美味しいポテトサラダです。
ワインと合わせると、柑橘類とサラダのまろやかさが合わさるイメージで、まろやかでフルーティな印象に。
ローストした玉ネギのツナ味噌チーズ焼き玉ねぎは、味噌の良い風味がします。意外にワインとも合います。焼き玉ねぎなど焼き野菜全般はワインのおつまみになります。
・コスタドーロ イル・グレッツォ エクストラヴァージン オリーブオイル / コスタドーロ(公式ページはこちら)
「IL GREZZOはイタリア産のオリーブから搾られた無濾過のオリーブオイル。収穫したてのオリーブの実からコールドプレス製法(低温圧搾法)により搾られた新鮮なオイルをフィルターにかけることなくそのまま瓶詰めしました。濃厚でフルーティーな香りと味わいは、パンにつけたり、ドレッシングに使ったり等、是非”生”でお楽しみ下さい。」(輸入元、富士貿易株式会社のページから引用。こちら))
Instagram上で富士貿易株式会社(@fujitrading_lfg)が実施したキャンペーンに当選していただいています。
ロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットの基礎情報
・ワイン名:リースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュット2018
・生産者:ロバート・ヴァイル
・生産地:ドイツ>ラインガウ
・葡萄品種:リースリング
・栽培・醸造法等:自社畑。ビオロジック。サステイナブル。瓶内二次発酵。18ヶ月熟成。ドザージュにはグレーフェンベルクのシュペトレーゼを使用。
・抜栓時期:2022.12.
・インポーター:ファインズ (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):4000円台~
・入手先:Wines of Germany日本オフィス(Instagram公式アカウント:@winesofgermanyjp)
Instagram上でWines of Germany日本オフィスが実施していたプレゼントキャンペーンに当選していただきました。
ドイツのスパークリングワイン ゼクト関連のおすすめ記事
今回はロバート・ヴァイルのリースリング・ゼクト・エクストラ・ブリュットを抜栓しました。
フレッシュフルーツ盛りだくさんの、丸みのあるドライなスパークリングワインでした。
下記は同じくドイツのスパークリングワイン、ゼクトです。
・リースリング・ゼクト・ブリュット2018/シュロス・ヴォー
約2100円。
フレッシュな青リンゴ、グレープフルーツやライムなどの柑橘系果実、緑のハーブなどの爽やかで、フルーティな良い香り。
口に含むと、強めの酸味の、ドライですっきりとした味わい。フレッシュなライムなどの柑橘系果実、ナッツ、少しバニラなどの味わい。