今回はアルザスのヴァン・ナチュール(ナチュラル・ワイン、自然派ワイン)のアンドレ・ロレールです。
白ワインのリースリングを以前いただいた時にブログ記事にしている生産者です。
抜栓したのは、クレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールです。
アルザスの3つのワイナリーに訪問した時に、3ワイナリー全てでクレマン・ダルザスをテイスティングさせていただき、それ以来、クレマン・ダルザスがお気に入りです。
そんなクレマン・ダルザスの中でも、ピノノワールで造る白のスパークリングワインをいただきました。
そんなワインの感想です。
目次
アンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワール
アンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールの情報は購入先のwine shopツチトイブキで記載していた内容を引用しています。
仄かにピンク掛かった美しい色合い。細かい泡、熟した林檎の果実味豊かで辛口ながら優しい甘みを感じる味わい。SO2無添加
クレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールの生産者:アンドレ・ロレール
クレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールの生産者:アンドレ・ロレールの情報は輸入元のラヴニールから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(ラヴニールのページ)
ストラスブールとコルマールの丁度中程に位置するミッテルベルグハイム村に所在する、ドメーヌ・アンドレ・ロレールの現在のオーナー醸造家アンドレは8代目で、そのお父さんは1960年代からすでに雑草とぶどうの樹とが共生した栽培を始め、1980年代には化学殺虫剤の使用もやめ、2001年にはアンドレが公式にもAB認定ビオ栽培とした。
また、2016年からはビオディナミによるぶどう栽培を始めている。 アンドレは、純粋さと精緻さを兼ね備えたとても優れたワインを生み出しているが、特筆すべきはアンドレの息子ルードヴィックの存在! ルードヴィックはアンドレが受け継ぎ発展させたテロワールがしっかりと詰まったぶどうから、自然な醸造方法により純粋さがそのまま表現された、とても体に優しい味わいのワインを造りだしたのだ!
アンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールの感想
綺麗にふわふわっと美しく湧き出す泡。オレンジ色やピンク色なども入った薄い色あい。
蜜がたっぷりのリンゴ、シードル、酵母っぽさ、ライム、様々なハーブなどの香り。酸味を想像させる香りと甘やかな香りが共存。
ヴァン・チュールでよく感じる酵母っぽいイースト香を感じる。香りはボリューム感があり、そして、多様な印象です。但し、能力不足で多様な印象の香りの割にあまり分解できていない。
口に含むと、程良い酸味。甘味はほとんど感じない。全体では酸味をいなして、優しい味わいに感じる。
ややフレッシュなリンゴやライム、麦わら、緑のハーブ、ミネラルなどの味わい。非常にジューシーで口の中にジュワッと広がる。余韻はリンゴや柑橘類の味わいが長く続く。
香りや味わい共にあまり分解できていませんが、全体のバランスが優れていて、非常に美味しいです!
果実味は豊富ですが、それぞれの味わいの自己主張が強くなく、それぞれがふわっとした印象です。そのため、非常に優しい味わいです。
では薄味なのかというと、そうではありません。しっかりと味わうことができるワインなのですが、ワイン全体の中で、味わいや香りの中で楽しむワインという印象です。当たり前と言えば、当たり前ですが、まさにそう言うワインなんだと思います。
そのため、味わいや香りの分解が難しいですが…
ヴァン・ナチュール特有の風味も感じ、独特さはありますが、様々な香りや味わいが全体の中で上手くマッチして非常に美味しいです。
いわゆるブラン・ド・ノワールのイメージとは違い、ヴァン・ナチュール的ブラン・ド・ノワールなんだと思います。
そして、優しい味わいが身体に優しい印象を受けるのは、ナチュールだからでしょうか。
ワインの新たな良い経験ができました!
下記はアンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ブランです。ブラン・ド・ノワールはインポーターのサイトでも見つけることができず、現在は入手できないのかもしれません。
アンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールに合わせた料理
・サンマのコンフィ:ローズマリー、オリーブオイル、ニンニク、塩・胡椒、唐辛子、玉ねぎ、オリーブなど加え、低温のオープンで2時間。
オリーヴオイルで低温・長時間のオーブン煮ることで、骨まで丸ごと美味しくいただけます。食べた瞬間に、ローズマリーやオリーブオイルの風味を感じて、サンマとよく合っています。唐辛子とサンマを一緒に食べるとピリっとした刺激がまた良いです。
アンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールに合わせると、オリーブオイル、ローズマリー、唐辛子などスパークリングにはぴったりの風味、そして、サンマ自体との相性もいいですね。
アンドレ・ロレールのワインは優しい風味ですが、料理に消されることなく、それでいて料理の美味しさも楽しめます。アンドレ・ロレールのワインの優しい風味は料理にペアリングしやすいのかもしれません。
また、魚料理とスパークリングはそもそも相性がいいと感じることが多いですが、ヴァン・ナチュールのクレマン・ダルザスもぴったりのペアリングでした。
アンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールの基礎情報
・ワイン名:クレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワール
・生産者:アンドレ・ロレール
・生産地:フランス>アルザス
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:AC.クレマン・ダルザス
・栽培・醸造法等:ビオディナミ。SO2無添加。AB認証(仏農務省のオーガニック認証)。ユーロリーフ認証(EUのオーガニック認証)。デメテル認証(世界一厳しいと言われるオーガニック認証の1つ)。(60年代から雑草とブドウの樹が共生、80年代から化学殺虫剤不使用)
・インポーター:ラヴニール
・参考価格(ネットショップ):-
・購入先:WINE SHOP ツチトイブキ(@那覇市)(公式ページはこちら)
3630円で購入。
下記はアンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ブラン。ブラン・ド・ノワールはインポーターのサイトでも見つけることができませんでした。
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アンドレ・ロレールのクレマン・ダルザス・ブラン・ド・ノワールを今回いただきました。楽天やアマゾンなどでは売っていない貴重な1本だったようです。非常にいい経験ができました。
同じくアンドレ・ロレールが造るヴァン・ナチュールのリースリングです。こちらも非常に美味しいリースリングでした!
アンドレ・ロレール・リースリング2019
2800円台~。パッションフルーツ、デラウエェア、緑のハーブ、黄桃、甘い白い花、スパイスの香り。口に含むと、ライム、白桃、グレープフルーツ、ハーブ、ミネラルなど、いろんな要素が少しずつ複雑に混ざりあって完成されているような味わい。
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