先日、六本木ワイン&フードデパートメントがInstagramで実施していた下記ツアーのモニターキャンペーンに当選して、オンラインワイナリーツアーのチケットに加え、ワインとアヒージョをいただきました。
「イタリア オンラインワイナリーツアー~イタリア最古の自然派ワイナリー「フィドーラ」よりZOOMにて生中継!ワイン+アヒージョ付き」
いただいたプロセッコとアヒージョをいただきながら、ワイナリーツアーに参加しました。
今まで飲んだプロセッコでは最も美味しいワインでした(お世辞抜き)。
ワインが美味しかったことに加えて、ツアーで体験したことも踏まえて、ワイナリー、フィドーラのファンになりました。
そんなワインなどの感想です。
目次
フィドーラのプロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオ
ワインの情報はワインショップソムリエから抜粋・引用しています。
フルーティで生き生きした軽快なタイプ。プロセッコにしてはコクを感じる味わい。フルーツのコンポート、黄色フルーツ、リンゴジャム、シュガー、余韻にややミネラル感が残る。辛口で泡立ちもしっかりとしているタイプ。
ヴェニスの入り江そばのCiveranettaという、自社畑のグレラ種を100%使用。土壌は、ヴェネトに特徴的な「caranto」です。このcarantoは、東アルプス山塊のドロミーティから流れ出たものが堆積してできており、石灰質を多く含む粘土質、香り高い複雑な味わいのブドウに仕上がります。
また、海から吹く潮風の影響、寒暖差の影響から、ブドウは香り高く、甘みと酸味のメリハリの効いた凝縮した味わいに育ちます。
ブドウは収穫後酸化しないよう、素早くプレスします。一次発酵はステンレスタンクで行い、その後シャルマ製法で二次発酵を行います。
フィドーラのプロセッコの特徴は、二次発酵の期間の長さです。通常のシャルマ製法では、2~3週間程度で終わるところ、フィドーラではその倍以上、8週間という長い期間をかけて、発酵を行います。こうして、繊細な泡と、奥深い味わいを表現します。
詳細はこちら(ワインショップソムリエ(楽天市場)のページ)
プロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオの生産者:フィドーラ
今回参加したオンラインワイナリーツアーで、フィドーラのブドウ畑や周囲の環境、リリースしているワインの一部などについて、現地のワイナリーからの映像と説明を受けました。
ワイナリー内には、森があり、動物がいて、足元には草も生えているような自然がいっぱいの環境、そして、乳牛やペットの馬達などもいます。
ブドウを育てるために、周囲(ワイナリー内)の自然環境(生態系)を大切にしていることが、よく伝わりました。
また、栽培にはビオディナミを実践されています。
「大地をいたわり生物多様性を維持することが、健康なぶどうの生育、ひいてはおいしいワイン造りに繋がる」とのことです。
また、広大な敷地では様々なブドウ品種が造られています。特にピノグリージョはブドウの粒と粒が詰まっていて、病気などで痛むと他の粒にも影響しやすいなど、栽培が難しいようです。
フィドーラがリリースしているスパークリングのプロセッコ、ピノグリージョの白ワイン、赤ワインのアマローネやヴァルポリチェッラ・リパッソなどの紹介もありました。
今回いただいたプロセッコが非常に美味しかったので、フィドーラのアマローネを飲んでみたくなりました。
まずはピノグリージョとヴァルポリチェッラ・リパッソを試したいと思います!
生産者の情報はワインショップソムリエから抜粋・引用しています。
詳細はこちら(ワインショップソムリエ(楽天市場)のページ)
1974年からビオディナミ農法へ転換し、ヴェネト州最古の自然派ワイナリー。
フィドーラの特徴は、ブドウが根付く環境全体の循環を学び、理解し、実践するという強い志を持っている点です。
「大地をいたわり生物多様性を維持することが、健康なぶどうの生育、ひいてはおいしいワイン造りに繋がる」
草地、生垣、雑木林、池など、畑ではない部分が所有(260ha)の4割(100ha)をもしめ、地域全体の生態系を守っています。
ブドウ畑(160ha)ではウサギ、キツネ、アヒル、様々な渡り鳥達が集まる、楽園のような光景を目にすることができます。
フィドーラのプロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオの感想
フルーツのコンポート、ドライフルーツ、様々な優しいフルーツの香り。少し甘やかで、フルーティで、爽やかな印象です。
ツンツンしたドライな感じではなく、まさにフルーツのコンポートのようなフルーティさと砂糖の甘やかさをイメージする香りです。
口に含むと、白桃、ハーブ、りんご、砂糖水、ミネラル、塩味などの味わい。ワインショップソムリエのテイスティングコメントにあるフルーツのコンポートという表現が非常にぴったりくる味わいです。フルーティで、ジューシー、少しフルーツの風味がついた砂糖水の甘やかさをイメージします。
個人的にはプロセッコは何度か飲んでいますが、今回のフィドーラのプロセッコは全く別物でした。
甘くはなくドライなスパークリングですが、甘やかでフルーティです。フルーツを漬け込んでいた砂糖水にフルーツの旨味が溶け込んだような甘やかさと旨味が優しく、美味しい。
しみじみと味わえます。
この身体に溶け込んでくるような優しい甘さやフルーティさ、ミネラリーなところが、非常に気に入りました。
しかも価格も2310円と非常にお値打ちです。
プロセッコの私のイメージを一変させてくれた1本となりました!
フィドーラのプロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオに合わせた料理
・マリアージュデリ ガリシア産たこ&スモークモッツァレラのアヒージョ:
「スペイン・ガリシア産のたこと、生乳から作ったモッツァレラを、丸一日かけてソフトスモークした、自家製「スモークモッツァレラ」を使用したアヒージョ。アンチョビ。トマト、ハーブ、ガーリックのうまみが溶け込んでいて、封を開けると豊かな香りが食欲をそそります」
・4種のアンティパスト
・シャンピニオン&モッツァレラ:キノコとモッツァレラチーズのスティックパン
・フィグ・エ・ノア:白ワインに漬け込んだイチジクを混ぜ込んだ食事パン
今回はモニターキャンペーンでいただいたフィドーラのプロセッコとアヒージョに加えて、阪急百貨店でアンティパストとパンを買い足して、オンラインワイナリーツアーに参加しながらいただきました。
ワイナリー自身によるワイナリーの説明を聞きつつ、そのワイナリーのワインをいただくのは最高の贅沢です。コロナ禍で現地に行けない代わりに、お手軽にオンラインでワイナリーツアーに参加できるようになったのは、まさに「禍を転じて福と為す」ですね。
また、アヒージョもマリアージュデリと言うだけあって、ワインとピッタリです。タコは柔らかく、それでいて歯ごたえもあり、味わいもしっかりとあります。
アヒージョのガーリックオイルに旨味が溶け込んでいて、タコの旨味と非常にマッチします。そしてパンやワインにも合います。
残ったオイルはパンに付けていただきました。ちょうど良い濃さで、溶け込んでいる旨味が美味しかったです!
ワインは優しい印象ですので、タコのアヒージョがパンチを与えてくれ、その後、フルーティでジューシーなプロセッコが爽やかにしてくれる、そんなペアリングでした。
フィドーラのプロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオの基礎情報
・ワイン名:プロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオ
・生産者:フィドーラ
・生産地:イタリア>ヴェネト
・葡萄品種:グレラ100%
・原産地呼称等:DOCプロセッコ
・気候や土壌:海から吹く潮風、寒暖差の影響。石灰質を多く含む粘土質
・栽培・醸造法等:大地をいたわり生物多様性を維持することを実践。ビオディナミ。シャルマ製法で8週間。
・インポーター:トゥエンティーワンコミュニティ
・購入先:ワインショップソムリエ(六本木ワイン&フードデパートメント )
六本木ワイン&フードデパートメント(@roppongi_wfd)がInstagramで実施していた下記モニターキャンペーンに当選して、オンラインワイナリーツアーのチケットと、ワインとアヒージョをいただきました。
「イタリア オンラインワイナリーツアー~イタリア最古の自然派ワイナリー「フィドーラ」よりZOOMにて生中継!ワイン+アヒージョ付き」
・参考価格:2310円
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