2024年3月5日から8日の4日間、東京ビッグサイトで開催された『FOODEX JAPAN 2024』に、ビジネスフランス様(在日フランス大使館 フランス貿易投資庁 ビジネスフランス)から2022年、2023年に続いて、ご招待をいただきました。

今回はフランスパビリオンのテイスティングコーナーで、BVLGARI HOTEL TOKYO の後記 功ホテル シェフ ソムリエの解説のもとでテイスティングを行い、その後、3ブースでワインを試飲させていただきました。

本記事では、試飲したワインの簡単な情報と感想を整理しています。

本ページにはプロモーションが含まれています。

また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。

 

『FOODEX JAPAN 2024』とは

 

今回参加した『FOODEX JAPAN 2024』は、下記「FOODEX JAPANとは」に記載のとおり1976年から続く歴史のある展示会で、今年で49回目です。

FOODEX JAPANとは

日本とアジア、世界をつなぐ国際食品・飲料展として
食に関わる皆様と共働し、食の新たな価値を創造する展示会です。

INTRODUCTION

「FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展」は、アジア最大級の食品・飲料展示会です。
1976年より毎年開催している本展示会は、今回2024年で49回目を迎え、出展者・来場者双方のビジネス拡大に絶好の場として、 毎回関係各位から高い評価を得ています。
私たちは、“食”にかかわる最新情報の提供と、より良いサービスの提供を通じて、食品業界の更なる発展に貢献して参ります。

FOODEX JAPAN  国際食品・飲料展(公式ページはこちら

 

下記は2024年実績(速報)です。情報元は『FOODEX JAPAN 』ページ内のこちら

・出展(食品・飲料メーカー・商社等):世界68ヵ国・地域から2,879社/3,913ブースが出展

・来場登録者数:76,183名

 

私のようなワインを中心に飲食に関心のあるブロガーにとっては、目移りする程、楽しいイベントですが、本件展示会自体は、食にまつわる業界の方々の情報収集や新たな価値の創造、そして、ビジネスの拡大の場などとして提供されています。

FOODEX JAPAN 5つの約束

FOODEX JAPANはアジア最大級の国際食品・飲料総合展示会として、世界の食に関する課題解決のため、以下のソリューションを提供します。

01:日本全国、世界各国からの出展者と来場者の商談機会の最大化
02:日本食輸出の促進、海外における日本食市場の開発
03:健康増進・環境配慮につながる商品開発の促進
04:省人化、簡便化、労働生産性の向上につながる技術開発・導入の促進
05:フードロスに対応する新技術・新ビジネスの開発と啓発、代替食および未利用資源の活用、SDGs達成に寄与する食品生産の啓発

FOODEX JAPAN  国際食品・飲料展(公式ページはこちら

よって、業界関係者しか入れません。実際に私が訪問したフランスパビリオンのブースでもワインなどの商談が多数行われていて、お邪魔にならないように拝見(試飲)させていただきました。

 

 

『FOODEX JAPAN 2024』、フランスパビリオンで試飲した各ワインの感想

本章は試飲した全てのワインの簡単な感想と情報です。

個別のブースを訪問すると、ワインの造り手を始め、多くの関係者の方がフランスから来日されていました。

中には、フランスのワインガイド誌『GILBERT&GAILLARD』、及び、同誌が主催するコンテストで有名な、ジルベール&ガイヤールのシャトーもブース出展をされていて、ご本人もブースにおられました。

造り手などのワイナリー関係者から話を直接聞けるのは、情報だけでなく、ワイン造りへの熱量も肌感覚として感じられ、非常に参考になります。

そんなフランスパビリオンの多数のブースの内、3ブースを回り、様々なワインを試飲させていただきました。

下記は訪問したブースの出展者名と、フランスパビリオンのテイスティング・コーナーで試飲したワイナリー名などです。

また、今回はラム酒もテイスティングさせていただきました。

※下記リンクは本記事内の該当部分へ飛びます。

1 MURE ミュレ /アルザス ⇒こちら

2 Chateau Gilbert & Gaillard シャトー・ジルベール&ガイヤール /ラングドック ⇒こちら

3 HAUT BOURG オ・ブール /ロワール ⇒こちら

4 フランスパビリオン テイスティングコーナー ⇒こちら

1)VIGNERONS DE TUTIAC ヴィニュロン・ド・チュチアック /ボルドー

2)Château de Thésée シャトー・ド・テゼ /ロワール

3)Lionel Osmin & Cie リオネル オスマン&カンパニー /シュッド・ウエスト(南西地方)

4)Domaine de Panery ドメーヌ・ド・パネリ /ローヌ

5)Chateau de Sannes シャトー・ド・サンヌ /ローヌ

6)VIGNOBLE GILBERT CHON ヴィニョーブル・ギルベール・ション /ロワール

7)VIGNOBLE GILBERT CHON カーヴ・テュ・シャトー・ド・シェナ /ブルゴーニュ(ボジョレー)

5 Baie des Trésors  (ラム酒)こちら

 

(B to B)

興味のある業界関係者の方は下記をご参照ください。

Taste France for Business(EN、FR):https://tastefranceforbusiness.com/

Business France Marketplace(バイヤーとサプライヤーのマッチングサイト)(EN):https://www.marketplace.businessfrance.fr

Instagram(JP):@businessfrance_japan

 

 

(B to C)

一般の方は『Taste France Magazine』(JP等、複数言語選択可)を参照してみてください。ちなみに、私もテイスト・フランス・ファミリーの1人です。

URL:https://www.tastefrance.com/jp

Instagram(JP):@tastefrancemagazinejp

 

 

各出展者やワイナリー、ワインの情報は、各ワイナリーなどの英文や仏文のwebサイト掲載の内容を自動翻訳し、少し手を加えたものが主となっています。

また、『FOODEX JAPAN 2024 』(ビジネスフランス様からいただいた上記写真の小冊子)や、 現地でお聞きした内容を追加しています。

そのため、正確性には欠ける部分も多くなっています(語学力はほぼゼロ)

もし関係者の方が御覧になられて内容の修正が必要でしたら、お手数ですが、その旨ご案内いただければ、修正いたします。

 

 

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MURE ミュレ /アルザス

17世紀からアルザスでブドウ栽培をしている MURE のブースを訪問しました。

ビオディナミ、または、ビオロジックにより栽培されたブドウにより造られたワインを中心にいただきました。

クレマン・ダルザス2種類、リースリング2種類、ピノノワール2種類、そして、ゲヴュルツトラミネールとピノグリの合計8種類を試飲しました。

ピノグリとピノノワール1種類は、MAISON MURE 名となっています。

個人的には大好きなアルザスワインですが、こちらの MURE も期待以上に素晴らしいワインばかりでした。

特に、2種類ずつ比較テイスティングしたリースリングとピノノワールの味わいや香りの印象が、同じブドウにも関わらず、相違点があり、テロワールや製造方法の違いがよく出ているのではないかと感じました。

飲み比べると美味しさの個性がより感じられて、非常に良かったです。

特に、Pinot Noir “V” 2021 の透明感のあるエレガントな美味しさにハマります!

また、クレマン・ダルザスの2種類も全く印象が異なり、どちらの個性も非常に魅力的です。

シーンや料理に合わせて、選びたい2種類でした。

中でも、Crémant d’Alsace “Grand Millésime” 2016 が、個人的には非常に素晴らしかったです!

もちろんピノグリの青リンゴなどのフルーティな香りや、ゲヴュルツトラミネールのオリエンタルでアロマッティックなワインも非常に美味しかったです!

17世紀、ミシェル・ミュレがルーファック(アルザス)に居を構えブドウ栽培を始めた時には、自分の子孫のために偉大な冒険を始めようとしているとは想像だにしませんでした、1935年、アルフレッド・ミュレは自身で所有の12haのクロ・サン・ランドランを加えて所有地を広げ、その並外れた品質のポテンシャルをすでに予見していました。( BUSINESS FRANCE からいただいたFoodex Japan 2024冊子より引用)

MURE の公式ページのURL(英語版or仏語版) こちら
MURE の公式 Instagram @domaine_mure

 

 

ワイン名 Crémant d’Alsace Prestige
生産地 アルザス> Région de Rouffach
ブドウ品種 ピノブラン25%、ピノオーセロワ25%、ピノグリ20%、リースリング20%、シャルドネ5%、ピノノワール5%
原産地呼称等 ACクレマン・ダルザス
その他 石灰岩土壌。有機栽培。手摘み。ドサージュ:8-10g/l。

テイスティングコメント

少し酸味のある柑橘類、リンゴ、洋梨、白桃などのスッキリさとふくよかさのある香り。

口に含むと、ふくよかさと少し感じる酸味、そして、複雑さを感じる優れたバランスです。

フレッシュな洋梨、リンゴ、白桃、ハーブなどの味わい。

少し感じる酸味がクリアにしてくれ、ふくよかなフルーティさがありますが、親しみやすくしてくれています。

やはりクレマン・ダルザスは美味しい!

 

 

ワイン名 Crémant d’Alsace “Grand Millésime” 2016
生産地 アルザス> Rouffach > Clos Saint Landelin
ブドウ品種 リースリング50%、シャルドネ50%
原産地呼称等 ACクレマン・ダルザス
その他 ビオディナミ。ユーロリーフ認証取得。手摘み。エキストラ・ブリュット(ドサージュ:2g/l)。

テイスティングコメント

洋梨、ブリオッシュ、バニラ、黄色い花、酵母などの香り。

口に含むと、ブリオッシュ、洋梨、バニラなどを感じつつ、熟成した深みのある味わい。

深みのあるエレガントなコクがあり、非常に美味しいです!

 

 

ワイン名 Gewurztraminer Orcbidees Sauvages 2022 / MAISON MURE
生産地 アルザス
ブドウ品種 ゲヴュルツトラミネール
原産地呼称等 ACアルザス
その他

テイスティングコメント

ライチ、白桃、バニラ、トロピカルフルーツ、洋梨などフルーティで、瑞々しく、そして、アロマッティックな素晴らしい香り。

口に含むと、ライチ、白桃、少しバニラ、ブリオッシュ、洋梨などの味わい。

しっかりとした上品な甘味がありつつ、クリーミーさとフルーツの瑞々しさも感じます。

ゲヴュルツトラミネールらしい甘味と独特な香りや味わいは、やはり美味しいですね。

 

 

ワイン名 Riesling Côte de Rouffach 2022
生産地 アルザス> Côte de Rouffach
ブドウ品種 リースリング
原産地呼称等 ACアルザス
その他 樹齢40年。ビオディナミ認証(ヴィオディヴァン)、オーガニック認証(ユーロリーフ)。手摘み。

テイスティングコメント

洋梨、白桃、優しい柑橘類、少しオイルや酵母などの香り。

口に含むと、ゆずなどの優しい柑橘類、洋梨、控えめに白桃、オイルなどの味わい。

上質で優しい甘味があり、酸味の控えめなフレッシュなフルーティさが全体的に優しく、親しみやすい美味しさです。

 

 

 

ワイン名 Riesling Clos Saint Landelin 2020
生産地 アルザス> Rouffach > Clos Saint Landelin
ブドウ品種 リースリング
原産地呼称等 ACアルザス
その他 手摘み。天然酵母でゆっくりと発酵。

テイスティングコメント

トロピカルフルーツ、バニラ、オイル、ブリオッシュなどの香り。

クリーミーで深いコクがあり、まろやかな香りです。

洋梨、少し柑橘類、トロピカルフルーツ、バニラ、ブリオッシュなどの味わい。

同じリースリングでも全く異なる香りと味わいで、より深いコクを感じます。

まろやかでクリーミーな味わいと香りに、非常に引き込まれます。

 

 

ワイン名 Pinot Gris Côte de Rouffach 2021
生産地 アルザス> Côte de Rouffach
ブドウ品種 ピノグリ
原産地呼称等 ACアルザス
その他 樹齢40年。ビオディナミ認証取得(ビオディヴァン)、オーガニック認証取得(ユーロリーフ)。手摘み。ゆっくりと発酵。

テイスティングコメント

青リンゴ、洋梨、柑橘類、トロピカルフルーツ、バニラなどの香り。

口に含むと、複雑味があり、フルーティ、そして、ミネラル感をよく感じ、瑞々しい。

ややスッキリとした口当たりで、非常に親しみやすい。

しかし、複雑味あり、じっくりと楽しむのもおすすめなワインです。

 

 

ワイン名 Pinot Noir Argiles Rouges 2022 / MAISON MURE
生産地 アルザス
ブドウ品種 ピノノワール
原産地呼称等 ACアルザス
その他

テイスティングコメント

バニラ、ブルーベリー、ストロベリーなどの香り。

口に含むと、バニラ、少し煮詰めたストロベリーなどの味わいで、タンニンが豊富ですが、渋味は抑えられています。

透明感も感じますが、しっかりとしたボディです。

 

 

ワイン名 Pinot Noir “V” 2021
生産地 アルザス
ブドウ品種 ピノノワール
原産地呼称等 ACアルザス
その他 樹齢20年。ビオディナミ認証取得(ビオディヴァン)、オーガニック認証取得(ユーロリーフ)。全体の45%を樽で熟成(新樽比率25%)。

テイスティングコメント

カシス、レッドチェリー、ラズベリー、ローストした木、バニラなどの香り。

コクがあり、黒系・赤系果実のフルーティさを感じる、全体では透明感のある香りです。

口に含むと、バニラ、ローストした木、熟したラズベリーなどの味わい。

バニラやローストした木などのコクを感じますが、透明感もイメージする味わいです。

コクとフルーティさ、透明感の見事なバランスで、エレガンスを感じる美味しさです!

 

 

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Chateau Gilbert & Gaillard シャトー・ジルベール&ガイヤール /ラングドック

今回はヴェルメンティーノとグルナッシュ・ブランで造られた白ワインと、シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルで造られた赤ワインをそれぞれ2種類ずつ試飲しました。

いずれもレギュラーとなるワインと、ワイランク上とを飲み比べしています。

レギュラーは新樽による風味を程良く上手く引き出し、個性と親しみやすさを持ったワインで、美味しいです。

格上ワインの方はリッチや濃厚さを持った、より個性のあるワインで、かつ、新樽による効果もしっかりと出ています。

しかし、それらが綺麗にまとまり、高貴さやエレガンスを感じる仕上がりになっていて、素晴らしいワインです。

 

レギュラークラスは味わい深さもありつつ、カジュアルにも楽しみやすいワインという印象で、色々な料理との相性も良さそうです。

また、格上のワインはリッチさと高貴さ、濃厚さとエレガンスの絶妙な美味しさを味わえるワインでした!

ナチュラ2000 に認定された公園内になるシャトー・ジルベール&ガイヤールは、フランスのワイン評論家フィリップ・ガイヤールとフランソワ・ジルベールが所有しています。二人は有名なワインガイドの創設者および発行者で、最近では国際コンクールの創設者でものあり、その功績は世界中で評価されています、ブドウ畑はAOPサン・シニアンの南に位置し、平均海抜200mの粘土石灰質の丘の斜面に広がっています。素晴らしいテロワールとミクロクリマの両要素が、フレッシュでエレガントなワインを自然に生み出します。

( BUSINESS FRANCE からいただいたFoodex Japan 2024冊子より引用)

Chateau Gilbert & Gaillard の公式ページのURL(英語版or仏語版) こちら
Chateau Gilbert & Gaillard の公式Instagram @chateau_gilbert_gaillard

 

 

ワイン名 Château Gilbert & Gaillard Blanc 2021
生産地 ラングドッグ> Saint-Chinian
ブドウ品種 ヴェルメンティーノ50%、グルナッシュ・ブラン50%
原産地呼称等 AC.Saint-Chinian
その他 樹齢30年。オーガニック認証取得(ユーロリーフ)。手摘みで選果。ヴェルメンティーノは全房を直接圧搾し、新樽で発酵。澱を1日1回浮遊させながら、7℃で5日間果汁を低温沈殿させる。グルナッシュ・ブランは夜間に手摘みで収穫し、全房を直接圧搾。6ヶ月間樽で熟成させる。

テイスティングコメント

レモンピール、柑橘類、洋梨、酵母などが香り、口に含むと、トロピカルフルーツ、洋梨、ピールの苦味、柑橘類などの味わい。

コクと深みを感じながら、フルーティで口当たりが良いワインです。

バランスが良くて美味しいです!

 

 

ワイン名 Sélène MILLÉSIME 2021
生産地 ラングドッグ> Saint-Chinian
ブドウ品種 グルナッシュ・ブラン70%、ヴェルメンティーノ30%
原産地呼称等 AC.Saint-Chinian
その他 樹齢30年。オーガニック栽培。ヴェルメンティーノは全房を直接圧搾し、新樽で発酵。澱を1日1回浮遊させながら、7℃で5日間果汁を低温沈殿させる。グルナッシュ・ブランは夜間に手摘みで収穫し、全房を直接圧搾し、新樽で発酵。12~14ヶ月間熟成させる。

テイスティングコメント

トロピカルフルーツ、バニラビーンズなどのリッチな味わい・香りですが、清涼感、クリーミーさも感じる。

高貴さを感じる存在感があり、リッチさと親しみやすさのバランスが非常に良い。

綺麗に新樽を使って、非常に美味しいです!

 

 

ワイン名 Château Gilbert & Gaillard Rouge MILLÉSIME 2018
生産地 ラングドッグ> Saint-Chinian
ブドウ品種 シラー70%、グルナッシュ30%、ムールヴェートル10%
原産地呼称等 AC.Saint-Chinian
その他 樹齢30年。オーガニック認証取得(ユーロリーフ)。除梗後、手摘みで選果。約3週間タンクで発酵後、優しく抽出。40%を樽で12~18ヶ月間熟成。

テイスティングコメント

紅茶、濃厚でフレッシュなカシスやブルーベリーなどの黒系果実、スパイシーな香り。

口に含むと、カシスやブルーベリー、紅茶、カカオなどのフレッシュな果実と濃厚さを感じる味わい。

タンニンは少し感じますが、強くは意識しないです。

フレッシュなカシスなどの黒系果実とスパイシーさが特徴的なワインです。

美味しいです!

 

 

ワイン名 Roc Blanc MILLÉSIME 2017
生産地 ラングドッグ> Saint-Chinian
ブドウ品種 シラー、グルナッシュ、ムールヴェートル
原産地呼称等 AC.Saint-Chinian
その他 オーガニック認証取得(ユーロリーフ)。除梗の上、手作業で選果。約3週間樽で発酵後、新樽で2年間熟成。

テイスティングコメント

バニラの綺麗な香りが漂い、加えて、黒系果実、カカオなども感じる。

口に含むと、バニラ、黒系果実、少しカカオなどの濃厚な液体に、クリーミーさやエレガンスを感じる味わい。

綺麗に新樽の良さが出ていて、ワンランク上のワインであると感じさせる美味しさです!

 

 

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HAUT BOURG オ・ブール /ロワール

ロワールのペイ・ナンテ地区のオー・ブールのブースを訪問しました。

テイスティングしたのは、ミュスカデで造る4種類のワインです。

個人的にはミュスカデは、白ワインの中でも非常にお気に入りの品種です。

テイスティングした4種のミュスカデは、いずれも奥行きのある美味しさが感じられるワインでした。

特に樹齢ですが、15年、40年、50年、70年超のものでした。

中でも、70年超の古樹のミュスカデで造る ORIGINE DU HAUT BOURG 2015 は、古樹らしい旨味がたっぷりと感じられる、非常に奥深さのある素晴らしいミュスカデでした。

また、IGNATURE DU HAUT BOURG 2016ORIGINE DU HAUT BOURG 2015 は、それぞれ6年間と8年間もシュール・リーで熟成させているのに、旨味だけでなく、瑞々しさや清涼感があったりと、口当たりは非常に良いです。

驚かされることばかりの非常に素晴らしいミュスカデでした!

今回試飲したミュスカデは、4種4様の素晴らしいワイン達でした。

オ・ブールは1944年創業の家族経営のワイナリーです。ロワール渓谷のワイン生産者で、ミュスカデ・コート・ド・グランリュー、グロ・プラント、IGPヴァル・ド・ロワール(ソーヴィニヨン、グロロー・グリ、ロゼ、ガメイ、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン)を生産しています。ブドウの木は持続可能な農法で栽培され、8haの畑で有機栽培が行われています。ワインの品質は、フランス国内(アシェットガイド、ガイド・ベタンヌ・ドゥソ―ヴ、ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスなど)や、海外市場でも(ワイン・アドヴォケイト、ワイン・スぺクテーター、ワイン・エンスージアスト、デカンターなど)で賞を受賞しています。地下で9年間澱とともに熟成させたミュスカデのキュヴェ「オリジン・デュ・オ・ブール」には、4世代にわたる私たちの情熱が反映されています。( BUSINESS FRANCE からいただいたFoodex Japan 2024冊子より引用)

HAUT BOURG の公式ページのURL こちら
HAUT BOURG 公式 Instagram @hautbourg

 

 

 

ワイン名 PAVILLON DU HAUT BOURG 2023
生産地 ロワール>ペイナンテ>コート・ド・グランリュー>パヴィヨン
ブドウ品種 ミュスカデ
原産地呼称等 AC.ミュスカデ・コート・ド・グランリュー
その他 樹齢40年。テラ・ヴィティス認証取得。60%直接圧搾、30%ペリキュラー・マセラシオン。発酵後、澱を攪拌。果汁は約13℃で48時間静置。澱とともに8ヶ月熟成。

テイスティングコメント

緑色のハーブ、柑橘類、少しバニラなどの香り。

口に含むと、パッションフルーツ、優しい柑橘類、緑色のハーブなどの味わい。

ふわっとした優しさで、強過ぎない主張ですが、しっかりとした存在感のある味わいです。

ほのかな甘味も美味しい。

 

 

ワイン名 LA DÉSIRÉE DU HAUT BOURG 2023
生産地 ロワール>ペイナンテ>コート・ド・グランリュー>ラ・デサレ
ブドウ品種 ミュスカデ
原産地呼称等 AC.ミュスカデ・コート・ド・グランリュー
その他 樹齢15年。テラ・ヴィティス認証取得。60%直接圧搾、30%ペリキュール・マセラシオン、10%澱を濾過。発酵後、澱を攪拌。約13℃で48時間静置。澱の上で8ヶ月熟成。

テイスティングコメント

香り全体の調和がより感じられ、非常にエレガントな印象。

口に含むと、品のある柑橘類や南国果実、ピール、ミネラル、少しハーブなどの味わい。

上品で多彩なフルーティさ、苦味やミネラル感などもあり、複雑さも感じる美味しさです。

 

 

ワイン名 SIGNATURE DU HAUT BOURG 2016
生産地 ロワール>ペイナンテ>コート・ド・グランリュー
ブドウ品種 ミュスカデ
原産地呼称等 AC.ミュスカデ・コート・ド・グランリュー
その他 樹齢50年。テラ・ヴィティス認証取得。温度管理下で発酵させ、初年度に2~3回攪拌する。地下のタンクで72ヶ月間、上質な澱とともに熟成される。

テイスティングコメント

口に含むと、瑞々しい洋梨などの果実、バニラ、緑のハーブをイメージしながら、清涼感と共に、クリーミーさ、特徴的な苦味なども感じます。

瑞々しさを感じつつ、旨味のあるワインで、非常に美味しいです。

それでいて、フルーティさも健在で、美味しさが優れた調和のもとに綺麗に演出されている印象です。

樹齢50年と熟成によると思われる深みのある旨味が素晴らしいです!

 

 

ワイン名 ORIGINE DU HAUT BOURG 2015
生産地 ロワール>ペイナンテ>コート・ド・グランリュー
ブドウ品種 ミュスカデ
原産地呼称等 AC.ミュスカデ・コート・ド・グランリュー
その他 樹齢75年。テラ・ヴィティス認証取得。温度管理下のもと発酵、初年度は2~3回の攪拌を行う。地下タンクで澱と共に9年以上熟成。

テイスティングコメント

古樹であること、長期のシュール・リーによる熟成であることからすると、驚かされるほどの爽やかさやフレッシュ感をイメージする香りです。

優しい柑橘類、洋梨、アプリコット、緑のハーブなどが優しく存在するように香ります。

口に含むと、酸味は感じず、少しの甘味と僅かな苦味を感じる。

透明感のある味わいなのに、実はふくよかさでボリューム感もある。

そして、奥深い旨味が感じられる素晴らしいワインでした!

 

 

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『FOODEX JAPAN 2024』フランスパビリオン テイスティングコーナーでの試飲

フランス・パビリオンに出展している各社が出品している一部の商品を、テイスティングできるコーナーが、今回、登場しました。

こちらのコーナーで、BVLGARI HOTEL TOKYO の後記 功ホテル シェフ ソムリエの説明を受けながら、テイスティングしたワインの感想です。

やはり、後記ソムリエの説明を聞きながらテイスティングすると、なるほどと納得したり、新たな気付きがあったりと、大変勉強になりました。

そして、各ブースへの興味も倍増しました!

VIGNERONS DE TUTIAC ヴィニュロン・ド・チュチアック /ボルドー

・Château de Thésée シャトー・ド・テゼ /ロワール

・Lionel Osmin & Cie リオネル オスマン&カンパニー /シュッド・ウエスト(南西地方)

・Domaine de Panery ドメーヌ・ド・パネリ /ローヌ

・Chateau de Sannes シャトー・ド・サンヌ /ローヌ

・VIGNOBLE GILBERT CHON ヴィニョーブル・ギルベール・ション /ロワール

・VIGNOBLE GILBERT CHON カーヴ・テュ・シャトー・ド・シェナ /ブルゴーニュ(ボジョレー)

 

 

LA BALEINE DU PHARE Blanc de Noir 2023 /ボルドー

ワイン名 LA BALEINE DU PHARE Blanc de Noir 2023
生産地 ボルドー
ブドウ品種 メルロー
原産地呼称等 IGP.Atlantique
その他

テイスティングコメント

優しい柑橘類、白桃、アプリコット、洋梨などの味わい。

優しいフルーティさが非常に親しみやすい!

VIGNERONS DE TUTIAC ヴィニュロン・ド・チュチアック 

弊社は、ボルドー地域の500の生産者と180人の従業員を擁する協同組合です。ボルドーで5400ha以上のブドウ畑を管理しており、この地域で最大のAOP生産者です。ボルドーに馴染みのない方にとっては、弊社はオープンマインドなアプローチで、このプレステージの高い有名な地域を知るための優れたゲートウェイです。ボルドーにすでに精通している方にとっては、弊社は慣習に従わないことを良しとしており、皆様が驚かされるかもしれません。ワイン愛飲家やワイン通を魅了し、型にはまらない魅惑的なワイン造りを目指しています。今飲み頃のワインから長く後まで保存できる本物の一品まで、それぞれのテロワールの独自の上限には見出すべき多くの喜びがあります。

( BUSINESS FRANCE からいただいた Foodex Japan 2024 の冊子より引用)

VIGNERONS DE TUTIAC の公式ページのURL こちら
VIGNERONS DE TUTIAC 公式 Instagram @vigneronsdetutiac

 

 

 

Château de Thésée MILLÉSIME 2022 /ロワール

ワイン名 Château de Thésée MILLÉSIME 2022
生産地 ロワール>トゥーレーヌ地区
ブドウ品種 ソーヴィニヨンブラン
原産地呼称等 AC.TOURAINE CHENONCEAUX
その他 有機栽培

テイスティングコメント

パイン、洋梨など南国果実をイメージする香りで、一味違うソーヴィニヨンブラン。

口に含むと、瑞々しい甘味があり、身体に染み入るような、優しいナチュラルな美味しさです。

Château de Thésée シャトー・ド・テゼ

シャトー・ド・テゼは、シェール渓谷の中心に位置する同名のコミューンにある。南向きのブドウ畑は、ロワール川の支流の北斜面に沿って広がっており、シェール渓谷で最も早く熟すブドウを生産することができる。 私たちのワインレンジは、有機栽培されたソーヴィニヨン・ブランのみで造られる3つのキュヴェで構成されている。トゥーレーヌとトゥーレーヌ・シュノンソーのアペラシオンでは、洗練されたミネラルの特徴を持つ、アロマティックで骨格のしっかりしたワインを提供しています。

( Chateau Gilbert & Gaillard の公式ページ内の Château de Thésée のぺージより引用)

Chateau Gilbert & Gaillard の公式ページ内、内の Château de Thésée のページのURL こちら
Château de Thésée 公式 Instagram @chateau_de_thesee

 

 

 

Villa PLAGE BLANCHE 2022 /シュッド・ウエスト(南西地方)

ワイン名 Villa PLAGE BLANCHE 2022
生産地 シュッド・ウエスト(南西地方)
ブドウ品種 コロンバール60%、グロマンサン20%、ソーヴィニヨンブラン20%
原産地呼称等 IGP.GASCOGNE
その他

テイスティングコメント

マスカット、緑色のハーブ、瑞々しさと清涼感をイメージする香り。

口に含むと、ミネラル、程良い酸味と苦味の柑橘類、僅かに甘味を感じる。

スッキリとした爽やかさがあり、非常に口当たり良く、美味しいワインです!

複数品種のアッサンブラージュによる複雑さや奥行きがあり、また、苦味もあるため、じっくりと楽しめるワインでもあります。

Lionel Osmin & Cie リオネル オスマン&カンパニー

2010年の初めから、マルベック、タナ、マンソワ、プティ・マンサン、グロ・マンサン、モーザック、コロンバールなど、シュッドウエスト(南西)地方の魅力的なブドウ畑、そのエキサイティングな土着品種、そして卓越したアルマニャックを紹介し、世界中に広めるためにリオネル・オスマン & カンパニーを設立しました。10年にわたる力強い成長を経て、現在ではカオール、マディラン、ジュラソン、フロントマン、マルシヤックなどの素晴らしいテロワールとアペラシオンにある250haを超える5つのワイナリーを管理し、持続可能なブドウ栽培に熱心に取り組んでいます。

( BUSINESS FRANCE からいただいたFoodex Japan 2024の冊子より引用)

Lionel Osmin & Cie の公式ページのURL こちら
Lionel Osmin & Cie 公式 Instagram @lionelosmin

 

 

 

LA GARUSTE 2023 /ローヌ

ワイン名 LA GARUSTE 2023
生産地 ローヌ>コート・デュ・ローヌ
ブドウ品種 ルーサンヌ、ヴィオニエ
原産地呼称等 AOC.CÔTES-DU-RHÔNE
その他 オーガニック(AB認証・ユーロリーフ認証取得)。ステンレスタンクで嫌気的に発酵。

テイスティングコメント

青リンゴ、熟したマスカット、優しい緑の柑橘類などの香り

口に含むと、洋梨、緑の柑橘類、青リンゴなどの味わい。

青リンゴや緑の柑橘類などの青いフルーツを優しく感じることができるワインです。

ローヌのルーサンヌとヴィオニエのイメージからすると、非常に優しいフルーティさです。

また。アルコールをしっかりと感じます。

非常に美味しいです。

Domaine de Panery ドメーヌ・ド・パネリ

ドメーヌ・ド・パネリは、ローヌ渓谷の南、トスカーナの美しい土地に匹敵する有名な町ユゼスの近くに位置しています。ブドウ畑の歴史は19世紀末に遡り、家族の価値観がこの美しい緑豊かな環境の基盤となっています。マダム・ジノンは女性オーナーで、この土地でワイン造りとブレンドに成功しています。ワイナリーの総面積は800ha、うち120haがオリーブ畑です。粘土石灰質でやや標高の高いテロワールから産するAOCデュシェ・デュゼ、コート・デュ・ローヌ、IGPワインには、素晴らしいフレッシュさが感じられます。

( BUSINESS FRANCE からいただいたFoodex Japan 2024 の冊子より引用)

Domaine de Panery の公式ページのURL こちら
Domaine de Panery  公式 Instagram @domainedepanery

 

 

 

1603 Rosé /ローヌ

ワイン名 1603 Rosé
生産地 ローヌ>リュベロン
ブドウ品種 シラー65%、ユニ・ブラン20%、グルナッシュ・ノワール15%
原産地呼称等 AOC.LUBERON
その他 樹齢25年。オーガニック(AB認証・ユーロリーフ認証取得)。ダイレクトプレス。

テイスティングコメント

非常に淡い、ややオレンジかかったピンク色。

チャーミングなチェリー、甘い花、白桃、パッションフルーツ、アプリコット、白胡椒などの香り。

口に含むと、白桃、洋梨、チェリー、柑橘類、スパイス、トロピカルフルーツ、ハーブなどの味わい。

程良い酸味、少し苦味、上品な甘やかさ、そして、スパイシーさがあります。

全体ではふくよかさがありつつ、スッキリとした印象で、非常に口当たりが良いです。

非常に瑞々しく、身体に染み入るような美味しいワインです!

Chateau de Sannes シャトー・ド・サンヌ

結婚により、Antoine de Saqui はサンヌ領主となった。領地は両家のモノグラムで飾られている。18世紀初頭、Antoine de Saqui と Françoise de Thibaud Tisati の三男で、サキ家の初代にあたる Charles François de Saqui が、シャトーの拡張とドメーヌの近代農学時代への突入を監督した。

エレガンス、伝統、生物多様性、ワインへの情熱を自然に融合させたドメーヌで、リュベロンの魅力を発見してください。

( Chateau de Sannes の公式ページより引用)

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Chateau de Sannes 公式 Instagram @chateaudesannes

 

 

 

TANGO 2022 Vin Orange /ロワール

 

ワイン名 TANGO 2022
生産地 ロワール
ブドウ品種 シャルドネ50%、ソーヴィニヨン・グリ50%
原産地呼称等 VDF
その他

テイスティングコメント

非常に淡い、美しく透き通るオレンジ色。

茶葉(紅茶)、マンダリン、スパイスやタバコなどが香る上品な香りと、僅かにツンとした香り。

口に含むと、熟れたオレンジの果汁エキス、紅茶の茶葉、出汁っぽさ、少しスパイスなどの味わい。

少し醸した感と苦味があり、オレンジワインらしい独特な旨味を味わえます。

薄旨口で、口当たり良く、滋味深さも感じる美味しいオレンジワインです!

VIGNOBLE GILBERT CHON ヴィニョーブル・ギルベール・ション

Gilbert CHON その息子たちは、オーナー葡萄栽培者であり、先祖代々の技術を最大限に尊重し、60ヘクタール以上の葡萄畑を細心の注意と情熱をもって栽培している。
3世紀以上の先祖伝来の技術を最大限に尊重しながら、細心の注意と情熱をもって耕作している。
1719年頃、Mathurin Chon は生まれ育った土地を離れ、ロワール川沿いを旅し、サンジュリアン・ド・コンセルに居を構えた。
ブルゴーニュの “le melon”を使ったミュスカデの生産を始めた。

伝統的な醸造方法、 “シュール・リー “により造られたワインは、特別な魅力を与え、フレッシュさとフィネスの完全な調和を表現しています。

( VIGNOBLE GILBERT CHON の公式ページより抜粋・引用)

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VIGNOBLE GILBERT CHON 公式 Instagram @vignoble_gilbertchon

 

 

 

Moulin à Vent “Coeur de Granit” 2022 /ボジョレー

 

ワイン名 Moulin à Vent “Coeur de Granit” 2022
生産地 ブルゴーニュ>ボジョレー>ムーラン・ナ・ヴァン
ブドウ品種 ガメイ
原産地呼称等 AOC.ムーラン・ナ・ヴァン
その他 セミカルボニック。ステンレスタンク。

テイスティングコメント

ストロベリー、カカオ、黒胡椒などの赤系・黒系果実のフルーティで、スパイシーな香り。

口に含むと、カカオ、カシス、ブルーベリーなどの味わい。

繊細なタンニンにより、しっかりとしたボディが構成されていますが、柔らかく、上品さも感じます。

カカオのようなコクや黒系果実のフルーティさを堪能できます。

非常に上質なクリュ・デュ・ボジョレーです!

Cave du Château de Chénas カーヴ・テュ・シャトー・ド・シェナ

La Cave du Château de Chénas は、Moulin à Vent、Chénas、Morgon、Fleurie、 Juliénas、St Amour、Brouilly、Chiroubles、Régnié、Côte de Brouilly、Beaujolais Villages et Beaujolais Blancs のアペラシオンのワインを生産しています。

シェナスとムーラン・ア・ヴァンのキュヴェの一部は、ルイ14世の偉大な時代に遡る丸天井のセラーで、オーク樽で熟成される。

努力、絶え間ない監視、品質管理により、La Cave du Château de Chénas のワインは、定期的に数々の賞やメダルを受賞している。

( Cave du Château de Chénas の公式ページより抜粋・引用)

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Cave du Château de Chénas 公式 Facebook Cave du Château de Chénas 

 

 

 

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『FOODEX JAPAN 2024』 Baie des Trésors ラム酒

非常に美しいボトルの4種類のラムをテイスティングさせていただきました。

ちなみに、ボトルのデザインはイタリアの宝石箱をイメージしていて、リサイクルの原料を使って造られているとのことでした。

テイスティングの際に、お教えいただいたポイントは、原料のサトウキビが栽培される畑のテロワールと、ラムを寝かせる際に使用する古樽の種類です。

下記4種類を試飲させていただきました。

・FEURS DU VENT:乾燥地域のサトウキビを使い、バーボンを製造した際に使用した古樽(アメリカンオーク)を使って造られたもの。

・FRUITS DES PLUIES:湿潤な地域のサトウキビを使い、コニャックの製造で使用した古樽(フレンチオーク)を使って造られたもの。

・PLEIN SOLEIL:最も乾燥する区画のサトウキビを使って造られたホワイトラム。

・Karakoli:上記ホワイトラムをバーボンの製造で使用した古樽(アメリカンオーク)を使って造られたもの。

4種4様で、香り・味わいとも異なります。

ホワイトラム以外の3種類も比較テイスティングにより、違いが非常に良く分かります。

いずれも多彩な香りと味わいがして、深みもあります。

テロワールと古樽の違いにより、当然ですが、ラムの香りや味わいに、より多彩さが現れ、別の美味しさが感じられます。

個人的にはコニャックの古樽を使った FRUITS DES PLUIES が最も華やかでエレガンスを感じ、好みでした。

ホワイトラムと、そのホワイトラムにバーボンの古樽を使って造られたラムとの比較テイスティングも非常に面白かったです。

古樽を使うことで、ホワイトラムの角が取れて丸みを帯びることで、クリーミーな印象や奥深さが現れて、そして、洗練度が上がり、エレガンスを感じます。

また、ホワイトラムはライムピールを搾って、再度テイスティングして、味わいの変化も試させていただきました。

ラムも本当に多彩です!

非常に勉強になりました。

 

Baie des Trésors

私たちは、自分たちのラムはどうあるべきかという先入観を持たずに、この創造に取り組んだ。私たちは、テロワール、歴史、そして私たちが進歩し実験を続ける中で発見することに耳を傾けながら、仕様を一行ずつ書き出していった。

私たちは限りなく小さなものから、170年にわたり栽培し、畑の要素を働かせてきた原材料から、それぞれの区画と栽培されたサトウキビの品種の有機的特性を理解することから始めました。こうして私たちは、ラムを造る際に私たちのテロワールの豊かさを最もよく表現する区画を選びました。スプートゥルヌのミショロとフォン・バジレのドライな区画、そしてデュフェレのモルヌ・カリエールとブリン・アムールのしっとりとした区画です。

このテロワールの豊かさ、感覚的な強さ、そして伝説を称えるために、100%リサイクル可能なガラスを使用し、青みがかったトレジャー・ベイの輪郭をガラスに刻みました。このナチュラル・ボトルの中央にはBaie des Trésorsの名が、ボトルの底にはトレジャー・ベイの座標が刻まれている。ストッパーは60%バガス製で、私たちの卓越性と革新性の追求を体現するこのアンサンブルを完成させ、それは私たちの製品と行動の品質と持続可能性に反映されています。

( Baie des Trésors の公式WEBページより引用)

Baie des Trésors の公式ページのURL こちら
Baie des Trésors 公式 Instagram @baiedestresors

 

 

ラム酒名 FEURS DU VENT
その他 乾燥地域で栽培。バーボンの製造で使用したアメリカンオークの古樽を使用(13ヶ月)

カラベル半島では、貿易風が心地よく吹き、熱帯の豪雨から守られ、スプートゥルヌの乾燥した区画では、非常に繊細なラムが造られる。この土地の比較的乾燥した性質と風が、特にサトウキビのフローラルな本質的なアロマを見事に凝縮させ、適切な蒸留と熟成の後に特に存在感を発揮する。マルティニカの伝統的な農業ラムを代表するにふさわしい。

熟成はラムの自然な活気を消していない。フラワーズ・オブ・ザ・ウィンズの美しい黄金色は、飛翔するアロマやトロピカルな花びらのシャワーのような、輝きのあるラムであることを示唆している。香りはデリケートでフローラル、バニラのアクセントと美しいフレッシュさがある。フラワーズ・オブ・ザ・ウィンズは、若いラムの熱烈さと、時の流れが作り上げた繊細なアクセントを兼ね備えている。完璧なトロピカル・ブーケを形成するアロマの連続である。

 

 

ラム酒名 FRUITS DES PLUIES
その他 湿潤な地域で栽培。コニャックの製造で使用したフレンチオークの古樽を使用。

熱帯の降雨にさらされる高台にあるダフェレット周辺の土地には、例年2,000ミリメートル前後の驚くべき量の水が降る。この寛大な雨は、水を貪るサトウキビに栄養を与え、生い茂る草のように繁茂し、寛大で甘みに満ちたフルボディのラムを生み出す。
フルーツ・オブ・ザ・レインズは典型的なアロマを持つ。数ヶ月の樽熟成にもかかわらず、熟成ラムの特徴の多くを享受している。非常に優れたバランスと際立ったボディを持ち、見事な丸みとしっかりとしたアロマ構造のおかげで際立っている。きらめく琥珀色は、豊かで複雑なラムであることを示唆している。ノーズは力強く、アプリコット、ピーチ、オレンジピールの強烈なフルーティーノートがふんだんに感じられ、オレンジの花、ウッディ、バニラのアクセントがアクセントを添える。

 

 

ラム酒名 PLEIN SOLEIL
その他 最も乾燥した区画の1つ。

香りは非常に表情豊かで、しなやかで複雑。花の香り(バラ、ライチ)、トロピカルな柑橘類、島の果実の香りが支配的で、わずかに草のようなタッチがアクセントになっている。

口に含むと、アタックは驚くほどまろやかで、美しい複雑さがあり、非常によくコントロールされ、エキゾチックな果実味と少しスパイシーな植物のノートの間でバランスが取れている。

味わいの余韻の長さは格別で、温かく余韻の長い甘みと繊細な花のような余韻がある。

 

 

ラム酒名 Karakoli
その他 最も乾燥した区画の1つ。バーボンの製造に使用した古樽を使用(3年)

ドメーヌで最も乾燥した区画のひとつ、スプートゥルヌから造られる。ブドウの木と同様、収穫までの数週間の水不足により、サトウキビのアロマが著しく凝縮される。

琥珀色とわずかに輝きを帯びた黄金色のカラコリは、力強く複雑な香りを放ち、デリケートな木の香りと、キャラメリゼしたバニラとココナッツパウダーのお菓子のようなニュアンスが特徴的。
味わいはしなやかでシルキー。フルボディでまろやかな口当たり、フローラルでバルサミックなアロマ(蜂蜜、スパイス、ロースト)。

 

 

 

『FOODEX JAPAN 2024』ビジネスフランス様からいただいたお土産

今回、『FOODEX JAPAN 2024』への参加のお声がけをいただいたビジネスフランス様(在日フランス大使館 フランス貿易投資庁 ビジネスフランス)からのプレゼントです。

良い香りと鮮やかな色をしたラ・コルベットの石鹸と、紅茶ブランドのジャンナッツの可愛いマスコットキャラクターなどのプレゼントをいただきました。

サヴォン・ド・プロヴァンス / ラ・コルベット

サヴォン・ド・ プロヴァンス(ローズ&ラヴェンダー)

香り豊かなフレグランスソープ

パームオイルベースのソープ。皮脂の汚れをしっかりと落としながらも、植物由来の保湿成分パームオイルやグリセリンが洗い上がりのお肌にうるおいを与えます。天然香料ラベンダーオイルを配合。
-天然保湿成分パームヤシオイル配合
-植物由来の保湿成分グリセリン配合

ラ・コルベットのWEBサイトから抜粋・引用 ⇒こちら

ラ・コルベット
ラ・コルベットは、本物の「サボン・ド・マルセイユ」を製造する数少ない製造社として、120 年以上の歴史を重ねてきた、サボネリー・デュ・ミディ社が展開するライフスタイルブランド。そのブランド名は、オリーブオイルを運んでいた船の名称から由来しています。今日では、基準が守られていない模倣品が増える中、今もなお、伝統的な基準を守り、本物の「サボン・ド・マルセイユ」や、環境に配慮した製品を世界中に提案し続けています。

ラ・コルベットのWEBサイトから引用 ⇒こちら

ラ・コルベットの Instagram 公式アカウント:@lacorvette_japan

 

 

2匹のラッキーキャット「サム」と「ボウ」/ JANAT

2匹のラッキーキャット「サム」と「ボウ」

ジャンナッツ・ドレスは、2匹の愛猫「サム」と「ボウ」と暮らしていました。
多忙な彼の帰国の日取りは明確ではありませんでしたが、サムとボウはいつも主人の帰りを察し、ドアの前で待っていたと伝えられています。

ジャンナッツ社の「企業精神」 そして夢を叶える「情熱」の象徴となった彼の猫たちは、今では幸運の猫として 店舗のエントランスでゲストを迎えています。

JANAT の公式WEBサイトから引用 ⇒こちら

ちなみに、当日いただいたお土産をいれていただいた袋も JANAT のものでした。

JANAT ジャンナッツについて

猫のように寄り添い、あなたの個性を引き出す存在でありたい。

ジャンナッツ・ドレスは、マルセイユの港から世界中を駆け巡り、紅茶やコーヒー、ココアなど、東洋や新たな世界から持ち帰るフランスの貿易商人でした。
ドレスによるユニークなフレーバーティーへの情熱は、常にジャンナッツの独創性と品質に反映され、ついに紅茶の真髄を追求する彼の熱意は、建築家ギュスターヴ・エッフェル氏と共に、オーク樽で熟成させることで芳醇な香り付を行う世界初の紅茶、オリジナルフレンチオークティーを創り出しました。

ジャンナッツは、創業者ジャンナッツ・ドレスのレガシーである情熱と創意工夫を、あなたと共有したいと願っています。

JANAT の公式WEBサイトから引用 ⇒こちら

JANAT の Instagram 公式アカウント:@janat_paris

ABOUT ME
ワインの探究者ヴァンさん
◆実際に飲んだワイン、及び、料理とのペアリングを紹介。 ◆各ワインの情報を掲載:テイスティングコメント、ワイン名、生産者、生産地、ブドウ品種、栽培・醸造法、原産地呼称、輸入元、購入先、参考価格、合わせた料理など ◆ワインイベントやワインが美味しいお店などのレポートなども掲載 ◆X:日々のワインライフをtweet ◆instagram:ワイン、及び、料理とのペアリングをポスト。