今回はお気に入りの産地であるフランスのアルザス地方のワインです。
アルザスの白ワインだと、ゲヴェルツトラミネールやリースリングなど多数、赤ワインはピノノワール、ロゼワイン、デザートワイン、クレマン・ド・アルザスなど、非常に充実していて、いずれもお気に入りです。
今回は最近よく飲んでいるピノブランです。
アルザスの現地でも飲みましたが、その後ますます好きになり、日本でもよく飲んでいます。
ギュスターヴ・ロレンツは、複数の航空会社のファーストクラスやミシュラン星付きレストランなどにも採用されているワインもあり、高いクオリティが期待できそうです。
そんなワインの感想です。
目次
アルザスのピノブラン! ギュスターヴ・ロレンツのクリュスタセ2020
アルザスのピノブランで造るギュスターヴ・ロレンツのクリュスタセの情報は、輸入元の株式会社セレスタと同じグループの柴田屋酒店から抜粋・引用しています。
グレープフルーツの繊細なフルーティーさと、かすかにアカシアなど白い花のニュアンス。フレッシュで爽やかな味わいで、僅かな塩味も感じられます。
余韻にはレモンの皮のような風味が残り、良質な酸がワインに活き活きとした張りを与えています。
クリュスタセとはフランス語で甲殻類の意味。エチケットからも想像できる通り甲殻類や魚介類をつかったお料理との相性が良い白ワイン。
スタッフ飲みコメント うらーら(企画)ソムリエ
フレッシュな果実の香りと酸味がを感じるまさにお食事に欠かせない一本になりそう。エヴィダンスシリーズにもピノブランがありますがそちらと比較するとよりミネラルを感じる若く活き活きとした味わい。
詳しくはこちら(セレスタのページ)
アルザスのピノブラン! クリュスタセの生産者:ギュスターヴ・ロレンツ
アルザスのピノブランで造るクリュスタセの生産者、ギュスターヴ・ロレンツの情報は、輸入元の株式会社セレスタから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(セレスタのページ)
1836年に創設された家族経営ドメーヌで、現在は6代目Georges Lorentz(ジョルジュ・ロレンツ)が当主を務める、アルザスを代表する造り手のひとつ。
リースリングを中心にエントリーワインからグラン・クリュまで多様なラインナップを展開しています。
栽培は完全ビオロジック農法で、2012年には認証も取得しました。
50カ国以上に輸出しており、国内外のレストランやワインショップから高い信頼を得ています。また日本航空を始めとした航空各社の機内搭載ワインとしての実績も多く重ねています。
アルザスのピノブラン! ギュスターヴ・ロレンツのクリュスタセの感想
美しく透き通る薄めのイエロー。
柑橘類の香りをイメージする色です。
ライムやレモンなどの柑橘類、アプリコット、少し麦わら、黄色の花や白い花、少しバニラ、タイムなどのスパイスの香り。
柑橘系を中心とする様々なフルーツが豊富に香ります。少し甘い香りもして、全体ではツンツンせず、優しい印象です。
爽やかさと甘やかさがあるため、単純なスッキリとはかなり異なります。
スワリングする程、香りは多彩になります。果実も多彩になり、甘やかさや爽やかさもよりしっかりと現れます。
口に含むと、ややしっかりめの酸味、少し甘味と苦味、僅かにトロミを感じる。
ボリューム感のあるライムやレモンなどの柑橘類、パッションフルーツ、アプリコット、バニラ、ミネラル、麦わらなどの味わい。
酸味はありますが、ツンツンした酸味ではありません。
柑橘類はボリューム感があります。ミネラルや塩味も感じます。
表現できていませんが、フルーツは柑橘類以外にも色々と感じます。
非常に複雑な味わいがあり、余韻まで長く続きます。
これはテロワールなのだろうと思います。独特な風味が柱として全体にあり、その上に柑橘類を中心とするボリューミーな果実味やミネラル感があります。
ぐいぐいと飲めますが、奥行きと複雑さもあるので、しみじみと楽しみたくなるワインでもあります。
ピノブランもやはり美味しい!
そして、アルザスの白ワインはブドウ品種が多い上、一つ一つのワインも奥深く飽きる事なく、楽しみ続ける事ができる産地だと思います。
ギュスターヴ・ロレンツのクリュスタセは、記事執筆時点では2900円~で販売していました。
私の購入時とは価格がかなり上がってしまっていますが、さらに上がる前に抑えるのが良いかもしれません。
ギュスターヴ・ロレンツのクリュスタセで、アルザスのピノブランを試してみてはいかがでしょうか。
美味しいピノブランです!
アルザスのピノブラン! ギュスターヴ・ロレンツのクリュスタセの基礎情報
・ワイン名:クリュスタセ2020
・生産者:ギュスターヴ・ロレンツ
・生産地:フランス>アルザス>ベルグハイム
・原産地呼称:ヴァン・ド・ターブル
・葡萄品種:ピノブラン
・栽培・醸造法等:自社畑。ビオロジック。手摘み。
・インポーター:株式会社セレスタ (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):2000円台~
・購入時期/抜栓時期:2022.6./2022.12.
・購入先:JULIE
当時、Julie(ジュリー)で購入しましたが、現在は柴田屋酒店Onlineで購入できます。(公式ページはこちら、instagram:@shibataya_sake.online)
アルザスのピノブランで造るワイン関連のおすすめ記事
今回はギュスターヴ・ロレンツのクリュスタセ2020を抜栓しました。
ボリューミーな柑橘類の果実味やミネラル感のある奥行きのあるアルザスのピノブランでした!
下記は同じくアルザスのピノブランで造るワインです。ワイナリーはお気に入りのトリンバックです。
・ピノブラン2016/トリンバック
オーセロワとピノ・ブランで造る、シトラス系の爽やかな香りをまとった、ふくよかさと複雑さもあるワイン!
トリンバックのこの2000円台のシリーズはお気に入りです。
レモン、グレープフルーツなど柑橘系果実、青リンゴ、ハーブなどの香り。
口に含むと、グレープフルーツなどの柑橘系果実、青リンゴやスパイスなどの味わい。