今回はルーデュモンのピュリニー・モンラッシェ2017です。
抜栓時で、6年程経過していますが、全く色褪せることのないフルーティさもある美味しさです。
絶妙なバランスが最高ですね!
そして、2017vtと2015vtを同時に抜栓し、比較してテイスティングしています。
僅か2年の差ですので、あまり熟成の差はないだろうという前提で、秀逸な評価の2017vtと普通の評価の2015vtではどう違うのか?の観点で、主にテイスティングしています。
そんなワインの感想です。
本ページにはプロモーションが含まれてい
また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
ルーデュモンのピュリニー・モンラッシェ2017
ルーデュモンが造るピュリニー・モンラッシェ2017の情報は、購入先のエノテカの公式ページから抜粋・引用しています。
斜面下部に位置するレ・ルヴロンで栽培された平均樹齢30年のブドウを使用。醸造では、天然酵母のみを用い、樽で一次発酵した後、マロラクティック発酵をしています。セガン・モロー社製サントル森産の新樽を3分の2、カヴァン社製ジュピーユ森産の1回使用樽を3分の1使用し、18ヵ月間樽熟成。 手間暇を惜しまない職人気質と執念とが生み出す、力強さとエレガンスが同居したこだわりの白ワインです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインの公式ページ)
ピュリニー・モンラッシェ2017を造るルーデュモン
今回飲んだピュリニー・モンラッシェ2017の造り手はブルゴーニュのルーデュモンです。
ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン。
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。
ネゴシアン(ブドウを買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有してブドウ栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
コミック「神の雫」に掲載された生産者でもあります。
そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのピュリニー・モンラッシェ2017の感想
透明感が高い、薄めのイエロー。
ごく僅かに緑色が見えるだろうか。
グラスに顔を近づけると、瑞々しく柔らかい柑橘類が爽やかに香ります。
そして、バター、ミネラル、ブリオッシュ、緑のハーブなどの香りが続きます。
口に含むと、ほのかな甘味、少し酸味を感じる。
優しい柑橘類、バター、緑のハーブ、ジューシーなトロピカルフルーツ、洋梨などの味わい。
若いヴィンテージと同様の絶妙な味わいと香りがあります。
ジューシーなトロピカルフルーツに、優しい柑橘類など、多彩でジューシーなフルーティさを感じます。
そして、上品なバターなどのコク旨感があります。
さらに、それらの多彩でジューシーな果実味と、上品なコク旨感のバランスがまさに絶品です!
若いヴィンテージとの違いは、ゆっくりと熟成していてフレッシュ感は抑えられていますが、多彩なフルーティさは健在で、ふわっとした優しい輪郭、まろやかな味わいになってきていることです。
やはりルーデュモンのピュリニーモンラッシェは素晴らしい!
リリース直後も非常に美味しく、少し寝かせてもジューシーさは褪せることがありません。
今や軽く1万円越えの高級ワインですが、機会があれば、是非!

ルーデュモンのピュリニー・モンラッシェ、2015vtと2017vtの比較テイスティング

・コンセプト
今回はルーデュモンのピュリニー・モンラッシェの2015vtと2017vttを同時に抜栓して、比較しています。
主なコンセプトは、秀逸と普通の評価の両ヴィンテージの熟成具合の比較という観点です。
所有しているワインの中から、同じ造り手で、同一ワイン、さらに近いヴィンテージの中から、上記ヴィンテージの評価の2本のワインをピックアップしています。
※写真左2015vt、右2017vt
・比較テイスティングの結果
最も顕著に想ったことは、秀逸な評価の2017vtと普通の評価の2015vtの差は、熟成の進むスピードにあるということです。
2017vtは若いヴィンテージと共通の香りや味わいが未だ支配的です。
逆に2015vtは僅か2年の差ですが、色も全く異なりますし、香りや味わいも熟成がかなり進んでいる印象です。
2017vtが2年後に、今の2015vtのようになるかというと、まずなっていないだろうと思います。
2017vtはもっとゆっくりと熟成していきそうで、そのため、味わいとしては少しずつ熟した風味が現れて来ると想像します。
早く熟成の美味しさを味わうならば、評価が高過ぎない方がいいということになります。
逆に、少しずつまろやかさや独特な風味が現れて来るのをゆっくりと楽しむならば、評価の高いヴィンテージということになります。
若いヴィンテージの美味しさと熟成の美味しさが少しずつ混ざり合っていく。
その過程も非常に美味しいワインであるのが、秀逸なヴィンテージだと思います。
個人的にはやはり美味しいワインは評価の高いヴィンテージで、同ワインをゆっくりと熟成させる方がより美味しくなるのは間違いないだろうと思います。
そして、若い頃の美味しさが長く続き、熟成による深みやまろやかさがゆっくりとゆっくりと現れて来る。
秀逸なヴィンテージはそのように、ゆっくりと美味しく熟成していくものと思います。
ワインは奥が深いですね!
それにしても、ルーデュモンのピュリニー・モンラッシェはいずれも美味しかったです。
さすがルーデュモンですね!
個人的にはそんな贅沢な比較テイスティングの時間でした。
ルーデュモンのピュリニー・モンラッシェ2017の基礎情報
・ワイン名:ピュリニー・モンラッシェ2017
・ワイナリー:ルーデュモン( Instagram:@maisonloudumont )
・ブドウ栽培地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>ピュリニー・モンラッシ>レ・ルヴロン(2020vt)
・原産地呼称等:ACピュリニー・モンラッシェ
・ブドウ品種:シャルドネ
・栽培・醸造法等:平均樹齢30年。天然酵母。樽で一次発酵後、マロラクティック発酵。セガン・モロー社製サントル森産の新樽3分の2、カヴァン社製ジュピーユ森産の1回使用樽を3分の1使用し、18ヵ月間樽熟成(2020vt)
・インポーター:(株)ヌーヴェル・セレクション (公式ページはこちら)
・参考価格:15,000円台~
・入手時期/抜栓時期:2020.04./2024.02.
・入手先:エノテカオンライン(公式ページはこちら。Instagram:@enoteca_wine )
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、当時8000円台で購入。

ルーデュモンのブルゴーニュ・ブラン関連のおすすめ記事
今回はルーデュモンが造るピュリニー・モンラッシェ2017を抜栓しました。
ジューシーなトロピカルフルーツに、優しい柑橘類など、多彩なフルーティさと上品なコク旨感がまさに絶品です!
下記は同じくルーデュモンが造るACブルゴーニュ・ブランです。
・ブルゴーニュ・ブラン2018/ルーデュモン
トロピカルフルーツや柑橘類などのふくよかで爽やかなフルーティさ、バターなどのコクも感じる美味しいワイン!
フランス、ブルゴーニュ。6000円台。
トロピカルフルーツ、ブリオッシュやバター、蜂蜜、洋梨、控えめに緑のハーブ、優しい柑橘類などの香り。口に含むと、トロピカルフルーツ、緑のパパイヤ、グレープフルーツ、緑のハーブ、オイル、タイム、ミネラル、バター、バニラなどの味わい。
