今回はワイン見聞録で購入したイタリア、ピエモンテ州のランゲ・リースリングです。
ピエモンテ州と言えば、バローロやバルベレスコが大好きですが、白ワインも非常に多くの品種が造られていて、様々なワインがあります。
そんな中で、今回抜栓したのはリースリングです。
ドライで複雑さのある、美味しいワインでした!
そんなワインの感想です。
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また、お酒に関する情報が含まれているため、20歳以上の方を対象としています。
目次
ピエモンテのオッデーロが造るランゲ・リースリング2019
イタリアのピエモンテ州のオッデーロが造るランゲ・リースリング2019の情報は、購入先のワイン見聞録から抜粋・引用しています。
ラ・モッラのサンタ・マリア・ブリッコ・サン・ビアッジョの葡萄を使用。北西向き斜面で1haの畑。90年代に植樹されたシャルドネの畑に、2006年よりリースリングを植樹開始。年々リースリングの割合を増やしていき、2016年ヴィンテージより100%リースリングに。
収穫は9月第1週目。収穫後12時間冷蔵後、除梗してプレス。発酵後、約6ヶ月間シュールリー。4-5月に瓶詰め後、2年間の瓶熟を経て出荷。
詳しくはこちら(ワイン見聞録のページ)
ピエモンテのランゲ・リースリングのワイナリー:オッデーロ
イタリアのピエモンテ州のランゲ・リースリング2019を造るワイナリー、オッデーロの情報は、輸入元のテラヴェール株式会社から抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(テラヴェールのページ)
現存するバローロ、バルバレスコの造り手の中で最も古い歴史を持つと言われる「オッデーロ」。 今も1700年代に建てられた当時のカンティーナで醸造している。初めてボトリングしたのは1878年。
『60年代にジャコモ・オッデーロがアンジェロ・ガヤの 父ジョヴァンニやリナルディ等と共に DOCGの元になるバローロの法規制を作った』
ラ・モッラ、カスティリオーネ・ファレット、セッラルンガ、モンフォルテ、バルバレスコと幅広い地域の最良の畑を所有している。
彼等の所有する畑は「ブルナーテ」「ヴィーニャ・リオンダ」「ブッシア」「ヴィレッロ」と各地域の最良の畑ばかり。
『先代の時代は農薬が推奨された時代だったが、少しずつ減らし、97年から徐々に有機栽培に移行。 現在、全ての畑は有機栽培となった』
畑ではコンポストと硫黄、極少量の銅のみが使われる。除草剤、防虫剤は一切使用しない。
『ティニョーラ(害虫)にはホルモン剤を使用。ホルモンを麻痺させることで交尾できなくなり、その結果、害虫の数が減っていく』
有機栽培の次に畑で取り組んでいるのが葡萄樹の循環型自主生育。ツルをできるだけ切らずに自由に伸ばすことで葉を増やし、光合成を助成。
有機栽培によって厳しい環境で育つ葡萄は自然と収量を落としてくれる。グリーンハーヴェストは収量制限ではなく、風を通す為に行う程度。
『セメントで自然酵母のみでゆっくり発酵。温度管理はしない。マセラシオンは葡萄の状態に合わせて20-30日』
古いスラヴォニアの大樽を主に、「フォラドーリ」や「ロアーニャ」も愛用するオーストリア産ストッキンガー社の大樽を使用。
そして「DRC」「パカレ」も愛用するフランス産グルニエの大樽も良い結果を出している。
『1年目の樽はバルベーラと相性が良い。2-3年はランゲ・ネッビオーロ。その後、4年目からバローロに使用する』
透き通った色調の彼等のワイン。過度な凝縮や抽出を嫌い、パンチングダウンを行わない。最低限のルモンタージュのみで発酵を続ける。
ピエモンテのオッデーロが造るランゲ・リースリングの感想
薄いイエロー。
僅かにオレンジ色や緑色が含まれているだろうか。
パイン、洋梨、アプリコット、ブリオッシュ、白桃、オイル、青い柑橘類、スパイス、僅かにスイカの皮などの香り。
初めはトロピカルフルーツが豊富でしたが、徐々に、柑橘類も含む様々な果実を感じるようになります。
そして、ブリオッシュのようなコクのある優しい香りなどを感じます。
僅かに緑っぽい印象も受けますが、ほとんど感じないレベルです。
リースリングにしては、白桃の香りがやや控えめで後ろの方に感じます。
フルーティで芳しく、美味しそうな香りです。
口に含むと、少しの酸味や甘味、僅かな苦味。
トロピカルフルーツ、洋梨、アプリコット、控えめにメロンやライム、白胡椒、白桃、オレンジ、僅かに芝生やブリオッシュなどの味わい。
フルーティな美味しさを感じ、また、複雑さがかなりあります。
そして、僅かにコクのある風味を感じます。
甘味は少ししか感じず、かなりドライなリースリングと言えそうです。
リースリングにしては、複雑さや緑をイメージする味わいがあり、じっくりと飲み進めたいワインです。
フルーティで、スッキリめ、何より複雑さを持つドライ・リースリングという印象です。
それにしても、暑い季節に飲むドライ・リースリングは身体も癒される感じがして、美味しいですね!
今回は、オッデーロが造るランゲ・リースリングを抜栓しました。
イタリア、ピエモンテ州ランゲのリースリングです。
ピエモンテ州は赤ももちろんですが、白ワインも豊富なブドウ品種があり、魅力的な産地だと思います。
オッデーロのランゲ・リースリングは複雑さがあり、飲み飽きず、楽しめました。
やはり美味しいワインでした!
ピエモンテ州は美酒・美食がたくさんある、羨ましい地域ですね。
ワインの価格帯は4000円前半と、やはりコストをかけて造られた、良いリースリングのようです。
美味しいはずですね。
機会があれば、是非!
ピエモンテのオッデーロが造るランゲ・リースリングの基礎情報
・ワイン名:ランゲ・リースリング2019
・ワイナリー:オッデーロ(Instagram:@oddero )
・ブドウ栽培地:イタリア>ピエモンテ州>ランゲ>ラ・モッラ>サンタ・マリア・ブリッコ・サン・ビアッジョ
・原産地呼称等:DOCランゲ
・葡萄品種:リースリング100%
・気候や土壌:北西向き斜面。
・栽培・醸造法等:収穫後12時間冷蔵後、除梗してプレス。発酵後、約6ヶ月間シュールリー。2年間瓶内熟成。
・インポーター:テラヴェール(公式ページはこちら。Instagram:@terravert_official )
・参考価格(ネットショップ):4000円台~
・購入時期/抜栓時期:2023.02./2023.08.
・購入先:ワイン見聞録(公式ページはこちら。Instagram:@winekenbunroku )
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下記は同じく別のワイナリーのランゲ・リースリングです。
・ランゲ・リースリング・ビオロジコ2022/カッシーナ・アルベルタ
ミネラルを伴うジューシーさがあり、醸した感のある出汁の旨味も楽しめる別物のリースリング!
イタリア、ピエモンテ州。4000円台。
蜂蜜、洋梨、カリン、クローヴなどのスパイス、丸みのあるオレンジ、黄桃、少し醸した感、ミント、ドライベルモットなどの香り。
口に含むと、熟した黄桃、出汁、ドライベルモット、蜂蜜、スパイス、熟したまろやかなオレンジのエキス、少しライム、ミネラルなどの味わい。