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イタリアワイン1000円台 プーリア州のルエッタ・フィアーノ2017
このワイナリー自体が2010年設立であり、歴史は浅いのですが、ファーストリリースから『ルカマローニ』で97点を獲得し、その後も高評価を連発している生産者です。
今回のワイン「ルエッタ2017」は97、2016ヴィンテージは96点と、非常に高い評価を獲得しています。
畑は鉄分や石灰岩を多く含む赤土土壌、コルドーネ仕立てて栽培されたフィアーノという土着品種100%で造られます。
収穫は全て手摘みで行い、温度管理下でプレスし、ステンレスタンクでマセラシオンを行い、低温でアルコール発酵を行い、澱引きはせず熟成させています。
「ルエッタ」はプーリアの方言で「小さなブドウ」を意味するそうです。
ちなみに、このワインはタカムラ・ワイン&コーヒーロースターズ※というお店に立ち寄った際に衝動買いしたもの。
プーリア州の赤ワインが好きであったので、温暖なプーリア州のテロワールで育った白ワインもふくよかで美味しいのでは思い、以前から気になっていました。
お店のコメント、評価誌の点数、そして、1000円台という手頃な価格で購入してみました。
お店での偶然の衝動的なワインとの出会いも、楽しみの1つです。
※タカムラ・ワイン&コーヒーロースターズ
グラスワインが数十種類提供されていて、高価なワインもテイスティングすることができます。私は以前オーパスワン2013をここで試飲しました。そんなわけで、ちょくちょく伺っています。お店の雰囲気や詳細は⇒こちら(食べログ)
また、楽天にもタカムラ・ワインハウスとして出店していて私も良く買います。高価なワインから旨安・デイリーワインまで品揃えが豊富で、面白いのでちょくちょくチェックしています⇒こちら(楽天)
イタリアワイン1000円台 プーリア州の生産者マスカ・デル・タッコ
生産者の情報はトスカニー・イタリアワイン専門店(楽天)から抜粋・要約しています。
詳細はこちら(トスカニーのページへのリンク)
プーリア州で2010年に実力派のボッジョレ・ヴォルビが設立。
ボッジョレ・ヴォルビはメルジェ家(1949年サレント北部で創業)のアルマンド氏とフェリーチェ氏が1996年に設立。価格と質の高さから瞬く間に世界を席巻する事となる。
マスカ・デル・タッコの畑は、サレント半島北部のエルキエに位置し、50ヘクタールを所有し、伝統的なアルベレッロ仕立てのブドウが存在している。
土壌の素晴らしいポテンシャルとボッジョレ・ヴォルビの高い栽培醸造技術が発揮され、「ル・チェップ2010」がファーストヴィンテージから『ルカマローニ』で97点を獲得し、鮮烈なデビューを果たす。
その後も「リ・フィリティ2011」が98点、翌ヴィンテージが97点を獲得するなど高評価を連発している。
イタリアワイン1000円台 プーリア州のルエッタ・フィアーノの感想
柑橘系果実、白い花、蜂蜜などのふくよかで艶やかな香り。非常に芳しい香りです。まず香りの良さに虜になります。
口に含むと、ジューシーな果実味があり、優しい酸味、程良い甘味、バランスの良いミネラル感を感じます。ふくよかで、果実のコクがあり、味わい深く、非常に美味しいです。コク旨な印象です。
フィアーノというブドウ品種の優れた特性と、生産者の技術力やプーリアのテロワールが素晴らしいワインを造っているようです。
イメージは少し暖かい地域のシャルドネに近いのかな?と感じる点もありますが、ちょっと違う印象になります。
私は白ワインもセラーから出すと、冷やさずにそのまま飲むため、だんだんと室温に近づきます。
このワインの時も同様にしたところ、室温に近づくにつれ、香りや味わいのふくよかさや多様さが強調され、ますます楽しめる反面、甘味も感じやすくなりました。
甘味は普通の方には、甘い内に入らないでしょうが、普段甘いものを飲まない私的には、少しだけ冷やした状態が、香りと味わいとも最もバランスが良いのではないかと感じます。
ちなみに、6から8度でサーブとWEBページには書いてありました。
甘味を抑えるならそれがベストですが、香りや味わいのふくよかさを楽しむなら、16から18度位がベストではないかと感じます。
もし飲まれる機会があれば、6度から20度位までで温度変化と味わいの変化を楽しまれつつ、好みの温度を探すのも1つの楽しみ方と思います。
1000円台とは思えない素晴らしい白ワインだと思いました。
イタリアワイン1000円台 プーリア州のルエッタ・フィアーノの基礎情報
・生産地:イタリア>プーリア州>エルキエ(サレント半島北部)
・葡萄品種:フィアーノ(土着品種)
・ポイント:ルカマローニ97点※
・栽培法:コルドーネ仕立て(垣根式)
・醸造法:澱引き無し
・参考価格:1700円位~
・購入先:タカムラワインハウス(実店舗)
※『ルカマローニ』 発行者:ルカマローニ
独自性のある評価方法で、消費者目線での評価がなされている。手頃で美味しいワインのワインガイドとして評判。
・92点以上:めったにない最高のワイン
・82から91:最高のワイン
・70から81:評価されるべき、良質のワイン
・67から69:良質のワイン
・75以上を購入すべきワインと評価
・84以上を「ヴィーノ・フルット」:特に素晴らしいワイン
・ヴィーノ・フルットの中から最優秀ワインを選出(1ワイナリー1つのみ)
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フィキモリ トルマレスカ(アンティノリ)
同じくプーリアで1000円台で買える赤ワインです。こちらの赤ワインは地元の飲み方である冷やして飲むことを前提造られているとのことです。でも温度が上がってきても非常に果実味豊富で飲みこたえのある美味しいです。ちなみに私は以前半ダース買いして、冷蔵庫に保管してがぶがぶ飲んでいました。
コレッツィオーネ・チンクアンタ+2 NV サン・マルツァーノ
2000円台前半~。ネグロアマーロとプリミティーボのコンビが非常にバランスの良いフレッシュで濃厚な赤ワインを造りだしています。甘い黒系果実、クレーム・ド・カシス、バニラなど味わいと香りです
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