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長野県サンクゼールが造るシャルドネ、シオンについて
シオン2018
生産者:サンクゼール・ワイナリー
「サンクゼール ルクア大阪店」(食べログ)に行って、サンクゼール・ワイナリーのシャルドネ「シオン2018」をグラスでいただいてきました。グラスで600円とお値打ちです。シャルドネはテロワール※1の影響を受けやすく、そのため同じブドウ品種でも非常に個性豊かになります。それが面白くていろんな国や地域のシャルドネを飲んでいます。日本でも素晴らしいシャルドネ※2が造られているので、今後とも楽しみです。
※1 テロワール:ワイン畑の土壌(地質、水はけなど)や自然環境全般を主に指す言葉と理解しておけば良いと思います。ワインはブドウで造られますが、ブドウは土壌や自然環境の影響を受け、様々な味わいになります。そのため、特定の地域や地区、畑から造られるワインは特定の個性を持つという考え方です。厳密には土壌だけでなく、気象条件(日照、気温、降水量)、地形、標高などブドウ畑を取り巻く自然環境全体を指します。
※2 グレイス・シャルドネ グレイス・ワイン(中央葡萄酒)
(再掲)
以前にもこちらの店舗で妻との待ち合わせの際にバーカウンターでグラスをいただいたことがあります。先に到着した方はグラスワインで一息ついて待つという我々が良くやる待ち合わせの場所として使わせていただきました。その際飲んだワインのクオリティが高かったので、今回は本腰入れて複数をテイスティングするために同店舗を訪ねました。
サンクゼール・ワイナリーは長野県に本拠地を構え、1990年にワイン造りをスタートして、既に29年目です。ワイナリー、ジャム工房、レストラン、チャペルを併設しておられ、人々が集う場所として意識されているのだろうと思います。詳細は下記リンク先をご参照ください。
サンクゼール・ワイナリー (リンク先:サンクゼール・ワイナリー)
フランスでそういうワイナリー※を先日訪問しました。
https://winelover-vinsan.com/waine-ivent/winery-tour/alsace-domaine-achillee/
赤、白と2種類ずつをグラスでいただきました。それらに加えて、お店のスタッフの方からシードルをお勧めいただき、テイスティングさせてもらいました。下記リンク先の記事は各ワインの感想です。
・ナイアガラ・ブラン2018:ナイアガラ100%
・シオン2018:シャルドネ100%
・ルージュ・エテNV:ピノ・ノワール40%、メルロー36%、カベルネ・フラン20%、シャルドネ4%
・長野ルージュ2015:メルロー76%、カベルネ・ソーヴィニヨン24%
・飯綱(いいづな)シードル2017:ブラムリー・ふじ
長野県サンクゼールが造るシャルドネ、シオン ワインの感想
酸味の控えめなレモン、爽やかなリンゴなどの果実、ハーブの香りがする。ミネラルを感じる。口に含むと、少し酸味のあるリンゴ、レモンなどの柑橘系果実、バターのニュアンス、苦味、程よい酸味、ミネラルを感じる。南国系果実のシャルドネではなく、寒冷地のブドウを使った柑橘系のシャルドネの味合い。リンゴのような旨味があり、単なるドライなワインではなく、旨味を感じることができて、美味しく仕上がっている。
単なるスッキリ・ドライ系の軽いワインではなく、味に深みがあります。ジューシーで旨味が多い、シャキシャキしたリンゴを思い浮かべるとイメージがわきやすいと思います。
和食、魚介料理などに合いそうなワインです。日本で造るシャルドネは、やはり日本の料理に合いそうなワインになるんだなぁと感じました。
樽を使わず、ステンレスタンクで果実のピュアさを出しているということですが、樽を使えばもっと複雑なワインになりそうでもあります。それはそれで美味しそうですが、このワインでは樽を使用しない方がきっと美味しくなるんだろうと思います。
他にもラインナップはあるようですので、引き続き探究していきたいと思います。
長野県サンクゼールが造るシャルドネ ワインの基礎情報
1 生産地: 日本 > 長野県
2 葡萄品種: シャルドネ長野県産100%(高山村(ワイン特区)58%、長野市産36%、飯綱町産6%)
3 参考価格: 600円/glass。2268円/ボトル
4 醸造法: ステンレスタンク使用(樽使用無し)
5 購入先:サンクゼール・ワイナリー
サンクゼール・ワイナリー (リンク先:サンクゼール・ワイナリー)
長野県サンクゼールが造るシャルドネ関連のおすすめ記事
・サンクゼール・ワイナリーのナイアガラ・ブラン。ナイアガラ100%。
・サンクゼール・ワイナリーの飯綱(いいづな)シードル。
・サンクゼール・ワイナリーのルージュ・エテ。ピノ・ノワール40%、メルロ36%他。