今回はブドウ品種甲州で造る山梨県の日本ワインです。
蒼龍葡萄酒がワイナリーですが、以前から名前は聞いていて気になっていました。また、ワイン名がリッチ・テイスト・甲州とあり、リッチな味わいの甲州ってどんなだろう?と非常に気になり、購入しました。
そんなワインの感想です。
目次
蒼龍葡萄酒、トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州2020
蒼龍葡萄酒、トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州の情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
シュール・リー製法により、甲州の持つミネラル感や複雑味、ふくよかな味わいを最大限に生かし仕上げられた1本。酸味を抑えた仕上がりの為、甲州を初めてお飲みになる方におすすめです。料理全般に合わせやすいですが、なかでも生牡蠣や焼牡蠣、お造り、水炊きなどと好相性です。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州の生産者:蒼龍葡萄酒
トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州の生産者、蒼龍葡萄酒の情報は購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
蒼龍葡萄酒は、1899年に創業。110年以上の歴史を持つ、勝沼でも伝統あるワイナリーの1つです。社名の「蒼龍」は、中国の故事にある「東西南北の守護神のうち、東を守る神様」の名前に由来します。その名の通り、蒼龍葡萄酒は甲府盆地の東部に位置する甲州・勝沼の地で、甲州ワインの正統を守り続けています。
蒼龍葡萄酒では、年間800トンという、中小ワイナリーでは群を抜く規模のワインを醸造。蒼龍の歴史で蓄積された醸造知識と技を継承しながらも、新しい時代の価値観や好みを敏感に汲み取り、ワイン造りに反映しています。
・2013年、デキャンター・アジア・ワインアワード、プレミアム甲州2011が銅賞
・2010年、ジャパン・ワイン・コンペティション、勝沼の甲州樽熟成2009が金賞
・2011年、シトラスセント甲州2010が甲州部門・部門最高賞、金賞
・2013年、シトラスセント甲州2012、トラディショナルリッチテイスト甲州2012がダブルで金賞を受賞。
蒼龍葡萄酒、和の調和のトラディショナル・リッチ・テイスト・甲州の感想
艶やかな薄いイエロー。色は薄く、透明感が高く、非常に美しいです。
一瞬、何の香りだろう?と戸惑う。香りにはボリューム感があるのに、捉えられなかったからです。
やや甘い白い花、いずれも控えめに、白桃、ラ・フランス、和柑橘、バニラ、ハーブ、ブリオッシュなどの香り。
スワリングすると、香りが少しはっきりと現れてきます。フレッシュな和柑橘、ハーブ、酵母、アカシアやジャスミンなどの花々、バニラなどの様々な香りが現れてきます。
まだまだ色んな香りがして、いつまでも香っていたい気持ちになる。
爽やかさと、甘やかさ、ふくよかさなどを感じる上質で上品な香りです。
口に含むと、控えめな酸味、僅かな甘味、そして、非常にジューシーです。ややフレッシュな和柑橘、抑えた南国果実感、ミネラル、ハーブなどの味わい。
ふくよかで複雑な方だと思うのですが、味わいはさっぱり・すっきりではなく、静かに爽やかです。控えめな酸味で優しい味わいの和柑橘のイメージでしょうか。
非常に瑞々しくて、果実味も豊富だけど、それぞれは主張が強くなく、静かに全体で見事に調和していて、しっかりと存在感がある、和っぽい印象です。
控えめな存在感と全体の調和、そのため分解して味わうのが難しいのでしょうか。
抜栓2時間後、味わいはさらに調和が進み、優しい和柑橘の爽やかな風味のワインとなりました。南国果実感はほとんど感じません。爽やかで、艶があり、華やかで、上品な優しい味わいです。
そして、香りは和柑橘、ハーブ、ジャスミンなどの白い花、ラ・フランス、爽やかで、少しふくよかな凛とした印象です。
非常に優しい味わいで美味しいワインです。そして、クオリティが高いワインであることもよく分かります。とにかく素晴らしい調和を実現した上品な甲州です。
しかもめっちゃお値打ちな価格で、1700円台~です。
ぜひ和の調和を感じる甲州を試してみてください。おすすめの甲州です。
蒼龍葡萄酒、トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州に合わせた料理
・握り寿司8貫
お寿司のネタごとにワインと合わせた時の変化を分類してみました。
ネタ | 相性 | 酸味の変化 | 味わい |
生サーモン | 非常に合う | 少しUP | サーモンとワイン共に消し合わず、相性がいい! |
イカ | 非常に合う | 最もUP | 和柑橘系の優しさは変わらない。柑橘っぽさを一番感じる組み合わせ。 |
たまご、穴子 | 合う | 変化なし | 味わいは変わらず。ワインはタレにも負けず。 |
タコ | 合う | 僅かにUP | 味わいは変わらず、美味しい。 |
ブリ | 合う | 少しUP | ブリの風味が強くなるが、脂ののりは控えめに。ワインのデリケートな味わいはブリの後ろに。余韻ではワインが戻る。 |
生エビ | 概ね合うが… | 変化なし | 僅かにエビの風味を損なっているかも? 生エビ自体が美味しいだけに勿体ない。 |
(生でない)サーモン | 概ね合うが… | 変化なし | 少し風味が損なわれたか? 但し余韻ではどちらも美味しい! |
蒼龍葡萄酒、トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州の基礎情報
・ワイン名:トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州2020
・生産者:蒼龍葡萄酒(公式ページはこちら)
・生産地:日本>山梨県
・葡萄品種:甲州
・原産地呼称等:Gi.山梨
・栽培・醸造法等:シュール・リー(澱引きをしない製法)
・参考価格(ネットショップ):1700円台~
・購入先:エノテカオンライン
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、1400円台で購入。
甲州で造る日本ワイン関連のおすすめ記事
蒼龍葡萄酒のトラディショナル・リッチ・テイスト・甲州を抜栓しました。非常に優しい様々な風味が全体で調和して、しっかりとした香りや味わいを表現しているワインでした。
同じく甲州で造る美味しい日本ワイン関連の記事です。
グリド甲州2018/グレイスワイン(中央葡萄酒)
2000円位~。勝沼町産100%甲州で造るワイン。グレープフルーツのイメージですが、決して軽いワインではなく全体では複雑な香りがあり、非常に飲みごたえのある奥の深い、美味しいワインです。
★ブログランキングに参加中です。よろしければクリックをお願いします!励みになります。