今回のワインは過去に飲んで美味しかった2000円前後のイタリアワインをリピートしようと思い、まとめ買いした内の1本です。
抜栓したのはシチリア州のエトナ・ロッソです。シチリアのエレガントなブドウ品種ネレッロ・マスカレーゼ他を使用したフルーティでエレガントな美味しいワインです。
エトナ・ロッソはブルゴーニュにも例えられることもあり、ブルゴーニュ好き、ピノノワール好きには気になるワインだと思います。
一時期ネレッロ・マスカレーゼにハマって、まとめ買いをしたほどのブドウ品種です。その中でも、今回のフィッリアートのエトナ・ロッソは2100円台と手が出やすく、しかもコスパの高いおすすめワインです。
目次
フィッリアートのレ・サッビエ・デル・エトナ・ロッソ2018
フィッリアートのエトナ・ロッソの情報は購入先のトスカニーから抜粋・引用しています。
エトナ山の標高500~600メートルの畑のネレッロマスカレーゼ80%とネレッロカプッチョ20%のブレンド。
美しく輝くルビー色。エトナの典型的なミネラルの香りに、ブラックチェリーや、ブルーベリー、スグリの果実香にシナモン、ブラックペッパーを思わせるスパイスのニュアンスがほんのりと重なります。伸びやかなミネラルと酸に支えられたエレガントでイキイキとしたスタイルでリッチでありながら、とてもスムーズな味わいです。
詳しくはこちら(トスカニー(楽天市場)のページ)
エトナ・ロッソはフルーティでエレガント! 生産者:フィッリアート
エトナ・ロッソの生産者:フィッリアートの情報は購入先のトスカニーから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(トスカニー(楽天市場)のページ)
シチリアの西部、トラパニのパチェコに1985年から醸造所を構え、「シチリア固有のブドウ品種のポテンシャルを十分に引き出す」「シチリアの土地にあった国際品種の活用」の哲学のもと、ワイン造りに取り組んでいます。
最新技術の導入にも積極的で、日常のワインから偉大なワインまで、常に安定した品質で、イタリア国内はもとより世界各国で高い評価を受けています。『ルカマローニ2012』では11銘柄が90点以上を獲得、年間最優秀生産者に選ばれました。白ワインはエレガント、赤ワインはボディが強すぎず非常にバランスのとれた仕上がりです。
フィッリアートのエトナ・ロッソはフルーティでエレガント!の感想
透き通る非常に淡いピンクがかった赤色。非常に美しい!
抜栓直後から、うっとりするような熟したフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーの甘い、そして少し酸味を想像させる香り。出汁っぽさやキノコっぽさなどの熟成を想像させる香りも漂う。
スワリングすると、少しフレッシュなチェリーなどの赤い果実の甘酸っぱさを想像させる香りが現れる。
さらに開くと、甘やかさを想像させつつ、シナモンのような甘やかなスパイスと爽やかなスパイス、スモーク、花々を感じるフローラルな香りも漂う。
非常に豊富な香りで、中でも様々な赤い果実の香りが特徴的です。
口に含むと、甘さは控えめだが、甘酸っぱさ、タンニンは極僅かに感じつつ、渋味は少し感じる。
ややフレッシュなフランボワーズやストロベリー、チェリーなどの豊富な赤い果実、特にベリー系の甘酸っぱさが豊富(酸味は強くない)。スパイス、少し出汁やきのこ、紅茶、ブルーベリーなどの黒系果実も僅かに感じる。
フルーティ、かつ、上品でエレガントなワインです。もう少し熟成させて、渋味と果実の酸味を抑えて、出汁っぽくなると、更に落ち着きのあるエレガントな印象になりそうです。
現在はまだフレッシュさを残しているので甘酸っぱさを楽しみつつ、開かせて、さらにエレガントな状態にして楽しみたいワインです。
これで2000円ちょっとですから、非常に美味しく楽しめるワインです。エトナ・ロッソ(ブドウ品種ネレッロ・マスカレーゼ他)を飲んだことがない方には、価格面、味わい面からも今回のフィッリアートのレ・サッビエ・デル・エトナ・ロッソは非常におすすめの1本です。
ブルゴーニュに例えられることもあるエトナ・ロッソは、ピノノワール好きには一度は試して欲しいワインです!
フィッリアートのエトナ・ロッソはフルーティでエレガント!に合わせた料理
・vinnatural藻塩ローストビーフ:by ヴァンナチュラル(Vinnatural)。原材料:牛肉、藻塩、胡椒、葡萄油、ガーリックパウダー。製造者:港町・デリカテッセン。
国産牛もも肉と広島の「海人の藻塩」を使った素材を活かした、かつ、添加不使用の身体に優しいローストビーフです。
開封すると、ローストビーフの牛肉そのものの香りとガーリックが混じり合った美味しそうな香りがします。
何も付けずにそのままいただくと、牛肉と塩の旨味、焼きの香ばしさなどローストビーフの味わいが非常にしっかりとしています。この辺りは素材の良さと原材料のシンプルさから美味しい旨味が出ていると思います。美味しい!
マスタードをつけると、しっかりとした酸味が加わり、フレッシュ感が出て、良く合います。ビーフの純粋な旨味を楽しむなら、付けない方がいいです。
和わさびを合わせると、わさびの清涼感がローストビーフの旨味を引き立て、爽やかで美味しくいただけます。やはり何かつけるなら、わさびが一番好き。
今回試し忘れましたが、原材料にある黒胡椒や(ヴァンナチュラル提案の)藻塩を付けて食べるのも、このローストビーフの素材の良さから来る美味しさを引き立ててくれて楽しめそうです。
この日は何も付けず、マスタード、和わさびの3パターンを繰り返して楽しみつつ、ワインに合わせました。
ワインに合わせると、
ローストビーフだけの状態でワインに合わせると、エトナ・ロッソのフルーティさや出汁の味わいを維持しながら、ローストビーフの旨味も楽しめます。さらに、両者の一部の味わいが混ざり合って調和した味わいになります。混じり合うことで、独特な旨味の美味しさを感じて美味しいです。
和わさびとローストビーフとワインは、多くの部分が調和して一つの味わいになっていたと感じました。不思議な感覚です。ある意味、それぞれの味わいは消し合っているのかもしれませんが、調和した新たな味わいを楽しめて、これはマリアージュだと感じました!
マスタードはワインと合わせると、酸味は抑えられていい感じですが、味わいとしては調和があまりなく、やや散らかった印象になりました。ローストビーフとマスタードは合いますが、さらにワインを合わせる必要はなさそうでした。なお、飲み込んでから次を口にする分には、どちらも全く問題なく美味しくいただけます。
フィッリアートのエトナ・ロッソはフルーティでエレガント!の基礎情報
・ワイン名:レ・サッビエ・デル・エトナ・ロッソ2018
・生産者:フィッリアート
・生産地:イタリア>シチリア州>エトナ
・葡萄品種:ネレッロ・マスカレーゼ80%、ネレッロ・カプッチョ20%
・原産地呼称等:DOC.エトナ・ロッソ
・気候や土壌:標高500~600m。北東斜面。昼夜の寒暖差が大きい。水はけの良い火山性土壌。
・栽培・醸造法等:ステンレスタンクで発酵、6ヶ月の樽熟成、2カ月の瓶内熟成。
・インポーター:オーバーシーズ
・参考価格(ネットショップ):2100円台
・購入先:トスカニー イタリアワイン専門店(楽天市場)
2112円で購入。
ネレッロ・マスカレーゼ関連のおすすめ記事
フィッリアートのエトナ・ロッソはシチリア州の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ他を使用したエレガント系のワインです。また、原産地呼称のDOC.エトナ・ロッソです。
下記はエトナ・ロッソではありませんが、同じくシチリアのネレッロ・マスカレーゼ他を使ったエレガントなワインです。
今回のフィッリアートのレ・サッビエ・デル・エトナ・ロッソと同じくおすすめのネレッロ・マスカレーゼのワインです。
コローシ・サリーナ・ロッソ2017/カンティーネ・コローシ
2100円台~。胡椒や清涼感のあるスパイス、花、赤系と黒系果実の芳しい香り。少し熟したフランボワーズなどの赤系ベリーの果実、アメリカンチェリーのような黒系果実、甘いスパイス、ハーブなどのエレガントな味わい。
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