今回のワインはO.W.L.WINEで10本をまとめ買いしたメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュ・ワインです。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのルージュとブランを試飲して、クオリティの高さと美味しさを感じた造り手です。
今回抜栓したのはブルゴーニュでもコート・ドールのさらに南に位置するコート・シャロネーズのジブリです。
私の中ではジブリはルージュもブランもお値打ちで掘り出しものをよく見つけるアペラシオンです。しかも、見つけたときはワインが非常に素晴らしいことが多いイメージがあります。
今回も期待をしつつ、ジブリを抜栓しました。
そんなワインの感想です。
目次
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリ２０１９
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリ２０１９の情報は輸入元兼購入先のO.W.L.WINEから抜粋・引用しています。
鮮やかな黄金色で、透き通った色。蜂蜜やレモンの香りが目立ちます。数年寝かせると、ドライフルーツの香りも加わり、より味わい深くなります。ジヴリの白ワインは全体の15％しか作られず、非常に希少です。繊細で甘さと酸のバランスがよく、長く熟成できるところが特徴です。
おすすめの飲み方：魚のソテー(軽めのソース)、白身魚、野菜煮込み
おすすめの温度：11°C〜13°C詳しくはこちら（O.W.L.WINEのページ）
ジブリ２０１９の生産者：メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ
今回のワイン、ジブリ２０１９は、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブというブランドでリリースされているワインです。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブはいわゆるネゴシアンです。ドメーヌ・ゴーフロワが他のワイナリーのワインを買い付け、販売しています。
ドメーヌ・ゴーフロワは自社畑の内、樹齢50年超のブドウで造るワインしか自社ブランドではリリースしないという、こだわりの造り手です。その理由はブルゴーニュのテロワールを表現することにあります。
ちなみに、樹齢50年未満のブドウはネゴシアンに売却しているとのことです。なんと勿体ない！ それだけにテロワールやクオリティにこだわりがあるということだと感じます。
そんなドメーヌ・ゴーフロワが敢えてメゾン・ゴーフロワ・ジャコブとしてネゴシアンのワインをリリースしています。
単にワインを仕入れているのではなく、ブドウ栽培からワイン造りまで手伝うなど、仕入れ先とは特別な関係を築いています。そのため、質の高いワインの仕入れを実現しています。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインのクオリティ、仕入れ先の造り手との関係、ドメーヌ・ゴーフロワのワイン造りのこだわりなどについて、輸入元のO.W.L.WINEに訪問してお聞きしてきた内容を下記記事でレポートしていますので、ぜひご参照ください。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリ 上品な甘やかさと爽やかさの感想
美しく透き通るやや薄めの黄金色。
蜂蜜、少し甘やかな花、バター、ハーブ、白い花、優しい柑橘類などの多彩な香り。華やかさ、甘やかさ、爽やかさが優しく香る。
スワリングすると、はっきりとしたバターの風味、トロピカルフルーツやバナナ、ハーブ、甘やかな花、優しいレモンなどの柑橘類、蜂蜜、白い花などの香り。
スワリングすると各香りの特徴が強くなり、非常に素晴らしいです。様々な香りが、強すぎず、優しく調和しながら漂います。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリの香りは、過去の経験の中では最もふくよかさと爽やかさをしっかりと感じ、バランスが良いと感じます。
口に含むと、まろやかな口当たり、控えめな甘味と、僅かな苦味を感じる。
まろやかで優しいバナナやトロピカルフルーツ、パッションフルーツなどの南国果実、控えめな甘やかさとコクのあるブリオッシュ、ピールなどの味わい。
非常にマイルドですが、優しいコク旨感やふくよかさを感じ、芳醇です。僅かな苦味が複雑さを演出していて美味しい。
味わいには南国果実が並びますが、こってり感が全くなく、非常にエレガントです。まろやかで優しいフルーティな美味しさです。
素晴らしいブルゴーニュ・ブランです。
抜栓２日目、バニラ、トロピカルフルーツ、パパイヤ、緑のハーブ、バター、ブリオッシュなどの香り。
口に含むと、トロピカルフルーツ、バナナ、バニラ、バター、ブリオッシュ、ライム、ミネラルなどの味わい。
非常に上品な甘やかさ、それでいて、こってりせず、爽やかさとジューシーさを感じながら、フィニッシュします。
明らかに抜栓２日目の方が香りの多様性があり、味わいが引き出され、そして、エレガントです。非常にバランスもいいです。しかも非常にジューシーです。
このワインは抜栓初日も素晴らしいかったですが、味わいが抜栓２日目の方が圧倒的に美味しいです。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリも非常に素晴らしい香りと味わいで、しかもバランスが良かったです。こういうブルゴーニュ・ブランは非常に好みです。
そして、抜栓２日目の味わいが特に素晴らしい。ちなみに、香りは抜栓初日も２日目も同水準の素晴らしさです。ぜひ抜栓２日目以降用に残して、楽しんで欲しいと感じます。
価格も4200円台とメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの中でも控えめですので、特におすすめです。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリ 上品な甘やかさと爽やかさに合わせた料理など
・真鯛のポワレ レモンバターソース：天神橋ijii
焼き色が付いた香ばしい真鯛に、レモンの爽やかな風味、控えめにバターのコクを感じます。香ばしさとコクをさっぱりといただけます。
ワインに合わせると、緑のハーブを感じ、ややさっぱりなフルーティさが前面に来る。バターの風味はあまり感じず、さっぱりさ、複雑さを感じます。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリの基礎情報
・ワイン名：ジブリ２０１９
・生産者：メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ
・生産地：フランス＞ブルゴーニュ＞コート・シャロネーズ＞ジブリ
・葡萄品種：シャルドネ
・原産地呼称等：AC.ジブリ
・抜栓時期：2022.05.
・インポーター：O.W.L.WINE
・参考価格（ネットショップ）：4290円
・購入先：O.W.L.WINE（公式ページはこちら）
下記記事ではメゾン・ゴーフロワ・ジャコブに加え、O.W.L.WINEについても詳しく掲載しています。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュ・ワイン関連のおすすめ記事
今回はメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリ２０１９を抜栓しました。香りが素晴らしく、そして、抜栓２日目の味わいが特に素晴らしく、非常に上品な甘やかさ、爽やかさとジューシーさを感じるワインです。
4200円台と言う価格からもコスパが高いブルゴーニュ・ブランだと思います。
下記はメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュ・ルージュです。いずれも非常に素晴らしいワインですので、重ねておすすめです。
・オーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・ル・ヴァル２００１/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ
8600円台。熟れたフルーツのエキスのような出汁の、何とも言えない古酒ならではの甘やかさと旨味のエレガンスを感じるワイン！
ブランデー、なめし皮、土、火打ち石、スパイス、森の下草、熟しきった赤系・黒系ベリーのエキスの非常に奥深い複雑な香り。口に含むと、熟しきった黒系ベリーや赤系ベリーのエキスの出汁、土、きのこ、リキュールなどの味わい。
・ボーヌ２０１９/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ
5940円。
抜栓初日の赤いベリーから抜栓４日目のブラックチェリーの甘やかさまで、変化も楽しめるブルゴーニュ・ルージュ！
口に含むと、甘やかなフランボワーズ、赤系ベリーの出汁っぽさ、スパイシーさ、リキュールなどの艶やかさもあるフルーティな味わい。
甘やかなストロベリーなどの赤系ベリー、バラの花、スパイスなどのエレガントな香り。
