今回のワインはJulie(ジュリー)でまとめ買いした5本の内の1本です。
生産地は左から順に、フランスのボルドー、ドイツのバーデン×2種類、日本の山梨県、仏のアルザスです。
そして、今回抜栓したのは山梨県の甲州で造る、鳥居平今村のこだわりのワイン、柏尾山南方2020です。
非常に香り高く、ふくよかですが、爽やかさに飲める甲州でした。
そんなワインの感想です。
目次
鳥居平今村が造る柏尾山南方2020
鳥居平今村が造る柏尾山南方2020の情報は、購入先のJulie(ジュリー)から抜粋・引用しています。執筆時現在は引用元ページが見つかりませんでした。
【テロワール】
勝沼地区勝沼町内には「柏尾」と呼ばれるアペラシオンがあるが、その中でも甲州葡萄発祥伝説が残る大善寺の寺領であり、
優れた日照条件を持つ<南向き斜面>の柏尾山の畑だけ を「柏尾山南方」と呼称。肥沃な勝沼の土壌とは異なる、
粘土質に礫(れき)が混じるミネラル土壌。標高400~500 mの南向きの日当たりと水はけの良い斜面。勝沼の中でも、
富士山からの冷たい風「笹子下ろし」の影響を最も受け冷涼。ワインはキレの良い涼しげな酸が特徴となる。【味わい】
グレーグリーンがかった淡いレモンイエロー。柚子、梨、スイカズラや白檀などの爽やかな香り。
凛とした骨格を持ち、熟した果実味にきりっとした涼しげな酸味、ミネラル感がバランスし、引き締まった余韻が柔らかに続く。
柏尾山南方2020の生産者:鳥居平今村
鳥居平今村が造る柏尾山南方2020の生産者、鳥居平今村の情報は、鳥居平今村から抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(鳥居平今村のページ)
本場フランス仕込みのワインづくりを手がけて以来130余年。初代から三代にかけ今村家の家訓ようにして今月まで守り伝えられてきた「こだわり」があります。「ぶどうの栽培から醸造、販売まで、全て一貫した手作り」つまりは人任せにしないというのが、こだわりのワインづくりのポリシーです。
地下のワインセラーには、ひっそりと熟成の時を刻むワインがおよそ10万本。その中には値が付けられない貴重品・家宝とも言うべき100年物ワインも秘蔵。自慢のワインを少しずつ世に送り出し、またそれを本当に愛してくださる方々に味わっていただく。そんな光景を思い描きながら、ワイン造りに心を傾け丹精込めて育てあげる。毎年少しずつ生み出すワインを長年にわたり貯蔵。時が深い味わいを醸し出すヴィンテージワイン。こだわりのワインをお届けします。
鳥居平今村が造る柏尾山南方2020 香り高い、こだわりの甲州の感想
非常に透明度の高い薄いイエロー。
フレッシュなレモンなどの柑橘類、白系の花々、ハーブ、少しりんごなどの爽やかさと少し甘やかな優しい香り。その後ろに、非常に控えめに、洋梨やオレンジなどのふくよかな香り。
フレッシュな柑橘類もシャープな印象ではなく、優しい印象ですが、イキイキしたフルーティさをイメージします。
全体のイメージはシトラスとフローラルな香りです。非常に香り高く、芳しい香りがします。
口に含むと、控えめな酸味、少し甘味、ごく僅かに苦味がある。
ラフランス、パッションフルーツ、アプリコット、ライム、オイルっぽさなどが、どんどん変化していきます。
余韻も長く、フルーツやハーブなど様々な味わいがして、最後の最後に南国果実の味わいが残ります。
かなりふくよかな甲州です。南国果実の様々な味わいをイメージしますが、実際にはそれ程濃く感じません。
厚みもありますが、上品で透明感のある味わいです。さらに、優しい爽やかな香りが、味わいも含めた全体に爽やかさを与えてくれます。
私レベルでは表現できませんが、口に含むと、様々な味わいを感じますが、重なっていくと言うよりも、どんどん移り変わっていくイメージでした。
非常に面白く、美味しいワインです。
鳥居平今村の柏尾山南方2020は、上品なふくよかさの上、爽やかな印象でもあるので、蒸し暑い日本の夏でも非常に美味しく飲むことができます。
芳しい香りや様々な味わいをじっくりと楽しみながら、バランスが良いので、爽やかに飲むことができるんだと思います。
特に、暑い季節はよく冷やして、南国果実感と甘味を押さえぎみに飲むのがおすすめです。
限られた地域で造られる、特有のテロワールを持つ甲州のようですので、やはり一味違う甲州という印象を受けました。
貴重なワインと思いますので、見つけたら是非試していただきたい甲州です。
香り・味わいともに他の甲州とは違うということを、感じられるのではないかと思います
鳥居平今村が造る柏尾山南方2020の基礎情報
・ワイン名:柏尾山南方2020
・生産者:鳥居平今村(シャトー勝沼)(鳥居平今村の公式ページはこちら)
・生産地:日本>山梨県>勝沼町>柏尾>柏尾山南方
勝沼地区勝沼町内には「柏尾」と呼ばれるアペラシオンがあり、その中でも甲州葡萄発祥伝説が残る大善寺の寺領であり、優れた日照条件を持つ<南向き斜面>の柏尾山の畑だけを「柏尾山南方」と呼称。
・葡萄品種:甲州
・気候や土壌:標高400~500 mの南向きの日当たりと水はけの良い斜面。勝沼の中でも、富士山からの冷たい風「笹子下ろし」の影響を最も受け冷涼。
粘土質に礫(れき)が混じるミネラル土壌(勝沼の肥沃な土壌とは異なる)。
・抜栓時期:2022.07.
・参考価格:2700円位
・購入先:Julie(ジュリー)
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甲州で造る山梨ワイン関連のおすすめ記事
今回は鳥居平今村が造る柏尾山南方2020を抜栓しました。非常に限られた地域(柏尾山南方)で造られる、非常に香り高く、ふくよかですが、爽やかに飲める、こだわりの甲州でした。
下記は同じく山梨県の甲州で造るおすすめワインの感想の記事です。
・グレイス甲州鳥居平畑2017/グレイスワイン(中央葡萄酒)
3500円台。山梨県勝沼町の鳥居平畑のみで収穫した甲州100%。シュール・リーという滓引きをしない独特な製法で造られています。
ゆずなどの優しい柑橘系、りんご、ハーブの素晴らしい香り。
口に含むと、蜜がいっぱいのりんごなど、味わい深く、サッパリとした系の果実、胡椒などのスパイスやハーブなどが加わり、全体としては膨よかな味わい、ミネラルをしっかりと感じる。
・シャトー・メルシャン・玉緒甲州きいろ香2018/シャトー・メルシャン
2000円位~。
柔らかい和柑橘や日本産の柑橘系果実、緑や爽やかなハーブなどの香り。口に含むと、日本産のオレンジやレモン、すだちやゆずなどの和柑橘、優しい爽やかなハーブ、ミネラルなどの味わい。
・トラディショナル・リッチ・テイスト・甲州2020/蒼龍葡萄酒
1700円台~。
アカシアやジャスミン、いずれも控えめに、白桃、ラ・フランス、和柑橘、バニラ、ハーブ、ブリオッシュなどの香り。口に含むと、ややフレッシュな和柑橘、抑えた南国果実感、ミネラル、ハーブなど非常にジューシーなワイン。