今回は2018年にまとめ買いして、エノテカのレンタルセラーで5年程熟成させていたブルゴーニュ・ルージュです。
お気に入りの造り手の二コラ・ロシニョールが造るサヴィニー・レ・ボーヌ2014です。
二コラ・ロシニョールは以前飲んだACブルゴーニュ・ルージュ以来のファンですが、やはりサヴィニー・レ・ボーヌはACブルゴーニュとは一味違う美味しさでした。
そんなワインの感想です。
目次
二コラ・ロシニョールのサヴィニー・レ・ボーヌ2014
二コラ・ロシニョールの素晴らしいサヴィニー・レ・ボーヌ’14の情報は、輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
サヴィニー村の丘の麓に広がる1級畑レ・フルノーの下に位置する畑のブドウを使用。
主に粘土質からなる平らな土地で、樹齢50年の古樹のブドウが生む、複雑さと綺麗な果実味を堪能できます。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
サヴィニー・レ・ボーヌ’14の生産者:二コラ・ロシニョール
サヴィニー・レ・ボーヌ’14の生産者、二コラ・ロシニョールの情報は輸入元兼購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
ブルゴーニュの未来を担う醸造家としてその名を馳せるニコラ・ロシニョール。
「ブルゴーニュの未来の10傑」に選出され、デキャンタ誌では一流生産者のアルマン・ルソーやコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエと並び、最高評価の5ツ星を獲得するトップ生産者です。
ニコラ・ロシニョールでは30のアペラシオンを所有しており、各区画のテロワールの特徴を最大限に引き出せるようなワイン造りを行っています。
畑では、ブドウのアロマや果実味を活かすため、ビオディナミのテクニックも取り入れながらドメーヌのスタイルに合ったブドウ栽培を実践。
手摘みで収穫したブドウは、徹底的に選果された後100%除梗します。
ブドウは2週間もの間10~15℃の低温浸漬を実施。その後天然酵母で自然な発酵を行い、無濾過でボトリングされます。
こうして仕上がるワインは、テロワールを素直に生かした味わいが特徴。ブドウの華やかなアロマと旨みが溢れるエレガントな仕上がりです。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
二コラ・ロシニョールの素晴らしいサヴィニー・レ・ボーヌ’14の感想
全体にオレンジ色がかっているが、まだフルーティさもイメージするイキイキとしたガーネット色。
熟したラズベリーなどの赤系ベリー、熟した果実のエキス、少しオレンジ、出汁、シナモンやタイムなどのスパイス、花束などの香り。
かなり熟成が進んだ出汁っぽさやエキス感と同時に、フルーティな香りも未だに感じます。
さらに、花々の香りや甘やかさ、清涼感のある香りが漂う。
出汁っぽく複雑で、かつ、フルーティな香りです。
口に含むと、わずかな刺激があり、酸味も僅かに感じる。独特な甘酸っぱさも少し感じる。タンニンは完全に溶け込み、ほぼ感じない。
透明感もあるボディですが、しっかりと詰まった密度を感じ、骨格はしっかりしている。
熟した甘酸っぱいラズベリーやストロベリー、オレンジ、出汁やフルーツのエキス、やや刺激を感じるスパイスなどの味わい。
熟したラズベリーの甘やかさや、オレンジのようなまろやかな酸味と風味があり、果実の独特な甘酸っぱさも形成しています。
実際には酸っぱいと感じる訳ではありませんが、僅かに酸味を感じます。
また、出汁やフルーツのエキスなどの旨味も感じて、熟したフルーティさと渾然一体となって、熟成による複雑な旨味が感じられます。
そして、スワリングしていくと、徐々に甘やかさや旨味が前に出てきて、酸味が後ろに回り込み、熟した赤系ベリーや出汁の旨味や美味しさがより感じられます。
年齢を重ねて大人の気品と色気を身に着けたレディ。時折見せるチャーミングさも、また魅力的に感じられます。(妄想中…)
二コラ・ロシニョールの素晴らしいサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2014でした!
今回は2014vtと抜栓時8年程経過したサヴィニー・レ・ボーヌでした。
以前飲んだ二コラ・ロシニョールの若いACブルゴーニュ・ルージュでも、今回のワインの片鱗を感じることができるエレガントな赤い果実のイメージでした。
同じ二コラ・ロシニョールのブルゴーニュでも、サヴィニー・レ・ボーヌが8年程も熟成をすると、上述のワインの感想のとおり素晴らしい美味しさになっています。
時折見せる甘酸っぱい果実は、若い頃の姿を想像させて、それも楽しめます。
しかし、年数を重ねて熟成が進んだ抜栓時の状態は、非常に美味しかったです。
ワインも熟成年ごとの魅力があるなぁと改めて実感しました。そして、8年熟成した後に垣間見える若き日の姿も、また魅力的でした!
二コラ・ロシニョールの素晴らしいサヴィニー・レ・ボーヌ’14に合わせた料理など
・バゲット・ルヴァン / 泉北堂。購入先:高島屋大阪店。
・コスタドーロ イル・グレッツォ エクストラヴァージン オリーブオイル / コスタドーロ
ノンフィルターらしい濁りがあり、口に含むと、非常に濃厚で、角がなくまろやかな風味が非常に美味しいです。
バゲットにつけると、ルヴァン種などで作った味わいのしっかりしたバゲットですが、オリーヴオイルのまろやかな味わいもしっかりと感じることができます。
どんなパンにも合いそうなオリーヴオイルです。
美味しい!
二コラ・ロシニョールのサヴィニー・レ・ボーヌ’に合わせると、フレッシュな果実感が表れ、ワインもバゲットもイメージが変わり、非常に美味しい別の側面を見せてくれます!
個別に口に含んでそれぞれの純粋な味わいを楽しむも良し、同時に口に含んで、ペアリングによる違う美味しさを楽しむも良し!
これはどちらもおすすめです!
写真のオリーブオイルはInstagram上で富士貿易株式会社(@fujitraiding_lfg)が実施したキャンペーンに当選していただいています。
・コスタドーロ イル・グレッツォ エクストラヴァージン オリーブオイル / コスタドーロ(公式ページはこちら)
「IL GREZZOはイタリア産のオリーブから搾られた無濾過のオリーブオイル。収穫したてのオリーブの実からコールドプレス製法(低温圧搾法)により搾られた新鮮なオイルをフィルターにかけることなくそのまま瓶詰めしました。濃厚でフルーティーな香りと味わいは、パンにつけたり、ドレッシングに使ったり等、是非”生”でお楽しみ下さい。」(輸入元、富士貿易株式会社のページから引用。こちら))
二コラ・ロシニョールの素晴らしいサヴィニー・レ・ボーヌ’14の基礎情報
・ワイン名:サヴィニー・レ・ボーヌ2014
・生産者:二コラ・ロシニョール
・生産地:フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ>サヴィニー・レ・ボーヌ
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:AC.サヴィニー・レ・ボーヌ
・気候や土壌:1級畑レ・フルノーの下に位置する粘土質からなる平らな土地。
・栽培・醸造法等:樹齢50年。
・抜栓時期:2022.11.
・インポーター:エノテカ
・参考価格(ネットショップ):6500円位(2018年当時)
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
エノテカオンラインのクラブエノテカプレミアム(VISAカード)の特典であるケースオーダー20%割引で、5100円台で当時購入。
二コラ・ロシニョールとサヴィニー・レ・ボーヌ関連のおすすめ記事
今回は二コラ・ロシニョールのサヴィニー・レ・ボーヌ2014を抜栓しました。
出汁と熟したフルーティさが渾然一体となった旨味を感じるブルゴーニュでした。
下記は同じく二コラ・ロシニョールのACブルゴーニュ・ルージュと、他のワイナリーの同じくサヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュです。
・ブルゴーニュ・ピノノワール2015 / 二コラ・ロシニョール
4000円台。
華やかな花の香りがします。赤い果実や土の香り。
口に含むと、エレガントな赤系果実の味わいがあり、複雑にスパイスなどが混ざり合っています。うっとりする美味しいワインです。
・サヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ2015/ルーデュモン
ブルゴーニュ。5,100円台〜。
熟れた甘いストロベリーなどの赤系ベリー、甘い花々、清涼感のあるスパイス、少しリキュール、森の下生えなどの香り。
口に含むと、熟しつつあるフランボワーズやストロベリーなどの赤系ベリーの少しの酸味と甘やかさ、滋味深い出汁などの複雑で、透明感のある味わい。
・サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・タルメット2018/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ
ややフレッシュな甘酸っぱい赤系ベリーの透明感のあるジューシーさが非常に美味しいワインです。ブルゴーニュ。8250円。
スミレの花、甘酸っぱさのある赤系ベリー、爽やかなスパイス、オレンジやプラムなどのフルーティで、爽やかな香り。
口に含むと、やや甘酸っぱい赤系ベリー、プラム、なめし皮、ミネラルなどの味わい。