今回は珍しくコート・デュ・ローヌのシャルドネです。
そして、初めて飲むワインです。
購入したワインセットの中に入っていた1本でしたが、非常に美味しいワインでした。
今回はローヌのシャルドネにも素晴らしいワインがあることを発見する契機となりました。
そんなワインの感想です。
目次
シャトー・ド・トゥーレットの秀逸なティニュス・シャルドネ2019
シャトー・ド・トゥーレットのティニュス・シャルドネの情報は、輸入元のテラヴェールから抜粋・引用しています。
シャトー・ド・トゥーレットの標高420mの位置にあるライムストーンが大量に含まれている1つの区画の葡萄のみを使用。
ジャン・マリー本人による醸造。
フリーランジュースのみなので高い酸度でフレッシュ。
バリック発酵、熟成(40%新樽)。樽熟後、セメントタンクで更にシュール・リー熟成。
詳しくはこちら(テラヴェールのページ)
ティニュス・シャルドネの生産者:シャトー・ド・トゥーレット
ティニュス・シャルドネの生産者、シャトー・ド・トゥーレットを手掛けるジャン・マリー・ギュファン氏の情報は、輸入元のテラヴェールから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(テラヴェールのページ)
白ワインの天才『ジャン・マリー・ギュファン』
仏2大評価誌で毎年最高評価を得るシャルドネの専門家。その天才的ワイン造りを活かしたネゴシアン部門も高い評価を得ている。食事に寄りそう典型的マコン。
当主の「ジャン・マリー・ギュファン」は 1970 年代に 妻と共にブルゴーニュへ移住したベルギー人。 ワイン造りとは関係ない環境にいた彼だが、一気にト ップ生産者の仲間入りを果たしてしまう。 皆が彼を「天才」と呼ぶ。試飲をしていても芸術家の ように感覚でワインを判断していく。表現も独特。ワイ ンのパワーを表現する。
『ヴェルジェでは常に良い葡萄を自分で選んでその 畑の表情を引き出す。楽しい仕事だ。ギュファン・エ ナンは自分の葡萄のポテンシャルを毎年確認し、高 めるのだ』
毎年異なる60キュヴェをリリース。
ヴェルジェ/ギュファン・オ・シュッド/シャトー・ド・トゥーレット/シャトー・クロジオ/トゥリアングル・ド・ギュファン
シャトー・ド・トゥーレットの秀逸なティニュス・シャルドネの感想
やや薄い色ですが、不思議にくっきりとしたイエロー。
透明感と力強さの両方をイメージする色です。
フレッシュなパイナップルやトロピカルフルーツ、洋梨、りんご、白い花、スモーク、麦わら、スパイス、トーストなどの香り。
初めに飛び込んでくるイメージは、非常にフレッシュで、果肉たっぷりの南国果実の甘やかで、芳しい香りです。
次に香るのは、爽やかな白い花だったり、スモークや麦わら、スパイスなど様々な香りです。
非常に素晴らしい香りです!
口に含むと、控えめな酸味と甘味、少し苦味を感じる。僅かにトロミも感じる。
洋梨、アプリコット、りんご、パパイヤ、酸味の控えめなライムやグレープフルーツ、緑のハーブ、スパイス、バター、ミネラルなどの味わい。
様々な果実がたっぷりと入ったジューシーな美味しさです。
酸味は強くないですが、グレープフルーツや、ライムなどの緑色の柑橘類も感じます。
全体的には柔らかい口当たりです。
そして、余韻にかけては、緑色の果実や少しバターの風味も感じます。
かなりリッチなワインだとは思いますが、印象としては、そこまでリッチには感じません。
まったりしてそうですが、ジューシーなので、まったりとした印象でもありません。
不思議です。やはりそこには絶妙なバランスがあると思います。
リッチでコクがあり、フルーティでジューシー、そして、上品さもある美味しいさです。
非常に美味しいです!
今回のコート・デュ・ローヌのシャルドネ、シャトー・ド・トゥーレットのティニュス・シャルドネですが、非常に面白いと思います。
リッチ過ぎたり、複雑過ぎたり、逆に単調だったり、平面的に感じるローヌワインにも時折出会いますが、このワインは全く異なります。
絶妙なバランスが取れているワインだと思います。
価格は3000円台ですが、もっと特別なワインに感じる美味しさです。
ちょっとリッチでコク旨ですが、印象としてはリッチ過ぎる印象ではありません。
ですので、敢えてあっさり系の白ワイン好きも含めた、白ワイン好き方全般におすすめしたいワインです。
さらに、シャルドネを色々と飲まれている方にもおすすめしたいです。
様々な白ワイン好きな方が、どんな感想を持たれるかを聞いてみたいですね。
このシャルドネを見かけたら、是非試してみてください!
シャトー・ド・トゥーレットの秀逸なティニュス・シャルドネに合わせた料理など
・マンゴー ジェリー/カカオサンパカ
「インド産のアルフォンソマンゴー使用。マンゴーの果肉を大きくカットし、アルフォンソマンゴーの濃厚感・果肉感を楽しんでいただける自然な甘みのゼリーです。」(公式ページから引用。こちら)
大きなマンゴーの果肉が入っていることもあり、マンゴーが半端なく美味しい!
程良い甘味のジェリーはマンゴーの味わいと共に、優しいフルーティな美味しさを形作っています。
ジェリー全体として、非常に美味しいです!
マンゴー自体が高価な果物なので、非常にリッチなジェリーでもありますが、その期待に充分すぎる程答えてくれています。
シャトー・ド・トゥーレットのティニュス・シャルドネに合わせると、ワインの南国果実感がアップしつつ、苦味も少しアップします。
ジェリーのマンゴーの風味が少し遅れて現れてきて、存在感を示してくれます。
その後、苦味が控えめになり、マンゴーがワインとよく馴染み、まるで初めからワインの中にマンゴーの味わいがあったかのように、美味しくフィニッシュします。
口に含んでから後半になるほど、ジェリーとのペアリングが非常によくなって行きます。
非常に良いペアリングでした。
暖かい地域のリッチなシャルドネとの相性が良いのではという仮説は当たっていたようです。
もっとリッチなシャルドネともいつか合わせてみたいですね。
・マンゴー イ ショコラタ/カカオサンパカ
「マンゴーの濃厚感・果肉感を楽しんでいただけるゼリーとすっきりした甘味のチョコレートプリン」(公式ページから引用。こちら)
シャトー・ド・トゥーレットのティニュス・シャルドネに合わせたマンゴー ジェリーは、カカオサンパカに商品の提供をいただいています。
・カカオサンパカ
「カカオサンパカ:1935年創業のスペイン最大のカカオ豆の輸入・チョコレート原材料の製造会社「Nederland(ネダーランド)」グループの子会社として、1999年バルセロナに誕生しました。
ミシュラン三つ星レストラン「エル・ブリ」のシェフやパティシエをはじめ、 20数名のスペインを代表するクリエイターたちの出資のもと立ち上げられたカカオサンパカは、常に斬新なアイデアと絶妙なコンビネーションでカカオの魅力を最大限に引き出し、新たなチョコレートの可能性に挑戦し続けております。
カカオの産地にも工場をもつネダーランド社をマザーカンパニーとするカカオサンパカでは、カカオ豆の選別から、高品質なチョコレート原材料の製造にいたるまで全工程を管理することができ、アトリエのショコラティエにより、300種以上の製品を作り上げる事ができます。
ハンドメイド:カカオサンパカは、人の手でしか作り得ない、心のこもったチョコレートづくりを大切にしています。 1つ1つ熟練した職人の手によって丁寧に作られるチョコレートは、 大きさや長さ、デコレーションも自然の形を生かして作るため、一つとして同じものがありません。」(公式ページから抜粋・要約。こちら)
オンラインショップ公式URL | https://cacaosampaka-shop.com/ |
cacaosampaka_jp |
シャトー・ド・トゥーレットの秀逸なティニュス・シャルドネの基礎情報
・ワイン名:ティニュス・シャルドネ2019
・生産者:シャトー・ド・トゥーレット
・生産地:フランス>コート・デュ・ローヌ
・原産地呼称等:ヴァン・ド・フランス
・葡萄品種:シャルドネ
・気候や土壌:標高420m。大量のライムストーンが含まれる区画。
・栽培・醸造法等:フリーランジュースのみ。バリック発酵、熟成(40%新樽)。樽熟後、セメントタンクで更にシュール・リー熟成。
・インポーター:テラヴェール株式会社 (公式ページはこちら)
・参考価格(ネットショップ):3000円台
・購入時期/抜栓時期:2023.02./2023.05. と 2023.06.
・購入先:ワイン見聞録(公式ページはこちら)
ワインセットに入っていた1本。
※インポーターのテラヴェールの直営オンラインショップ。
コート・デュ・ローヌの白ワイン関連のおすすめ記事
今回はシャトー・ド・トゥーレットのティニュス・シャルドネを抜栓しました。
リッチでコクがあり、フルーティでジューシー、そして、上品さもあるワインでした。
下記は同じくコート・デュ・ローヌの素晴らしい白ワインです。
・コンドリュー・ラ・ボネット/ルネ・ロスタン
13,000円。
レモン、ライム、黄桃、オレンジ、パッションフルーツ、トロピカルフルーツ、パイン、白い花、シナモンや爽やかなスパイス、胡椒、ハーブなどの香り。
口に含むと、パイン、黄桃、マンゴーなどの南国果実がたっぷりで、口の中にふあっと芳醇な味わいが広がり、芳しい香りが鼻腔から抜けていく。
また、レモンやライムなどの柑橘系果実とピール、ミネラルのニュアンスも感じる。